むし探検広場
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3050. 6.11.2004 from 金子慧士 さん

 蛹から出てきたアゲハの羽が、ぼろぼろで折れまがって出てきました。
 どうしたら、直りますか?

園長:かわいそうですけど、そのアゲハの羽はもうなおりません。
 逃がしても死んでしまうでしょうから、できたら、飼ってあげてください。動くのに邪魔な部分の羽は、かえって切り取ってしまった方が、長生きするかもしれません。
 エサは、乳酸飲料やスポーツドリンク、蜂蜜を水で溶かしたものなどを、ティッシュに染みこませてあげてください。
 原因はいろいろと考えられますが、蛹の時期にむやみに動かすと、羽に異常が出てしまうことがよくあります。


3049. 6.11.2004 from キリシマ さん

 こんにちはキリシマです。
 今年正月に生まれてしまって、かろうじて生残った1匹のコカマキリをちょっとした不注意で死なせてしまい、激しく落込んでました。
 5回目の脱皮で鎌が未発達のまま、6回目の脱皮もうまくできず更に過酷な状況に・・・。
 触覚、目、口、脚、鎌、正常なところが無くなってしまいましたが、まだ成虫になっていなかったので脱皮をすると思い、エサは口に付けるようにして育てていました。
 食べてるような食べてないような、でしたが1ヶ月程過ぎ脱皮はまだかな〜と思っていたころ死なせてしまいショックでした。鎌の先が90度に曲げたまま固定されていたのですが、その部分を取り除いておけば6回目の脱皮に失敗しなかったのでは?等などいろいろ後悔やら反省やらです。
 去年飼っていたコカマキリが生んだ卵は、正月後あわてて近所の適当な木々にくくり付けました。
 5月初旬孵化し始め、その写真(01)です。100匹ぐらい一気に孵るのかと、でも15〜6匹程でした。もう1枚は、2日後に見つけた1匹です。他の卵からもちょこちょこ孵っているようですが全く見かけません、ちゃんと生延びている事を願ってます。(一応卵のまわりのクモの巣は、毎日壊してまわってます。)
 くくり付けた卵はいずれ撤去しないと、と思うのですが、夏までに孵らない卵はもう孵る事はありませんか?来年孵るって事はないですよね?
 それとヒナカマキリの孵化はいつ頃ですか?今年3月頃見つけたヒナカマキリの卵はまだそのままです。孵らない卵だったのでしょうか?

 

園長:1匹だけ生き残っていたコカマキリは、せっかくそこまで大きくなっていたのに残念なことでしたね。でも、今までよく生き延びたものだと思います。
 夏の盛りになっても孵らない卵は、もう孵らないように思います。
 ヒナカマキリの孵化時期については、調べてみましたが、どの文献にも載っていなかったのですが、おそらく初夏〜今頃ではないかと思います。ただ、成虫の出現時期もけっこう不規則みたいだし、単為生殖なので無精卵だから生まれないということもないので、もう少し様子を見ればどうでしょうか。


3048. 6.11.2004 from honyo さん

 先日質問して、回答を頂いたhonyoと申します。
 問題の虫ですが、私は今まで気持ち悪いので近くで見たことがありませんでした。
 でも今朝、勇気を出してひっくり返して見たら、上からじゃ見えなかったけど裏にはちゃんと小さい足が有るではありませんか!!
 多分「ヤケヤスデ」で間違いないと思います(^_^;)
 その後色々調べてみたら、滑るトコロが苦手なようなので家の石段に紙のテープを貼ってみて観察したところ、テープの所まで来るとUターンして登って来なくなりました。
 ワラジムシやアリも滑って登れなくなっていたので、飛んでくる虫以外に対してはかなり効果があるみたいです。
 薬を使うよりお金もかからないし、自然にも優しいのでこの方法は良さそうです♪
 私の間違った説明でもちゃんと回答して下さって、ありがとうございましたm(__)m

園長:やっぱりヤスデでしたか。
 紙テープ作戦は、なかなか有効のようですね。
 また、ヤケヤスデの駆除方法のお問い合わせなどがあった時には、ご紹介しようと思います。


3047. 6.11.2004 from ミッフィー さん

 「虫探検広場」いつも楽しく拝見させて頂いています。園長さんの優しいお人柄がにじみ出ていて、こちらを訪問するとほっとします。
 さて、連れ合いが体長1cm程のカマキリの赤ちゃんの写真を撮りました。庭のナスの葉裏にいました。ちびっこながらこの凛々しさ、園長さんに是非お見せしたくてメールしました。
 また、虫に関してわからないことがあればお教えください。よろしくお願いします。

園長:ポーズが決まっていて、カッコイイですね。
 「ハラビロカマキリ」の赤ちゃんでしょうか。
 質問でなくても、こんな投稿も大歓迎ですので、また、何か発見されましたら、ぜひレポートしてください。


3046. 6.11.2004 from さっぴぃ さん

 場違いかもしれないので、大変申し訳ないのですが・・・
 どうしても分からないので教えて頂きたくメールしました。
 今住んでいる家に、体長2〜3ミリくらいの黒い虫が出るのです。背中に1本白い線があり、動きは遅いです(と言うか、ほとんどがカーペットで死んでます)
 友人はゴキブリだと言うのですが、ゴキブリの幼虫にしてはかなり小さく薄っぺらいのです。
 家の近くには、池や木も多くあります。
 一体、何虫なのでしょうか??どうぞ、ご存知であれば教えて下さい。お願いします。

園長:それはやっぱり、「クロゴキブリ」などの幼虫だと思います。
 ゴキブリの若令幼虫はそれぐらいの大きさですし、どこでももぐりこめるように、けっこう薄っぺらい体型をしています。


3045. 6.11.2004 from たつや さん

 はじめまして、こんばんわ、たつやと申します
 今日、家に見た事ない虫が飛んできました。
 色々調べましたが分かりません、この虫の名前が知りたくてメールしました。宜しくお願い致します。

園長:すごく立派な触角!こんなのが見れてよかったですね!
 これは、甲虫目コメツキムシ科に属する「ヒゲコメツキ」という種類のオスです。
 それにしても、この写真、触角をアンテナみたいに目いっぱい広げていて、ほんとうに見事です。


3044. 6.10.2004 from 昆虫苦手 さん

 よく学校に巨大な毛虫が出ます。キミドリ色で白い毛がモッサリ生えた奴です。「シラガダイユウ」とか呼んでいるのですが、本当の名を教えて下さい。去年、NHKで懸賞金付きで募集してたんです。絶滅危惧だとか言って。でも長野の小海高校周辺には日本の3分の1がいるんじゃないか?と思うほど沢山います。僕は中学生です。

園長:その巨大ケムシ、こんなのではなかったでしょうか?もしそうなら、ヤママユガの仲間の「クスサン」という種類の幼虫です。
 「シラガタロウ」とも呼ばれるらしいです。絶滅が危惧されるようなものではないはずですが‥。


3043. 6.10.2004 from 一平 さん

 我が家の桜の木にこのような蛹のような何かがいっぱい付いています。
 気持ち悪いのですが、割ってみると空っぽでした これはなんと言う生き物でどのように駆除すればいいのか教えていただきたいと思います。

  

園長:このへんてこなものは、虫えい(虫こぶ)の一種で、おそらく、ササキコブアブラムシ(別名サクラフシアブラムシ)が作ったものではないかと思います。
 空っぽだったということは、既にこの中から、ササキコブアブラムシのメス成虫が出ていき、ヨモギに移住したあとですね。
 これらのメスは、ヨモギの葉裏で夏を過ごし、秋にはまたサクラにもどり、サクラではオスとメスが両方出現し、交尾をしたメスはサクラに卵を産み、その卵が冬を越して、来年、また虫えいをつくります。
 駆除方法としては、春、花が散った頃に、薬剤を散布するのがいいらしいです。


3042. 6.10.2004 from もんど さん

 築10年の社宅に越してきて2ヶ月。今まで見たことのない虫がいて、恐怖を感じています。今朝も和室の布団をたたんだらいました。生きているのと死んでいるのと1匹ずつ。1センチほどの大きさで、色は白。形はザリガニのようで、腹のあたりに絹のような光沢のある毛が生えています。フローリングの床と壁の隙間などにもいました。どういうところにいるのでしょうか?駆除はどうしたらいいですか?教えてください!お願いします!

園長:うむむむむ‥ かなりへんてこなやつですね‥。
 1センチ大のザリガニ型というので、思いつくのはクモに近い生き物の「カニムシ」の仲間ですけど、茶色系のものが多く、色白で絹のような毛を持ったものがいるのかどうかはよく知りません。
 過去ログに、投稿していただいた写真を掲載していますので、一度ご確認ください。 → No.1803
 もしカニムシでしたら、普通は土壌中に住んでいるはずのもので、なぜそんなところに現れたのか、また駆除の方法などについてもよくわかりません。お役に立てずすみません。(でも、上記過去ログのカニムシも、屋内に出現したものでした。けっこう、人家内にいるもんなんだろうか‥)


3041. 6.10.2004 from めりべ さん

 園長先生、こんばんは!めりべです。
 2996の「クロサナエ」と3017の「キホリハナバチ」の鑑定!有り難うございました。
 さて、今度の写真は、5/29埼玉県の名栗村の林の中で撮影したものです。サツキヒナノウスツボの花を観察していたら、一匹の蜂(らしき虫)が、やってきて中に潜り込み吸蜜をしているようなのです。その場に粘って、何枚か写真を撮ったのですが、なんとか、まとも?!に写っていたのは、この(不鮮明な^^;)写真だけでした。撮っている時は、蜂だと思っていたのですが(いかにも、蜂そっくりに見えました。おそらく擬態しているのだと思いますが・・・)、写っている写真を見ると、双翅目!のようです。「ハナアブ」の仲間では?と思うのですが、この虫の正体は何でしょうか?手持ちの図鑑では、わかりませんでした。教えて頂ければ、幸いです。
 あ、それから、3019番の「ミツバチ」?ですが、私には、少なくとも「ニホンミツバチ」の働き蜂には見えません。体型が明らかに違うと思うのですが・・・。いかがでしょうか?
 それから、「コマルハナバチ」などは、今、婚姻の時季だと思うのですが、「ニホンミツバチ」の婚姻飛翔は、いつ、どのようにして行われるのか、教えて頂ければ、幸いです。
 最近、蜂が面白いです。(〜。〜)

園長:そうですね。確かに双翅目(ハエ目)ですね。
 「コシボソハナアブ」の仲間あたりかもしれません。

 No.3019のミツバチの件、ご指摘いただいてありがとうございます。
 おっしゃるとおり、ぜんぜんミツバチではないですよね。間違ったお答えをしてしまって恐縮です。
 No.3019は、さっそく、追記で訂正しておきました。

 ニホンミツバチの分蜂や結婚飛行は、初夏ごろでなかったかと思いますが、ちょっと記憶が定かではありません。


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