むし探検広場
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3040. 6.10.2004 from 祥 さん

 祥です。こんばんわ。
 この間は、幼虫について教えていただきありがとうございました。
 いろいろと解らないことがあるので、こころ強いです。
 やはり、どのえさもほとんど食べてくれなくて、弱ってきています。

 ところで、ツマグロヒョウモンの幼虫も飼っているのですがパンジーの茎をちぎって、えさにするために箱の中にいれていたら木の枝もいれていたのですが、パンジーの花の茎の部分にぶら下がったまま、鉄棒にぶら下がるようにサナギになり始めてしまっていました。
 だんだんお花は枯れていくと思います。
 どういうふうに移動させたら良いでしょうか?
 それと、同じ入れ物の中で、もう一匹幼虫を飼ってもサナギはだいじょうぶでしょうか?よろしくお願いします。

園長:ツマグロヒョウモンは、お尻だけでぶらさがって蛹になりますので、形としてはそれで正常です。蛹の付いた花茎を、別の植物の丈夫そうな小枝などに、ビニールテープで巻きつければどうでしょうか。
 幼虫は、蛹と同じ入れ物で飼っても大丈夫だと思います。


3039. 6. 9.2004 from えり さん

 あのですねぇいくらホームページを探してもかえるの虫以外の食べ物が分からないんですよぉ。ナゼ虫以外かとゆうと虫をどこからとってくるんかわからないし虫ダメなんです・・・今日捕まえて弟が喜んでいるのでできるだけ早めにお願いします!!!(・∀・)

園長:ミミズも食べますけど、虫と同じようなもんですよね‥。
 カエルは、生きているものしか食べないので、飼うからには、やっぱり虫を採らないとダメです。
 今の季節なら、公園や空き地の草原を一生懸命さがせばバッタの幼虫が見つかるはずです。そこらへんに飛んでいるハエでもいいんです。うまくすればダンゴムシも食べてくれることがあります。
 カエルを飼うというのは、けっこう大変なので、どうしても、それなりの努力が必要になります。 


3038. 6. 9.2004 from 虫姫 さん

 園長さん、こんにちは。虫姫と申します。
 毎日虫の話題がたくさんですね。楽しみに見ております。

 うちはアパートですが、庭があって、みんなで草花を植えています。
 パンジーに、鮮やかな色のトゲだらけの虫がいて、名前を調べたらツマグロヒョウモンの幼虫でした。自分のHPにも載せたんですが、皆さんに見てもらいたいので投稿いたします。
 ものすごいトゲだけど、刺したりはしないそうです。触ってみたけど平気でした。葉を食べるようすがとても可愛くて、すっかり好きになりました。
 あ、こちらの過去ログにも登場してますね。でも、うちの子も可愛いし・・(いえ飼ってるわけじゃないんですけど(^^;)

 ところで、何日か前のお便りで、アゲハが卵を産みにこないというお話がありましたが、うちもそうで、寂しい思いをしていました。けれども、今日になって、ミカン類の小苗の鉢植えに、アゲハの1齢幼虫が3匹いるのを見つけました。
 数日前、近所のサンショウの木でやっと見つけた卵を持ち帰り、それが孵った幼虫も飼っています。その前にも1匹いたのだけど、室内で飼っていたら、ハエトリグモに食べられてしまいました(TT)。今度はネットをかけて飼っています。

園長:なかなかリッパなお子さんですね。このトゲトゲがいいんですよね。
 ツマグロヒョウモンは、蛹も、成虫も、魅力的なので、ぜひ、大切に見守ってあげてください。

 アゲハの幼虫はかわいそうなことでしたけど、ハエトリグモも、じっくり観察すると面白いですよ。(可愛いが、かなり気が強い)


3037. 6. 9.2004 from たろ さん

 たろ と申します。

 写真の幼虫はナンでしょう? ドクガの仲間でしょうか?
 今までもよく見たことがあるのですが、見てもみえず… というか、関心もなかったのですが、よ〜く見ると なかなかのもので、急に親のことが知りたくなりました。

園長:なにげなく見過ごしているケムシでも、じっくり観察すると、デザインも動きも、興味深いですよね。
 これは、おっしゃるようにドクガ科の「マイマイガ」という種類の幼虫です。
 親は、こんなのです。 → マイマイガ


3036. 6. 9.2004 from ひで吉 さん

 園長さん、日本は北海道を除く全域で梅雨に入ったそうですね。
 むし探検広場の皆様、いかがお過ごしでしょうか?
 こちらも本格的な雨季に突入し、毎日数時間、もの凄いスコールに見舞われています。

 デジカメ父さんの写真(3013)に触発されて、私からもオトシブミの写真をお送りします。
 体型は「ヒゲナガオトシブミ」のメスにそっくりでしたが、鞘翅に黄色い紋様があって、その部分がほんの少しコブ状に盛り上がっていました。見つけたのは11月下旬、揺りかごはどれも新品でした。


園長:日本は、梅雨に入ったと思ったら、そのとたんに台風までやってきました。
 でも、私の休日はなぜかお天気に恵まれて、どうしてもフィールドに出かけてしまうので、ホームページの更新が滞りがちです。みなさんのメールへのお返事が少し遅れていますが、お許しください。

 それにしても、芸術的なゆりかごですね!
 母親の姿も凛々しく写っていて、なんか、「腕の立つ揺りかご名人」という感じです。


3035. 6. 8.2004 from もりもり さん

 今、学校でバケツ稲を作っているのですが、なんか、水の中に白くて細長い虫が・・・。(2CMぐらいです。)これはなんでしょうか?すごい気になります。

園長:もしかしたら、ハナアブの仲間の幼虫(俗称オナガウジ)かもしれません。
 少し前の過去ログに画像を掲載していますのでご確認ください。 → No.3012


3034. 6. 8.2004 from いちばん さん

 園長先生 いちばんです。 毎日楽しく広場で遊ばせて頂いています。南国からのひで吉さんの画像が加わり、益々楽しい広場になりました。

 今日は報告1件とお尋ね1件です。

 藪を掻き分けてムシを探していたところ、「ヤミイロカニグモの交尾」に遭遇しました。ここ十数年間何とかクモの交尾を撮りたいと切望していたので、出会ったときはヤッターという感じでした。
 それもオスはカメムシを補食中のメスと交尾の最中で、更に隙あらばと狙っている他のオスが1匹、左の方の葉っぱの陰に潜んでいます。
 カメムシやクモには沢山の小さな寄生蜂(だと思います)が取り付いています。



 「カミキリムシの仲間?」の名前を教えて下さい。
 一日がかりで「カミキリムシ」「ジョウカイボン」「ハムシ」のサイトを渡り歩きましたが、結局分からずじまいで、疲れ切ってしまいました。
 近くの公園のトイレの壁面にいました。公園のトイレを撮影ポイントにしている方は他にもいらっしゃるようですが、公園のトイレの夜間照明に集まって来るようです。

 宜しくお願いします。

園長:ヤミイロカニグモの写真、構図も決まっていて、いいシーンですね。
 寄生蜂に見えるのは、ハチではなく、ハエの仲間だと思います。

 カミキリムシの仲間?の方は、ある意味そのとおりでして、カミキリモドキ科に属する「アオカミキリモドキ」という種類です。
 この仲間は、体液にカンタリジンという毒を持っていて、皮膚に付くと炎症を起こしますので、不用意に触らないように注意が必要です。


3033. 6. 8.2004 from はらぺこ さん

 以前キョウトアオハナムグリの件でお世話になった「はらぺこ」です。
 話は唐突ですが今年もジンガサハムシの季節がきました。
 というのも近くの野原ではこの6月中旬までにヒルガオが枯れると姿を見なくなるからです。
 日曜日ぐらいしかウロウロできないので集中して探します。
 で・今年は「金ピカ」のを見つけました。
 図鑑で見てからなんとか金ピカのをと探しましたが去年は黒いのばかりでした。こっちの方がジンガサらしいのですがやはり金ピカの魅力には負けてしまいます。

 種類とか成虫になった時期が違うのでしょうか?
 (などと思いつつ汗だくでまた今度の日曜日にでもヒルガオの葉をそっとめくって探そうと思います。そばから見るとちょっと変な人かも?)

 

園長:おお‥ 金ぴかに写ってますね、スバラシイ。
 見た目、金色に輝いているのと、黒っぽいのがいるのは、種類の違いや発生時期の違いによるものではありません。
 まわりの光の条件によるところが大きいのではないかと思うのですがいかがでしょうか。
 それとも、この虫は死ぬと金色はすっかりなくなってしまうので、新鮮な個体や、生命活動が活発なときに、金色の輝きが増すのかもしれませんね。


3032. 6. 8.2004 from ケヤキ さん

 お久しぶりです前にお世話になっていたケヤキです。今年の正月がんばってパソコンをきれいにしました。その為か、エクスプローラから質問をしたいと思ったのですが入ってくれません。
 添付した幼虫は少しボケていますが、幼虫図鑑に載っていないのですが、何の幼虫でしょう?。教えていただけたらと思います。森の中で見ました。
 それと昆虫やチョウを写すのに使用しているカメラを教えていただけませんか?三脚は使用しているのでしょうか?
 ぶしつけな質問で申し訳ありませんがよろしくお願いします。

園長:どうもおひさしぶりです。

 この、芝生のような細かな毛の生えたきれいな幼虫は、ヤママユガの仲間の「ヒメヤママユ」の幼虫ではないかと思います。

 私が、現在、昆虫撮影に一番よく使っているのは、リコーのデジカメで、Caplio RX という機種です。
 3万円台で買える普及機ですが、1cmまで接写できるので重宝しています。
 (最近、これの上位機種にあたる GX というのが発売されました)

 三脚はほとんど使いません。
 以前は、マクロレンズやマクロストロボを装備した一眼レフ+三脚を使っていましたが、デジカメになってからは、ほんとうにお手軽仕様になってしまいました。


3031. 6. 8.2004 from きぃ さん

 いつも素早いお返事、本当にありがとうございます。
 教えていただいた通り、邪魔になっている部分は切りました。
 歩くのがいくらか楽になったようで、もぞもぞとですが歩いています。
 よく見ると、一番前の、左の足が折り畳まれたまま動かないようで、それも歩くのを困難にしている原因のようでした。
 それでもなんとか動いて、羽をばたつかせたりしています。
 まだ、飛べると思っているのかなぁ・・・。
 えさをあげた時、つまようじで口を伸ばしてあげたら、最初は嫌がりましたが食べてくれるようになりました。
 どうも、自力では最後まで口をのばすことが困難なようです。
 見れば茶色っぽいふんのような、おしっこのようなものもしているようで、なんとか命をつないでいるみたいです。
 本当にありがとうございました。
 このまま、最後まで面倒を見てやろうと思っています。

 それから、今年さなぎになったものはなんと全部で8つでした。
 あとからあとからさなぎが見つかって、みんな無事に飛び立ったようです。
 2匹だけ、羽化に立ち会うこともできました。
 そのうちの一匹は、口の先がふたまたに分かれていて、こんなのもいるんだなぁと驚きでした。
 一度のばした口を、最初はうまくまるめられずにあたふたしている姿はなかなかかわいいものがありました。

 からっぽになったきんかんには、いつの間にか
 茶色い小さなシャクトリムシが一匹だけ住んでいます。
 どんな大人になるやら、恐いような、楽しみなような・・・(笑)。

園長:羽化に失敗したアゲハチョウはかわいそうでしたけど、ほかのみんなは、寄生にもあわず無事に飛び立ててよかったですね。
 口の先がふたまたに分かれているのは、特別のことではありません。チョウの口は、穴が開いた完全な管状になっているのではなく、縦にふたつに分かれていて、それをあわせることによってストローを作っているのです。


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