むし探検広場
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1760.12. 6.2002 from とも♪ さん 

 こんばんわ!
 先日いただいたスイトピーの花に付いて来たようです。
 最初1センチほどで、この写真は3センチほどになりました。
 蛾の幼虫でしょうか?よろしくお願いします。

 

園長:これは「オオタバコガ」の幼虫ではないかと思います。
 先日、別の方からもキクの花についていた写真をいただきました。→No.1749
 体色は少し違いますが、たぶん同じ種類だと思います。

 「オオタバコガ」は、いろいろな野菜や園芸植物を食害する虫で、今まで記録のあるのは、トマト、ナス、オクラ、シシトウ、アスパラガス、エンドウ、レタス、キャベツ、ニンジン、ワタ、ラッカセイ、キク、バラ、カーネーション、ガーベラ、ヒマワリなどらしいです。
 エンドウも入っているので、同じマメ科のスイトピーにつくのは十分考えられます。


1759.12. 5.2002 from こうた さん 

 10月におじいちゃんが庭からチョウのさなぎを持ってきました。
 部屋の中に置いておいたのですが、暖房が効いていたせいか、昨日羽化してしまいました。
 自宅には現在シャコバサボテンの花ぐらいしかなく、その花には止まる気配もありません。
 少しでも長生きさせてあげるにはどうしたらいいでしょうか?
 教えてください。

 パパ代筆

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 すいませ〜ん
 先ほど、寒い時期に羽化したチョウをどうすればいいかって質問を送ったのですが、種類を書くのを忘れてました。
 多分キアゲハだと思います。
 で、他の質問を拝見させていただいたら、砂糖水なんかをあげると良いとのご回答を見つけました。
 で、さらに質問なのですが、
 砂糖水の濃度はどれぐらいが妥当なのでしょうか?
 重ねて教えてください。

園長:今の季節にキアゲハが羽化してしまいましたか‥。
 暖かい部屋においていたからですね。
 外に逃がしたら生きられないので、飼ってあげるしかないですね。

 砂糖水をわたやティッシュにしみこませてあげるのですが、濃度は5%前後でいいと思います。

 砂糖水のほかに、乳酸飲料や蜂蜜を水にとかしたものも使えます。
 もし蜂蜜が用意できるようなら、こちらのほうがほんらいの食べ物に近いのでいいかもしれません。
 蜂蜜の場合は、濃度5〜10%になるようにとかしてください。

 長く生かすためには、朝・夕2回はえさをあげてください。
 自分からはのまないことが多いので、その場合は、まえあしをえさにつけてみてください。
 それでものまない場合は、はねのつけねをおさえて固定し、つまようじで 巻いている口をのばして、えさにつけてあげてください。


1758.12. 2.2002 from 俊 さん 

 甲虫類の名前の由来を調べたいのですが、どうしたらいいですか?

園長:インターネットのどこかにも、ひょっとしたら調べられるところがあるのかもしれませんが、残念ながら今のところ私は知りません。

 「名前といわれ 昆虫図鑑」というコンパクトな図鑑があって、この本には昆虫類の名前の由来のことがいっぱい解説されています。甲虫のこともけっこう載っていたと思いますので、一度図書館などでさがしてみてください。 


1757.12. 1.2002 from さん 

 こんにちは。僕は、広島の大学に通っている学生です。
 今、調査で昆虫採集をしているのですが、その中でどうしても分からないものがあるのでよろしければどういった種か教えていただきたいと思います。

 2つとも、カメムシの幼虫のようなんですが、手元に同定できる図鑑が無いもので・・・。

 体の緑色のほうは体長5mmくらい、赤紫のほうは体長1cm弱でした。

 どうぞよろしくお願いします。

  

園長:小さいほうは、「ムラサキシラホシカメムシ(=ツヤマルシラホシカメムシ)」の幼虫にかなり似ています。(体色がもう少し赤みがかっていたらピッタリなのですが‥)

 大きいほうは、「ツマジロカメムシ」の幼虫に似ています。
 が‥、微妙に違います。近縁種の幼虫かもしれません。

 明快な答えでなくてスミマセン。


1756.12. 1.2002 from たろ さん 

 はじめまして。いきなりですが失礼します。
 最近、自宅の電化商品に虫が群がっています。。
 虫は一見紙虫っぽいんですが、紙には群がりません。
 パソコンなどの機械などに群がれると故障の原因にならないか心配です。
 一体何の虫なんでしょうか??対処法などがあると嬉しいです。

園長:電化製品に虫!?
 あまり聞いたことがない話です。
 どんな形をしていてどんな色でどんな大きさなのか、もう少し情報をいただけませんでしょうか。
 (情報をいただいても結局わからないかもしれませんが‥)


1755.11.30.2002 from ? さん 

 宿題で「なぜせみは、夏にしかいないのか、調べて来て下さい」と、先生が言いました。
 なぜですか?教えて下さい。
 小学1年生です。

園長:セミは、夏にしか見られない種類がおおいのですが、それは成虫にかぎったことです。
 セミの幼虫は、土の中で何年もかかって育ちますので、秋も冬も春も、ずっと生きつづけています。

 では、なぜ、成虫はみんな一度に夏にだけ出てくるのでしょうか。
 これは、なかなかむずかしい質問です。

 まず、セミの成虫はあまり長く生きられないので、オスとメスがうまくめぐりあうことができるように、みんないっせいに出てくるのだと思います。

 出てくる季節が夏なのは、
 ・木の活動がさかんで木の汁がいっぱい吸えるから
 ・木がしげっていて敵に見つかることが少ないから
 ・気温が高いので、敵の少ない夜にも羽化できるから
などが理由ではないでしょうか。


1754.11.30.2002 from けいすけ さん

 はじめまして。
 川辺でミミズを見たときに思ったのですが、ミミズも冬眠するのですか?
 教えてください。

園長:ミミズのことはあまり知らなかったので少し調べてみたのですが、どうやら冬眠するものとしないものがいるようです。

 一番よく見かけるミミズは「フツウミミズ」で、この種類は秋に卵を産んで死んでしまうので越冬はできません。

 堆肥などでよく見られ、ミミズコンポストにも用いられる「シマミミズ」は、何年か生きて、冬場は温度が5度以下になると冬眠するようです。
 冬眠するときは、地中に深く潜って部屋をつくり、その中で丸くなって休眠状態に入るらしいです。


1753.11.30.2002 from ? さん

 秋からバッタを虫かごで飼っております。雨蛙と一緒です。
 昨日雨蛙の冬ごもり用として桜の枯れ葉をかごに入れておいたところ白い泡状の物体があることに気づきました。子供と観察して「雨蛙の卵(モリアオガエルのように雨蛙も泡状の卵を産卵するのだ!)」と決定したのですが、妻が言うに「蛙一匹では卵は産まない!」とのご意見。この物体はバッタの卵と結論づけました。

 

園長:アマガエルとバッタが同居しているなんてほほえましいことですね。
 この物体は確かにバッタの卵のように見えます。
 (アマガエルはモリアオガエルのような卵は産まず、春〜夏に水の中に産卵します。)
 どんな種類かはわかりませんが、普通は地中に産みつけるものが産む場所がなかったので落ち葉に産んだのだと思います。
 空気中にあると乾燥してダメになってしまうのですが、この卵はまだそんなに乾燥し切っていないようにも見えますので、どこかの土の中、深さ数センチ前後のところに埋めてあげれば助かるかもしれません。


1752.11.29.2002 from U−MA さん

 はじめまして、U−MAと申します。
 
 今年10月14日、東京の山の登山入口で見つけた虫の画像です。
 ヤブヘビイチゴの葉上にいた、10mm前後の(←これらも多分)クモのようなアリのような昆虫ですが、写りの悪さもあって、何だかさっぱり分かりません。
 図鑑を見てみましたが、幼虫、脱皮などの写真が少なくやはり決め手に欠けます。
 なにとぞ〜宜しくお願いします。

 ※(博物館に問い合わせた所、「標本がないので断定出来ない」との返答があり、ただ、カメムシの仲間のような印象、を受けられたそうです。)

 

園長:この虫は、動いていましたでしょうか?
 もし動いていなかったのなら、羽化したあとの脱皮殻ではないかと思います。
 脚の踏ん張り方や、体が割れたように見えること、気管から伸びた糸状のものが見えることなどからそう思いました。
 種類を特定するのは難しいのですが、上半身が黒色で、下半身は白っぽい地色に黒の斑紋というふうに見えますので、博物館の方がおっしゃるようにカメムシの仲間には違いなさそうです。
 たとえばクチブトカメムシの仲間の幼虫には、このような姿をしたものがいくつかいます。


1751.11.29.2002 from wako_0330 さん

 こんにちは 初めて投稿します。
 オンブバッタのことなのですが 菊の虫取りのときに葉のうえに何組かのオンブバッタを見つけて驚きました。この寒いのになんで?・・・・
 毎年ここにいたのかな?などと考えながらインターネットでみて見ましたら菊のはを好むとありました。除草剤を使いたいのですが菊のアブラムシをプチプチしています。 このカップルは何時までこの葉の上に滞在すのでしょうか?

園長:オンブバッタは丈夫で繁殖力のある虫で、ちょとした花壇や草地にもしっかり居ついていることがあります。
 成虫は、普通は冬が来る前には交尾をすませ、メスは地中に卵を産み、みんな死んでしまいます。
 しかし、日当たりの良い場所に住んでいることが多いせいか、私の住む関西では12月に入っても見かけることがあります。
 いずれにしても、そろそろ命を次の世代に託し終えて、姿を消す時期です。


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