1900. 4.30.2003 from ２４ さん

園長：うむむむ。少なくとも足長おじさんことガガンボではないようですね。
　ケバエの仲間のオスには、（ハサミムシレベルでは全然ありませんが）尾部が二つに分かれたように見えるものがいますので、やっぱりケバエ関係が怪しいような‥。
　「ヒメセアカケバエ」や「メスアカケバエ」が、この時期に方々で大発生します。

1899. 4.29.2003 from ぴかいちまま さん

園長：そのイモムシは、土の中から見つかったのでしょうか？
　土の中から見つかって、カブトムシの幼虫にそっくりだとしたら、コガネムシの仲間（もしくはハナムグリの仲間）の幼虫ではないかと思います。
　コガネムシ関係の幼虫には植物の根を食べて育つものが多く、街中のプランターの土の中からも時々見つかります。

　土の中ではなく、葉っぱなどについていたのなら話はまた全然違ってきますが‥。

1898. 4.29.2003 from ゆきえ さん

園長：普通のミミズは、しっぽの方で切断した場合は、しっぽ部分が再生されます。　頭の近くで切れると死んでしまいます。

　ちなみに、近年発見された「ヤマトヒメミミズ」という小さなミミズは、再生能力がとても高くて、体を１０個に切っても、そのそれぞれが再生して１０匹のミミズになるらしいです。

1897. 4.29.2003 from いちばん さん

　時々、昆虫の名前を教えていただいている「いちばん」です。
　毎日必ず「むし探検広場」を楽しく拝見しています。

　大変おこがましいのですが、1892.4.26.2003.Ｍさんの黒い虫は「メスアカケバエ」ではないでしょうか。私が撮った写真をお送りします。
　私も、真っ黒で、長い足をだらんと下げて、多いときは何百匹も飛んでいるのを何回も見かけました。低いところを飛んでいるのをひょいと手で掴むことができました。
　「ケバエ」の仲間ですから刺したりはしません。
　この真っ黒い奴は「雄」です。不思議なことに「雌」が「雄」と一緒になって飛んでいるのは殆ど見かけません。
　更によく分からないのは「雌」一匹に対して「雄」の数は数十匹の割合で、娘一人に婿八人どころの騒ぎではありません。従って、交尾中の「雌」を横取りしようとする「雄」もいます。
　「雌」の写真は「昆虫エクスプローラー」に掲載されています。
　「雄」は全身真っ黒ですが「雌」は胸と腹が鮮やかな朱色をしていますので「メスアカケバエ」と名前がついたのではないかと思います。
　四月から五月にかけてよく見かけますが、出現期間は半月ぐらいです。

　園長先生、間違っていないでしょうか。

　
　
　

　なお、1894.4.27.2003.の「あかまんさん」と同じ、緑色の幼虫を桑の木で二匹見つけて、昨日から飼育中です。めったに見かけない「ゴマダラチョウ」の幼虫とのことなので、ぜひ成虫を見たいと願っています。
　「あかまんさん」投稿ありがとうございました。お蔭で私もこの幼虫の名前を知ることができました。

園長：なるほどなるほど、確かにＭさん宅の庭の黒い虫はメスアカケバエのオスが群飛していたと考えるのが正解っぽいですね。

　ハチだと大量に飛んでいるのはちょっと変だなと思っていました。

　たまたまその次のNo.1893の黒い虫はケバエかも‥と思い至りながらこっちの方は気づかずに間違ってしまいました。

　ご指摘ありがとうございました。

1896. 4.28.2003 from yoshy さん

　はじめまして。yoshyといいます。
　先日家の玄関で今まで見たことのない虫を発見しました。
　（それも結構大量に。。。）
　体の大きさは３、４�oってとこですが、足の長さは奇妙に長く、やけにアンバランスな感じがします。妻は蜘蛛じゃないかといいましたが、足は3対で明らかに昆虫だと思います。
　ちょっと見蜘蛛のようにも見えますが。。。
　よろよろと体を揺さぶるように歩きます。
　ぜひどんな虫か教えてください。

　

園長：おっしゃるようにこの足長虫は、蜘蛛ではなくて昆虫です。
　アブラムシの仲間（ゴキブリではなくアリマキの方）で、たぶん「クリオオアブラムシ」あたりではないかと思います。
　玄関の近くにクリの木はないでしょうか？

1895. 4.28.2003 from もんちっち さん

園長：働きアリはエサ集めのためにあらゆる場所を探索していますので、ウッドデッキやベランダも守備範囲に入っていると思います。
　ベランダに向かって列がつながっていたのは、ベランダで昆虫の死骸などのエサを見つけて、それをみんなで巣に運び込み、そのあとの列の名残だったのかもしれません。

　部屋に侵入させないためには、要所要所に残留性の高いアリ用殺虫剤を塗っておくといいと思います。
　特に、今回、列ができていたところには、アリのつけた「道しるべフェロモン」が残っているのでしっかり薬を塗るべきです。

　巣ごとやっつけるには、毒入りのエサを巣に持ち帰らせるしくみの巣退治用の殺虫剤もありますが、アリとの相性があって、うまくいかないことも多いようです。

1894. 4.27.2003 from あかまんま さん

　4月26日、神奈川県、県央の公園内の林縁で見かけた幼虫がなんの幼虫か分かりません。
　どうぞおしえてください。
　クロコノマチョウの幼虫だと思ったのですが、少し違うみたいです。
　写真を添付します

　

園長：このイケ面イモムシは、たぶん「ゴマダラチョウ」の幼虫ではないかと思います。
　幼虫で越冬し、今の時期にはエノキの木に登って葉を食べているはずなのですが‥。
　この幼虫の見つかったあたりにエノキはなかったでしょうか？

　クロコノマチョウの幼虫はもっと細くて頭部は黒いです。

1893. 4.26.2003 from 24 さん

園長：蚊のスタイルを全くそのまま大きくしたような虫だったら「ガガンボ」の仲間、蚊に比べたら胴がけっこう太めだったら「ケバエ」の仲間ではないかと思います。
　どちらも蚊のように吸血することはありません。

1892. 4.26.2003 from Ｍ さん

園長：確かなことはわかりませんが、ベッコウバチやアナバチの仲間かもしれません。これらのハチであれば、花がめあてではなく、もちの木にいる他の昆虫を狩ることを目的に集まっていたことになります。刺すことは刺しますが、大きな巣をつくるわけではなく、攻撃性はさほど高くありません。集団になっていたのもおそらく一時的なことだと思いますので、どうしても駆除しなければいけないことはないと思います。

　でも‥　そもそも、ハチの正体にあまり自信がありませんので、かなり推測をまじえた話になっています。ご了承ください。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

　その後、いちばんさんから、この黒い虫は「メスアカケバエ」ではないかというご指摘をいただきました。確かにそのほうがピッタリなので、私のお答えはお詫びして訂正します。メスアカケバエなら「大発生して不快」という害はありますが、人を刺すようなことはありません。
　いちばんさんのメールはNo.1897をご覧ください。

1891. 4.26.2003 from O*S さん

園長：その虫は、「セイヨウシミ」「ヤマトシミ」などのシミの仲間ではないかという気がします。

　シミは、書籍や穀類などを食害しますが、毒はありませんし、人間を刺したりすることもありません。

　戸棚や部屋の片隅に、乾燥食品が放置してあったり、ホコリがたまっていたりすると発生しやすいです。
　本棚の書籍の糊を食べていることもあります。

　退治のためには、部屋の掃除を徹底するとともに、戸棚の奥や押入れなど、暗く奥まったところに残効性のあるスプレー式殺虫剤を噴霧しておけば効果があると思います。