むし探検広場
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1510. 9. 4.2002 from yy さん 

 見たことのないトンボがいました。顔はとんぼですが蝶のような長い触角がついていて胸の部分には毛がはえています。はらはよく見るアキアカネよりも短く全体に黒っぽい色をしています。羽はトンボのように横に広がっておらず、カゲロウの羽に近いかんじがします。いろいろと調べてみましたが何かわかりません。教えてください。よろしくお願いします。触角の先は丸くなっています。

園長:その、へなちょこなトンボは「ツノトンボ」ではないかと思います。
 ツノトンボは、トンボという名前がついていますが、脈翅目というグループに属し、むしろウスバカゲロウなどに近い昆虫です。
 「カゲロウの羽に近い」というのは鋭いご指摘です。


1509. 9. 4.2002 from まちゅぴちゅう さん 

 少し涼しくなってきた今日この頃、ほぼ毎日位家の中ですごく小さなゴキブリ(体長4ミリ程度)を見かけるようになりました。バルサン(殺虫剤)を焚いて対処しています。
 しかし、昨夜子供の服に白い小さな卵(一個あたり0.5o位の大きさ)が10個ほど産み付けてありそのそばを黒っぽい2匹の虫が(体長1.5mm位)歩いていました。
この虫は丸に近い楕円の形をしていて2本の触覚と6本の足を持っていました。小さくて分かりにくいと思いますが一応写真を送ります。
 たしかゴキブリの卵は硬い殻に覆われていると思うんですけどこの服に付いていた虫はゴキブリなんでしょうかそれとも別の虫なんでしょうか?
どちらにしてもまだほかにも家の中にいるとしたら不安です。何か言い対処法はありますか?

 

園長:4ミリのゴキブリの幼虫と、この卵を産んだかもしれない1.5ミリの虫は、ぜんぜん別物でしょうね。
 一番近そうなのは「タバコシバンムシ」なのですが、確証はありません。大きさは2.5ミリ前後なので、目撃されたものよりは多少大きめです。
 こんな卵をこんなふうに産むものかどうかもよくわからないのですが、以前に写真を送っていただいたことがありますのでご確認ください。→No.1498 (その時のレスで、発生源などについてもふれています。)、


1508. 9. 3.2002

 

園長:投稿者の希望により削除しました


1507. 9. 3.2002 from 小太郎 さん 

 いつも楽しく拝見させて頂いております。
 だいぶ前に一度お邪魔したことがありますが、またお教えください。
 この写真の幼虫は何の幼虫でしょうか?
 また蝶や蛾などの幼虫も載っている図鑑などありましたら、お教えいただきたいのですが。
 よろしく御願いいたします。

 

園長:このインパクトのある幼虫は、「セスジスズメ」というガの幼虫です。
 いろいろな方からお問い合わせをいただく機会が多く、実は、身近な昆虫の「裏スター」的存在です。

 一般的なもので、蝶や蛾の幼虫の載った図鑑というのは、あまりないのですが、小学館・自然観察シリーズの「野や庭の昆虫」には、けっこういろいろ載っています。
 チョウの幼虫だけであれば、保育者・検索入門シリーズの「チョウ 1・2」がいいのですが、子供向けの「ニューワイド学研の図鑑 昆虫」にも載っています。


1506. 9. 3.2002 from ぷいぷい さん 

 最近、洗濯物をベランダに干していると、薄茶色の小さな卵が産みつけられています。大きさは直径1ミリくらいで固めです。規則的に並んで産みつけられており、一回の量は8個から12個です。しっかりついていて、はらったり少しこすったくらいでは落ちません。取ったあとは、衣類が茶色くなってます。なんの卵かわかりますか?たいした害はないと思うのですがとても気になります。ちなみにマンションの6階に住んでおります。

園長:洗濯物に卵が産み付る犯人は、カメムシの仲間である可能性が高いです。
 ただ、卵の形状や産み方にはいろいろパターンがあって、どうやら複数のカメムシが関与しているようです。
 一番被害が多いのはマルカメムシなのですが、その卵は長細いので、今回の犯人ではないと思われます。
 人家周辺でよく見られる種類にクサギカメムシというのがいて、丸い卵を産むのですが、卵の数はもう少し多くて、色も白っぽいので、これも違うかもしれません。
 いずれにしても、人体に深刻な害を与えるようなものではないと思います。


1505. 9. 3.2002 from ユイ さん 

 はじめまして。
 アパートで一人暮らしをはじめて三年目になるのですが、家の中で初めて発見したんです。
 1センチくらいで灰色でやもりのような感じなんですが、こちらで見てニホンヤモリの幼体だと思い調べてみたのですがどうも違うのです。
 あんなに目は大きくはっきりとしてないし、
 もっとデフォルメされた感じなんです。
 全体的にのっぺりとした感じで壁を歩いているところを見つけました。
 いったいなんなんでしょう?よろしくお願いします。

園長:1センチとは、とてつもなく小さいですね。
 ニホンヤモリなら、生まれたばかりでも数センチはあると思います。その極小のトカゲが何者であるのかは私にもよくわかりません。

 ‥‥でも、1センチってあまりにも小さい。
 10センチの書き間違いでもないですよね‥。

 日本本土にもともといる種類で、ニホンヤモリに似たものはいないので、やはり(栄養状態のよくない)ニホンヤモリではないかという気もするのですが、ひょっとしたら、ペットとして外国から持ちこまれた種類が、どこかからまぎれこんだのかもしれません。

 結局よくわからなくてすみません。


1504. 9. 2.2002 from さとる くん 

 僕は、4年生です。バッタが大好きです

 教えてください。なぜ、おなかがちょっと赤いショウリョウバッタがいるのですか?

 バッタに関する資料が少ないので困っています
 バッタは人気がないのでしょうか?

園長:たしかにショウリョウバッタには、おなかやあしがちょっと赤っぽくなったものがいますね。
 それはなぜか、というのはなかなか難しい問題です。
 ひとつ考えられるのは、そのほうが、かえって目立たないのではないか、ということです。
 ショウリョウバッタは、長い葉っぱの植物をまねてあんなに細長い体になっていると思うのですが、植物も、よく見ると、くきの部分などに赤みがかったところがある場合があります。
 なので、ショウリョウバッタも、すんでいる場所によっては、あまり全身が緑色一色よりも、ちょっと赤みがかったところがあったほうが目立たないのかもしれません。

 このように、昆虫の中には、同じ種類なのに、体の色やもようが違うものがまじっていることが時々あります。
 いろいろなものがまじっていたほうが、どんな場所でも誰かが生き残れる可能性が高くなるので、そうなっているのだと思います。

 人気の点でいうと、バッタよりも、甲虫の仲間やチョウのほうが人気が高いようです。
 でも、バッタたちもとても魅力的ですよね。


1503. 9. 2.2002 from Takahashi さん 

 胴体は緑で蝶のような蜂のような。
 尻尾のほうには、毛虫のなごりがある、羽は透明でトンボのようでも
 花の蜜を吸っていたのですが見当がつきますか?

園長:それは「オオスカシバ」というスズメガの仲間です。
 幼虫はクチナシの葉を食べるので、公園や人家周辺でもよく見られる種類です。

 ここにも写真を送っていただいたことがあります。→No.1487


1502. 9. 2.2002 from 松本 さん 

 はじめまして。幼虫の名前を調べようと思って、インターネットで検索していたら、こちらのホームページを見つけました。
 ホウセンカの葉についていた幼虫の写真です。
 「蛾の幼虫だろう」「いや、蝶の幼虫じゃないか」
ということで、わからずにいます。どうか教えてください。

 

園長:このユニークな姿の幼虫は、「セスジスズメ」というガの幼虫です。
 ヤブカラシ、ノブドウ、ホウセンカ、サトイモ、サツマイモなど、人家周辺にはえているいろいろな植物を食べるので、わりと目につく機会が多いイモムシです。


1501. 9. 2.2002 from 森川友博 さん 

 初めまして森川と申します。

 さて、添付の蜘蛛がダンポールの空箱から出てきて事務所内がパニックでした。

 体長5Cm程度の大型蜘蛛です。

 このダンボール箱は、少々大きな商品を送ったり帰ってきたりするのですが、何時何処で蜘蛛が進入したかわかりません。

 上手に写真は取れませんでしたが、写真を送ります。

 蜘蛛の名前をお教え頂ければ幸いです。

 

園長:ダンボールの中からこんなのが突然出現したらビックリですね。
 パニックのようすが目に浮かぶようです。
 これは「アシダカグモ」のメスではないかと思います。
 アシダカグモは、人家内に生息する大型のクモで、徘徊性のクモの中では日本最大、関東以南に生息する南方系の種類です。


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