むし探検広場
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3130. 6.27.2004 from fuuko さん

 雨上がりの日 道を歩いていると 道端で セミの幼虫がひっくり返っていました。このままでは 自転車にひかれたり 鳥につつかれるとおもい 家につれて帰りましたが セミの幼虫を家で飼えるのでしょうか? どうすればいいのでしょうか?おしえてください。

園長:なぜ、そんなところでひっくり返ってたんでしょうね。
 羽化しようとして出てきたものでしょうか‥、それとも、成長中のものがなんらかの事情で地表に出てしまったんでしょうか‥。
 セミの幼虫は、樹木の根から養分をとって育ちますので、飼うのはかなり大変です。
 根の養分が豊富なアロエの鉢植えを用意して飼う方法もありますが、もし成長途中のものだったらあと何年もかかるかもしれませんし‥。
 やはり、自然に帰してあげるほうがいいような‥。その場合は、コナラかケヤキ(もしくはサクラ)の根もとに穴をあけて、その中に入れて土をかぶせてあげてください。


3129. 6.27.2004 from 富士仙人 さん

 初めまして、富士仙人と言います。

 添えつけの写真は今日初めて家の軒先に直径で700mm.位の巣を作り体長自体は頭と胴で35mm.はある蜘蛛の写真です。

 あまりの大きさと、見たことの無い色なのでここの図鑑で調べようとしましたが残念ながら該当しそうな蜘蛛が載っていません。

 家は富士の裾野で標高950メートル在りますが、転居してきて5年で初めて見る蜘蛛です。

 神奈川に居た時は、街灯の下に似たような大きさと形の蜘蛛をよく見ましたが色は黒色で写真のよりもお尻が丸かったと思います。

 近年、外国の毒蜘蛛が荷物に混じって日本に入ってきているとマスコミで騒いだ番組を見た事もありどういった種類なのか教えて貰いたいです。

 綺麗な巣を作るのですが、駆除しなければいけないもので無い事を願いつつメールしています宜しくお願いします。

園長:35mmとはかなり大型ですが、たぶん「オニグモ」ではないかと思います。オニグモは色彩変異が激しいのですが、このような色合いのものもいます。
 毒蜘蛛などではないと思いますので、ぜひ、共存してあげてください。

 P.S.
 いただいたメール、添付画像ファイルのサイズが大きくて5MBぐらいありました。メールボックスがパリンしてしまいますので、0.5MB程度まででお送りいただくようお願いします。


3128. 6.26.2004 from かよこ さん

 玉虫の死骸です 生きた玉虫に出会いたいと願っていますが未だ出会った事はありません 
 死骸でもうれしくなって写真を取り大事に保存することにします 欲言えば羽が損じてい無かったらよいのにと思います
 歩く玉虫さんに出会う方法はありますか

園長:きれいですねぇ、タマムシは死んでても。
 タマムシは、エノキやケヤキなどの樹上に住み、高いところで活動することが多いため、目にふれる機会はあまり多くありません。
 エノキ、ケヤキの弱った木や、部分的に枯れた大木などがあると、低いところでも見られるチャンスがあります。


3127. 6.26.2004 from ぽんた さん

 こんにちわ。先日、ガガンボの幼虫では?と教えて頂いた北海道のぽんたです。
 あれから虫たちに、苦手ながらも興味がわき、ちょっと怖いケムシも成虫になったらいったいどんなふうに変わるんだろう!とすぐに調べるようになりました。
 ありがとうございました。
 今日、ウスバカゲロウ?のような虫を発見!これはウスバカゲロウでいいですか?
 また、ウスバカゲロウは成虫になったら食餌をせず、ただ交尾繁殖して死んでいくっていうのは本当ですか?

園長:これ、ウスバカゲロウの仲間に間違いないです。たぶん「ホシウスバカゲロウ」という種類ではないかと思います。
 ウスバカゲロウは、成虫になっても小昆虫などを捕まえて食べます。
 繁殖活動のみして死んでいくのは、別のグループの「カゲロウ目」の仲間です。
 ウスバカゲロウは、同じカゲロウという名前が付いているので紛らわしいのですが、「アミメカゲロウ目」というグループに属し、カゲロウ目とは分類上はけっこう離れています。


3126. 6.26.2004 from クワ型 さん

 こんにちは。1667.10.16.2002でお世話になりましたクワ型と申します。
 大変ご無沙汰しております。
 今日はカッコイイハエを見つけたのですが種類が分からなかったのでお聞きしたいと思いました。まるでジェット機のパイロットのような顔つき!
 何というハエなんでしょうか?よろしくお願いします。

 ちなみに前回にご質問したクワガタの尻尾はオスの印であるようです。生殖器なのかどうかは分かりませんがしっぽのある蛹は必ずオスでした。ご報告が遅くなってしまいすみませんでした。雌雄が分からないクワガタとしてはありがたい相違点になるようです。

 それではまた。

園長:どうもおひさしぶりです。
 このハエ、ほんとうに変わった顔つきですね。ビミョーにカッコイイ‥。
 よくわからないのですが、手持ちの図鑑をいくつか調べたところ、「ササノモモブトキモグリバエ」というのが、「額が前方に突き出ている」となっていたのでちょっと怪しいかもしれません。(あまり自信ありません)


3125. 6.26.2004 from ☆ヨゥハイ☆ さん

 こんにちゎ。☆ヨゥハイ☆といいます。
 家で石ころのような虫を発見しました。
 表から見ても、裏から見ても石の前部から手足が出ているような感じで・・・
 もし分かったら教えてください。お願いします。

園長:これ、「マダニ」の仲間だと思います。
 家の中にいたんですか? と、すると、ペットを飼われているのでは? ペットの体にたくさんくっついている可能性がありますので要注意です。


3124. 6.26.2004 from いちばん さん

 園長先生 毎日パソコンを立ち上げて最初に「広場」を訪問するのが習慣になっています。

 「3034」の「ヤミイロカニグモの交尾」は ひで吉さん にも気に入って頂き、有り難う御座います。
 ひで吉さんの南国からの奇抜な昆虫の写真には何時も驚かされ、広場訪問が益々楽しくなりました。

 「3034」では「カミキリムシの仲間?」の名前が「アオカミキリモドキ」であると教えて頂きましたが、「モドキ(擬き)とはなんぞや」というのが気になってきました。
 「広辞苑」では「モドキ」とは「他のものに似せて作ったもの、偽物」であるとの説明がありました。
 「偽物」と言うからには「本物」がいるはずと考え、「アオカミキリ」をネットで検索したところ、いました!
 「本物」の方は体全体が青緑色ですが、「モドキ」は頭部と胸部が朱色なのが大きな相違点でした。
ところで先生、「モドキ」にはなぜ「モドキ」の名前を付けて、別の名前を付けなかったのか理解できません。
 と言っても私にはそれらしい上手い名前は思い浮かびませんが。
 何故でしょうか。「モドキ」なんぞと如何にも軽蔑したような名前を付けられたムシたちが可哀想ですね。
 「2934」でお尋ねした「クダマキモドキ」もそうでしたが、他にも「モドキ」という不名誉な名前を付けられた可哀想なムシたちが沢山います。
 しかし、「本物」と「モドキ」を識別されるなど、先生の博覧強記ぶりには何時も感心します。

 添付ファイルの写真は(「ヒロヘリアオイラガ」と思います)散歩の途中で民家のコンクリートの塀にポツンと止まっていたもので、何となく「反省猿」に似た姿勢が面白く投稿させて頂きました。

園長:ヒロヘリアオイラガを反省猿に見立てられるとは!なかなかスバラシイ。
 反省ナマケモノのようにも見えますね。

 「アオカミキリモドキ」は、アオカミキリモドキではなくて、アオカミキリモドキで、つまり、「カミキリに似たカミキリモドキという昆虫グループの中の、青っぽいもの」という意味です。なので、特にアオカミキリがモデルになっているわけではないのです。

 しかし、「‥モドキ」というネーミングに意義あり、というのは私も全く同意見です。
 「‥モドキ」とか、「‥ダマシ」とか、「ニセ‥」とか、すべて、人間中心の勝手でテキトーすぎる命名ですよね。


3123. 6.25.2004 from ひで吉 さん

 園長さん、こんばんは。

 ももさんからの投稿(3084)にヤモリのお話がありましたが、私の家にはヤモリが住み着いています。日本では、子供の頃に雨戸の開け閉めをするときによく見かけましたが、確かに住み着いている感じではなかったですね。こちらでは、日中にはタンスの中とか壁に掛かった額の裏だとかに隠れていて、夜になると出てきます。家の中で卵を見つけたこともありました。

 園長さんのお言葉どおり、ヤモリは目が大きくて、よく見るとわりと可愛らしい顔をしていますね。それに私も子供の頃からヤモリの皮膚のあの冷んやりブニョッとした感触が大好きです。
 蚊とか蝿などを食べてくれるし、良いことばかりのようですが、実は我が家のヤモリには、困った問題もあるのです。

 ・ところ構わずウンチをする
 ・夜寝ているときに近くで鳴かれるとうるさい

 どこに隠れているのか場所を特定できないことが多いものの、家人からの要望に答え、最近では偶然見つけることができると優しく手づかみにして、外に出してあげるようにしています。
 それでもいつの間にかまた住み着いてしまって、家のどこかでキョッキョッキョッキョッキョッ・・・という甲高い鳴き声が今日も聞こえます。

 以前、沖縄の西表島でもこの鳴きヤモリの仲間を見かけました。
 鳴き声が少し違うような気がしましたが、こちらにいるヤモリと同じ種類なのかな?


園長:こんなのが屋内で繁殖しているんですね。ヤモリの鳴き声が家の中で聞こえるというのもオツなもんかなと思いますが、毎日だとイヤになるでしょうね。
 南西諸島の俗称「ナキヤモリ」は、正式和名「ホオグロヤモリ」で、これとは別種のようです。


3122. 6.25.2004 from ハッブル さん

 お忙しいところ、続けさまですみません。クラスの少年から、もう一つの質問です。
 アリジゴクについて。ぼくの家で飼っているアリジゴクが全然巣が作れなくて、えさも食べなくなっている。でも、こないだまでは巣は作れてて、それまではよかったのですが、こわれたままです。まだ小さくて、蛹にはまだ遠いほどです。

 本人のメモにできるだけ忠実に打っていますので、補足説明します。6月3日に採集して、学校と彼の自宅と2箇所に分けて飼っていますが、学校の方は結構大きな「ジゴク」を作っていて、アリなどを入れるとすぐに食いついて砂の中にひきこみます。彼の家のほうは、砂から出すとまだ動いているので生きていると思われますが、エサもあまり食べず、巣を作ることもなくなったとのことでした。
 クラスでいろいろ飼っていますが、彼はアリジゴクが一番お気に入りのようで、よく見ています。学校では、ほかにオニグモ2匹、カナヘビ2匹、オオスカシバ幼虫2匹(4匹は蛹化)、キアゲハ幼虫9匹、オオムラサキ成虫1匹、スズムシ幼虫?匹(たくさん)、全部羽化して飛んで行きましたがツマグロヒョウモン20匹ほどがいて、世話に忙しいです。家のほうにはここまで昆虫はいないので、もしかしたらいじりすぎかな?とも思っています。

園長:やっぱり、明らかにかなり弱っているようですね。
 飼育環境になじまなかったのか、触りすぎたのか、もともと病気を持っていたのか、原因はいろいろ考えられますが、いずれにしても、そういう状況になったときは、回復する可能性は低いと思います。一縷の望みを託して、もといた環境に戻してあげたらどうでしょうか。まだ飼いたい場合は、新しいの(なるべく大きく育っているもの)を新しく捕まえたほうがいいと思います。


3121. 6.25.2004 from にしはらくん さん

 アゲハの1齢幼虫と3齢幼虫を飼っています。ところがある日突然苦しみ始め,1齢はあっけなく死んでしまいました。3齢幼虫はそれから3日目に入りますが,まだもがき苦しんでいます。見た目,少し色がこくなり,大きさもちぢんで角も出したままです。そこまでは順調に成長たのに何が原因なのでしょうか。今からでも救うことはできるのでしょうか。なんだかかわいそうで見ていられません。

園長:どうしたんでしょうね‥。ハッキリとはわかりませんが、もしかしたら、与えた葉っぱに農薬などがついていたということはないでしょうか‥。
 症状からすると、助けるのはちょっと難しいような気がします。

 アゲハチョウの幼虫のエサになるミカンなどの葉っぱには、薬が付いていたり、寄生バエの卵がついていたりする恐れがあるので、水洗いのあとチィッシュなどで拭いてからあげるのがベストです。(でも、じゃまくさいので、私もいちいちそこまでやってませんけど‥)


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