むし探検広場
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3020. 6. 6.2004 from ガンダーラ2号 さん

 はじめまして。神奈川県在住の大学生でガンダーラ2号と申します。
 アパートで一人暮らしを始めて3年目になりましたが、つい先日から今まで見たことのなかった虫がアパートの内外に出没するようになりました。
 最初は、家の中でチラホラ見かけるようになっただけだったのですが、先日、雨が降った夜に玄関から出てみると、アパートの廊下部分の至る所に同じ虫が大量発生(…と言っても確認しただけで20匹前後ですが)していました。

 恥ずかしながら男のクセに虫は大の苦手なので、とりあえず発見次第、殺虫剤で対処していますが、一体この虫は何なのでしょうか?
 名称と、発生する時期と原因(もしくは発生させないための対策法)、もし害虫なのであれば、具体的にどのような被害が予想されるか、なども教えて頂けると助かります。
 ついさっきちょうど1匹お亡くなりになりましたので、その写真を添付します。
 お手数をおかけして申し訳御座いませんが、どうぞよろしくお願い致します。

園長:こういう体型で住まいの害虫といえば、ゴミムシダマシの仲間か、カツオブシムシの仲間ではないかと思います。ゴミムシダマシ関係の方が怪しそうに思います。
 発生源は、乾燥食品、穀類などです。カツオブシムシの場合は、衣類やカーペットなども発生源となりえます。
 一度、貯蔵食品類を点検されてはどうでしょうか。
 発生時期は、夏場に多いですが、住環境によっては年中発生します。 


3019. 6. 6.2004 from ショパン さん

 都内に住んでいますが、うちの小さな庭に去年から雑木(ウツギの一種?)が生えてきて、毛虫の大群で大変だったんで引き抜いてしまおうとか思ったのを何とか我慢していたら、今年はかわいい白い花をいっぱい咲かせてくれました。
 春(5月中旬)にミツバチ(写真1)がいっぱい飛んできたので見ていたら、花の蜜を取らずに他のミツバチを襲っているものが数匹いました。襲っているところを何枚か写真に収めました。特に2匹してもつれあって横になったところを偶然撮れたので投稿します(写真2)。
 どうやら雄のニホンミツバチらしいのが雌に(強引な)求愛をしているみたいです。メスの方は後肢にいっぱい花粉を付けながら食事(?)していたのを邪魔されて余り気が進まないようでした。雌の後肢が体の上の方に引き上げられているのが良く分かると思います。このあとすぐ離れ離れになってしまいましたが、その後もオスのほうはしつこく狙ってましたよ。


園長:この2匹のミツバチは、たぶん、どちらもメスです。なので、このシ−ンは求愛や交尾ではないと思います。
 そこらへんに飛んでいるミツバチは全部働きバチで、働きバチは全てメスなのです。
 この2匹は、違う巣の働きバチで、そのためにケンカしていたのかもしれません。

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 追記

 このハチについて、めりべさんから、以下のご指摘をいただきました。

>あ、それから、3019番の「ミツバチ」?ですが、
>私には、少なくとも「ニホンミツバチ」の働き蜂には見えません。
>体型が明らかに違うと思うのですが・・・。いかがでしょうか?

 あっ!ほんとうだ。違いますよね。ミツバチとは。
 コハナバチの仲間っぽいですね。
 とすると、やっぱり、求愛行動だったのか‥。
 種名を指摘すべきところ、行動のほうを誤指摘してしまいました。
 園長、大失敗。すみませんでした。


3018. 6. 6.2004 from s.c. さん

 初めて投稿させて頂きます。
 母親が趣味で、庭に生えている柚についたアゲハの幼虫を拾ってきては籠で孵しているのですが、先日底に溜まった糞の掃除をしているときに、抜け殻のようなものを発見しました。
 全長は5mm強で、私の浅い虫の知識では、その形状から何の虫なのか判断することすら出来ません。
 抜け殻だとすれば、籠の中に本体がいるのだと思われますが、そちらも発見できていません。
 果たしてこれはどういった虫なのでしょうか。
 追記:発見されるペースは一日か二日に一回くらいで、回を追うごとに大きくなっているようです。

園長:一見、フシギな物体に見えますが、これは、アゲハの幼虫の頭の部分(+その周辺部)の脱け殻のようです。
 アゲハの幼虫が成長するに連れて、大きくなっているんですね。


3017. 6. 5.2004 from めりべ さん

 こんにちは。園長先生! めりべです。
 横浜の「海の見える公園」のバラ園で6/5撮りました。ハナバチの仲間でしょうか?黒くてつやつやした可愛らしい蜂です。よろしくお願いいたします。

園長:丸っこい体型がかわいいですね。
 おっしゃるようにハナバチの仲間だとは思いますが、詳しい種類はよくわかりません。
 手もとの図鑑で調べてみたところ、「キホリハナバチ」というのが一番似ているようです。


3016. 6. 5.2004 from きぃ さん

 続けざまで、本当にすみません・・・。
 困ったことが起こってしまいました。
 先日、5つのアゲハのさなぎを確認したのですが、実はもうひとつさなぎになったものがありました。
 しかし、発見した時には地面に落ちていて、こちらで拝見したように接着剤で、少しでこぼこのある厚紙にはりつけました。
 手近に板がなかったので・・・。
 それでも、なんとか羽化はしたものの、それは哀れな姿でした。
 綺麗に伸びたのは左の上の羽だけで、あとは曲がったり、ねじれたりして歩くのにも難儀している様子でした。
 しかもよく見ると、ねじれて縮まったままの左の下の羽が腹の下にまで届いてしまっていて、それが一番後ろの足にからまって転んだり、倒れたりしてばかりなのです。
 一日たっても羽が伸びるそぶりもないので、もしも害がなければ、縮んでいる羽を少しだけでも切って、せめて歩くのだけでも楽にしてあげたいと思うのですが、大丈夫でしょうか?
 えさは、まだ食べてくれませんが、砂糖水と乳酸飲料を用意しています。
 本当に続けてすみません・・・。

園長:そのかわいそうなアゲハは、動くのに邪魔になっている部分の翅はむしろ切ってあげたほうがいいです。
 どうしてもエサをとらない場合は、乳酸飲料などをティッシュに染みこませ、前脚を触れさせたり、ストロー状の口を爪楊枝などで引き伸ばして触れさせてみてください。


3015. 6. 5.2004 from ぺいちゃん さん

 はじめまして。うちのベランダに大きなコメツキムシが這いまわっていたので捕まえました。図鑑で調べるとウバタマコメツキのようです。体長は3.3cmあります。しばらく家で飼って観察してみたいのですが、どんなふうに飼育すればいいのでしょうか?エサや飼育環境などについて教えてください。お願いします。

園長:ウバタマコメツキは、幼虫のうちは他の昆虫の幼虫などを捕まえて食べる肉食ですが、成虫の食べ物はよくわかっていないようです。
 以前、よく似た種類のフタモンウバタマコメツキを捕まえたとき、昆虫ゼリーを食べていた記憶がありますので、昆虫ゼリーである程度の期間は飼えるのではないかと思います。
 飼育環境としては、クワガタムシなどと同様に、プラスチックケースに昆虫マットを敷いて、朽木などを入れておけばいいのではないでしょうか。
 野外では、マツの枯れ木によくいるので、マツを入れてあげれればよりベターかもしれません。


3014. 6. 5.2004 from 茜まま さん

 茜ままです。
 家の前で瀕死の甲虫を見つけました。ゴミムシなのかゴミムシダマシなのか...。大きさは2cm未満...?!艶のいい黒い甲虫です。何処からきたのか初めてでした。

園長:これは、だましていない、ほんとうのゴミムシの仲間です。似た種類が多いので、詳しい種名まではわかりませんが‥。
 (ゴミムシダマシたちも、別にだまそうと思っているわけではなくて、人間が勝手に名づけているだけですけどね)


3013. 6. 5.2004 from デジカメ父さん

 昨年は色々と教えて頂きありがとうございました。
 今年も暖かくなって、また虫撮りなど再開しました。
 さて画像の虫なんですが、大きさは5mmくらいで、オトシブミのようにも見えるのですが、私の図鑑には載っていませんでした。
 これは違う種なのか、または変異なのか教えて頂けないでしょうか。
 どうぞよろしくお願いします。

園長:送受信の不具合でしょうか、写真の下半分が見えない状態で届きました。
 この虫は、オトシブミの仲間には違いなくて、「ゴマダラオトシブミ」の黒化型か、「ヒメゴマダラオトシブミ」のどちらかだと思います。大きさ的にはヒメの方なのですが、ヒメの場合は前翅に一対のコブがあるはずです。ちょうど写真が切れていてわかりにくいのですが、見えている部分で判断するとコブがないような感じですね。


3012. 6. 5.2004 from まなまな さん

 はじめまして園長さん。
 2週間前に気持ちの悪い虫を見つけました。
 以前飼ってた金魚の容器が外の木の下にずっと放置していたのですが、雨で水が溜まり、枯葉などが入って腐ったのか変なにおいがしていました。
 水の中を見たら、ボウフラがわいていたのですが、その中に白く尾っぽがある蛆虫みたいな虫が泳いでいました。
 この虫は尾っぽが伸びたり縮んだりするし、どうも尾っぽの先で呼吸をしているみたいです。
 いろいろ調べてたのですが、まったくわかりませんでした。
 園長さんが知っていたら教えください。

 

園長:あっ、これは、ハナアブの仲間の幼虫です。
 姿はきみわるいですけど、幼虫も、成虫も、別に悪さをするような虫ではありません。
 尾のように見えるのは、おっしゃるように呼吸をするための呼吸管というもので、これがあるために俗に「オナガウジ」とも呼ばれます。


3011. 6. 5.2004 from ひで吉 さん

 園長さん、こんばんは。

 季節が季節なだけに「むし探検広場」も大盛況ですね。
 皆様の写真と園長さんのコメントを毎日楽しませていただいてます。
 前回のゴキブリですが、「サツマゴキブリ」に似てるということは、もしかすると、翅が無くても、あれで成虫だったのかも知れませんね。やっぱり「キマダラカブト」と偽って、強引に飼ってみるべきでした。

 ハッブルさん、シダレザクラで見つけたというナゾの卵、毛深くない幼虫が孵化してくることを祈っています。

 なおこさんの写真(2984)によく似た蛾を見つけました。
 なおこさんの蛾ほどは美しくなく、「天狗蛾」と名付けたくなるような顔をしているものの、後翅の色づき具合からいっても、なおこさんのと同じヤガ科の蛾のような気がしますが、いかがなものでしょう?

園長:これまた、はっきりした黒紋ですね。
 これは、ヤガ科のキシタアツバの仲間で、屋久島や南西諸島にいる「モンクロキシタアツバ」と同種かもしれません。


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