むし探検広場
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3360. 9. 5.2004 from かん さん

 アオメアブを教えていただいた かんです。ありがとうございました
 サトイモの葉にセスジスズメの幼虫が居て成虫はどんなんかなぁ?と調べたら偶然家の中に飛んできた蛾の形がよく似てて・・
 背中にあるはずの白い筋が あるような ないような 
 蝶とか蛾は模様の微妙さで名前を確認するのが難しいです
 この広場を見てると未知の昆虫が身近に居るんだなとつくづく思います

園長:これは、セスジスズメに近縁の「コスズメ」だと思います。
 流線型の無駄のないフォルムがかっこいいですよね。


3359. 9. 3.2004 from うたざるのママ さん

 はじめてメールさせていただきます。
 とってもすてきなホームページですね。
 写真がとってもきれいで虫が苦手なわたしでも見やすくてわかりやすいです。

 今日一歳になる娘が「わあ〜」と驚きの声をあげていたので見るとめちゃくちゃきれいな虫がいました。
 はち?はえ?あぶ?
 虫が得意とは決して言えないわたしですが鮮やかなその色とかっこいい形に一目惚れしてしまいました。かれのお名前がぜひとも知りたいのです。
 でも調べ方がわからなくて困っています。
 この虫探検広場ではみなさん虫にとても詳しくいらっしゃって珍しい写真ばかりでそんな中に恐縮なんですが…。
 しかも実はめちゃくちゃメジャーな彼だったりして…。
 よろしくお願いいたします。

 写真もガラス越しなのであまりうまく撮れていません。
 (でも娘の「カメラ貸せ貸せ攻撃」に耐え抜いてがんばって撮りました)


園長:青緑に輝いて、ほんとうに綺麗ですね。
 これは、ハチ目に属する「セイボウ」の一種です。「オオセイボウ」あたりでしょうか‥。
 セイボウの仲間の多くは、実は寄生蜂で、幼虫はほかのハチの巣に寄生して育ちます。

 (こちらの手違いで、うたざるのママさんのメールを見失っていたので、掲載が遅れてしまいました )


3358. 9. 4.2004 from ひで吉 さん

 園長さん、砦の主さん、こんばんは。

 タテハモドキの類は、こちらでは一番よく見かける蝶のひとつでして、これまでに5種類のタテハモドキの仲間を見つけました。そのうちに日本でも普通種になる日が来るのでしょうか。

 写真は最近見つけたアオタテハモドキとルリボシタテハモドキです。



園長:やっぱり本場ですね!
 アオタテハモドキの方は、前に沖縄に行ったとき見ましたが、ルリボシタテハモドキというのは初めて拝見しました。模様のパターンが全然違いますね。
 しかし、こうして見事なデザインが並ぶと、「タテハモドキ」という失礼な名まえがますます納得いかなくなりますね。


3357. 9. 4.2004 from ひろせ しょうた さん

 いつもお世話になってます。
 ひろせ しょうたです。

 今日池の近くの原っぱで捕まえた虫なのですが名前がわかりません。
 大きさは体が2センチ位です。
 ひげと羽の感じからヘビトンボのなかまでは?と思うのですが。。。
 よろしくお願いいたします。

園長:この虫は、クサカゲロウの仲間の「セアカクサカゲロウ」ではないかと思います。
 ヘビトンボにけっこう近い昆虫なので、「ヘビトンボのなかま」というのは、半分当たっています。


3356. 9. 4.2004 from なと さん

 はじめまして。
 今日、息子が散歩に出掛けてつかまえてきた虫が、何の虫かを知りたくてメールしました。
 写真を添付しますので、よろしくお願いいたします。
 私の勘ではカメムシの仲間ではないかと思うのですが。
 お腹の部分も白黒の綺麗な模様になっています。
 肩の部分の白いところが良く分かるように、2枚目の画像は色補正をしました。
 実際の色は1枚目の画像になります。
 大きさは1匹が1cmくらい、もう1匹は少し大きめです。
 よろしくお願いいたします。


園長:そのとおり! これは、カメムシの仲間の「アカスジキンカメムシ」の5令幼虫です。
 この幼虫を見るといつも思うのですが、背中の模様が「大口開けて笑う子供の顔」みたいですよね。
 幼虫のまま冬を越して、来年の初夏の頃に、こんなきれいな大人になります。 → アカスジキンカメムシ


3355. 9. 4.2004 from Spur さん

 2度目のメールになります。
 我が家の庭やボランティアをしているキャンプ場で虫を見つけると写真に撮っていますが、名前のわからないものは、このサイトを活用して調べさせていただいています。
 今日は庭で2種類のイモムシを見つけました。
 2種類ともセスジスズメではないかと思いますが、上のは色も模様もいかにもセスジスズメです。
 しかし、下のは模様は同じですが、肌が真っ黒でつやがなく、毛は生えていませんが、見た目はザラザラしています。
 それに、上のものと比べて角がやたらに長いです。
 地面を這っているものや、短い草にしがみついているものなど、20匹はいますが、やはり両方ともセスジスズメでしょうか?

園長:下の写真もおそらくセスジスズメです。
 上の写真は終令幼虫だと思いますが、下のほうはもう少し若い幼虫ではないでしょうか。
 色彩や体表の質感には個体変異もあるのですが、成長段階によっても、けっこう違いがあるのです。
 尾角も、若いうちの方が体の大きさに比べて長めなのですが、しかし、この写真の幼虫は、とびきり長いように思えますね。


3354. 9. 4.2004 from ロボ さん

 はじめまして。ロボといいます。一日に何件ものご回答ごくろうさまです。
 先日2004/08/21、富士山スバルライン三合目付近を自転車で走っているとき、テントウムシによく似た模様の甲虫を見つけました。体長6〜7mmくらいです。細長いのでハムシの類かと思ったのですが、ネットで探してもなかなか見つかりません。ご存知でしたら教えてもらえないでしょうか?

園長:この印象的なデザインの甲虫は、おっしゃるようにハムシの仲間で、「ヨツボシナガツツハムシ」という種類です。
 確かに「赤地に黒星が4つ」には違いないんですけど、こんなに大きさが違う2対の星をいっしょくたにして「ヨツボシ」というのも、ちょっと荒っぽい命名ですよね。


3353. 9. 4.2004 from 茜まま さん

 こんにちわ、茜ままです。
 ドジョウ事件ビックリですね。子供の頃、祖父の好物のドジョウを調理される前にこっそり数匹救出し、ただ真水で飼った事がありました。どんどん白っぽくなってきてしまい、慌てて今度は祖父自慢の池に放したことがありましたが、あのドジョウはどうなってしまったのでしょうね。...おじいちゃんごめんね。
 そんな私の娘は色々な生き物を飼いたがります。
 公園からニホンカナヘビを連れて帰り、『かわいい名前も付けた!』と。飼うのは諦めてもらいましたが、本当に器量のいい子なので、記念撮影しました。娘の好きな生き物の幅の広さに嬉しくもあり、ちょっとびびってしまう母でした。

園長:たぶん、池のドジョウは、何年も生き延びたと思います。
 カナヘビ、お行儀よく、かっこよく写ってますね。
 身近に見られる爬虫類では、このニホンカナヘビやニホンヤモリは、なかなか可愛いですよね。


3352. 9. 3.2004 from 雑虫ファン さん

 ゴミムシダマシを採集したのですが、図鑑に「オオユミアシゴミムシダマシ」、「ユミアシオオゴミムシダマシ」、「ユミアシゴミムシダマシ」の三種類の名前があったのですが、これは同じ虫をさしているのでしょうか?
 それとも、単に同一の虫をさすのですか?

園長:改めて調べてみましたら、図鑑によって和名が違っているようです。
 学名 Promethis valgipes は、
保育社の原色日本甲虫図鑑では、「ユミアシゴミムシダマシ」
学研の学研生物図鑑・甲虫では、「ユミアシオオゴミムシダマシ」
となっており、
 学名 Promethis insomnis は、
原色日本甲虫図鑑では、「オオユミアシゴミムシダマシ」
学研生物図鑑・甲虫では、「オオゴミムシダマシ」
となっていました。
 なので、「ユミアシオオゴミムシダマシ」と「ユミアシゴミムシダマシ」は同じ種類で、「オオユミアシゴミムシダマシ(=オオゴミムシダマシ)」は別種ではないかと思います。(ああ、ややこしい)
 「オオユミアシゴミムシダマシ」の方は、北海道と本州北部だけで見られる種類です。

 うちのサイトの昆虫図鑑では、今まで学研生物図鑑に習って「ユミアシオオゴミムシダマシ」としていたのですが、比較すると、保育社の図鑑の和名のほうが合理的なので、「ユミアシゴミムシダマシ」に変えておきました。


3351. 9. 3.2004 from まさ さん

 今日、ハチのような虫を捕まえたのですが、なんだか体が普通の昆虫と違っていました。
 昆虫は頭と胴体とお尻の三つからなるそうですが、その虫は、胴体とお尻の間が一本の黄色い棒でつながっていたのです。
 黒い胴体とお尻の間に突如現れた棒という表現が妥当なくらい、本当にストレートな棒でした。
 腰のくびれのあるハチは拝見させて頂いたのですが、どれにも当てはまらないように見えます。
 棒は、その虫の足と同じくらいの太さ(0.5ミリくらい?)で、長さは2ミリくらいありました。
 足は黄色と黒で、体は真っ黒でした。体長2センチくらいです。
 図書館の昆虫図鑑でも調べましたが、載っていませんでした。奇形でしょうか?

園長:「キゴシジガバチ」ではないでしょうか。
 細い部分は腹柄(ふくへい)というのですが、キゴシジガバチの場合、その腹柄が黄色くて、極細で、ほんとうにこの中も空洞になっていてちゃんと体の組織が入ってるんだろうか!?と不思議になってしまいます。


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