むし探検広場
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3430. 9.24.2004 from 蝿の王 さん

始めまして園長様。初めてお便りします。
実は、5月の半程からトイレに蝿が出るようになり困っております。
最近は数が減ってきましたが、6月〜8月にかけて1〜2日おきに数匹の成虫を駆除してきました。(1cm程の黒い蛹の様な物も大量に駆除)
最初にギンバエが発生し、その後出るのは黒い蝿ばかりです。
自分なりに原因を考えてみましたが、(天井裏で猫が死んでいる・自宅のトイレが床下で漏れている・2Fのトイレが漏れている)サッパリ解りません。
今日、トイレの天井の隅に5mm程の穴を見つけ、穴から半分出た状態で蛹になっているのを発見!「そこから沸いてきてるのかな?」とも思いましたが、床下から沸いてる可能性も捨て切れません。そこで質問です。
蛆は垂直の壁を登る事が出来るのでしょうか?又、水洗トイレの配管の中を通って来る可能性はありますでしょうか?
出来ないなら天井裏から沸いてる可能性が大きくなりますので・・・
住居は木造アパート1F、トイレ水洗。1Fと2Fの間に天井裏有り、自宅のトイレの上が2Fのトイレになってる構造になります。(トイレの壁はクロス貼り)
2階のトイレが漏れて、それが発生源とか考えると(( ;゜Д゜))ガクガクブルブルで夜も眠れません。
宜しくお願い致します。

園長:ハエが継続的に出現すると、気分も滅入ってしまいますね。
そんなに長期にわたって出ているのなら、動物の死骸などが原因ということはないと思います。
はっきりしたことはわかりませんが、私の意見としては、配水管などのどこかにウジのエサになるような汚物がたまっていて、そこで発生しているような気がします。
ウジは、ツルッツルの垂直面はムリにしても、多少ザラついている面ならば平気で登っていくはずです。


3429. 9.23.2004 from 森本 さん

お世話になります。

蜘蛛は食物連鎖の中程に位置していますので自然の度合いのバロメーターだそうです。
見つけやすいし以外と美しいのでファンになりました。
写真の蜘蛛はジョロウぐもですか。おすとめすで柄が違いますか。

園長:クモは、種類も多いし、形態や生態も多様なので、観察対象としては、なかなかポイント高いですね。
写真は、ジョロウグモのメスです。
オスの方は、メスほど鮮明な色柄をしていませんし、それ以前に大きさがかなり違います。メスの体長(脚を除く)が2〜3cmなのに対し、オスは1cm弱しかなく、今頃の季節は、メスが作った網に居候していることが多いです。
こちらのページの下のほうに、交尾している写真を掲載しています。 → ジョロウグモ


3428. 9.23.2004 from ぽんた さん

こんにちわ!先日はベニスズメについて教えていただきありがとうございました。
北海道のぽんたです。
北海道は朝晩すっかり涼しくなり、ストーブをつけていますが、庭にはまだこんなにきれいな毛虫が!!
日中は暖かいものの、夜は寒いでしょうね...無事羽化できるといいです。
名前がわからなったので、教えてください。
私もハッブルさんのように、上手に育てたいんですがいまいち自信がなくて...
ドクガの仲間だと怖いし....
これから秋冬は虫が少なくなるので、さびしいです。

園長:なかなか綺麗なオレンジ色ですね。
もうしわけないのですが、私には、正体がわからず、毒があるのかどうかもよくわかりません。
しかし、体型的には、ドクガ系に似ていなくもありませんね‥。
「スジモンヒトリ」の幼虫は、毛むくじゃらなのですが、もし、毛が薄かったとしたらちょうどこんな感じかもしれないとも思いましたが、やっぱり違うだろうな‥。

※この投稿は「むし探検広場 ブログ版」にも掲載しました。


3427. 9.23.2004 from ひで吉 さん

園長さん、砦の主さん、いつも楽しませていただいております。

私の名前は「ひできち」と読みます。現在はベトナムではなく、あのアンコールワットで有名なカンボジアに住んでいます。
こちらではこのところチョウの姿がめっきりと減り、トンボばかりが目に付くようになりました。まさか秋になったわけではあるまいに。
みやっちさんからの赤トンボ(3416)も真っ赤ですが、私も赤い花がかすんでしまうほど真っ赤っかな赤トンボを見つけました。これだけ真っ赤だと、まさに「はねを取ったら唐辛子」ですね。
もうひとつのトンボは赤くないですが、やはりアカネトンボの一種でしょうか?
日本では赤くなるのがオスで、赤くならないのがメスだなんていう話を聞いたことがありますが、どうやら、実際には種類によっていろいろのようですね。ちなみにこの写真の2匹は別の種類のトンボだと思われます。交尾しているところを見ることができれば、種類ごとにオスとメスの違いがはっきりするのですが・・・

 

園長:これは、まったく、赤唐辛子、というか、トウガラシ以上の赤さかも。
鼻先まで真っ赤なので、まるで紅色の染料にとっぷり浸したみたいです。
2枚目もアカネ属ですね。オスでも成熟しても赤くならない種類はけっこういますが、逆に、メスも赤くなる種類というのは日本にはいないのではないかと思います。
でも、生物多様性の本場、熱帯アジアでは、もしかしたら、そのうち真っ赤な2匹が交尾しているシーンを見かけたりするかもしれませんね。

ひで吉さん、カンボジアでしたね。失礼しました。どっかで、ベトナムと思い込んでしまってました。
(ブログ版に載せたトカゲの記事も、題を「ベトナムのトカゲ貴公子」にしてしまってたので、「カンボジア‥」に修正しておきました)

※この投稿は「むし探検広場 ブログ版」にも掲載しました。


3426. 9.22.2004 from けろよん さん

はじめまして。
最近とても気になっています。
浴室の床や湯船と壁の間にタイル一枚分のスペースがあるのですがそのあたりに、細いミミズのようなのがいます。
長さはまちまちで、10cmのもいれば1cmから5cmのだったり。
すぐお湯で流します。
床と湯船のシリコンのコーキングがはがれているところから、出てきているような気もするのですが・・・お湯の中に落ちていると気持ち悪くて入れないんです。
どのようにすれば来なくなりますでしょうか?教えてください。よろしくおねがいいたします。

園長:ほんとうに大きさがいろいろですね。
1cmぐらいのものは、もし黒っぽかったら、「オオチョウバエ」の幼虫かもしれません。その場合は。排水溝などの汚泥で発生している可能性があります。駆除するには、お風呂周りの汚泥が溜まっていそうなところを掃除したり、排水溝を薬剤処理するのがいいと思います。
10cm大のものは、やっぱりミミズでしょうか‥。どういうふうに入ってくるのか、私にはよくわかりませんが、いずれにしても怪しい隙間があるのでしたら、ふさいでみるべきだと思います。


3425. 9.22.2004 from あさぎぼし さん

いつも楽しく拝見しています。
先日、アゲハの幼虫の為に近所でみかんの葉を取ったら、ゴミのような物がついていて、洗おうとしたら歩き始めました。
大きさは3ミリくらい。上から見ると、アゲハの幼虫の糞を(小さめの糞)を2〜3個乗せてるように見えます。
透明な容器に入れて下から見ると、足が何本も見えるようでもありうすい緑の虫のようですが、小さすぎてよく判りませんでした。
写真を撮ろうにも、ピントが全然合いませんでした。
先生、心当たりがあれば教えていただきたいのですが。
外に逃したものの、なんて虫だったのか気になっています。

園長:それは、もしかしたら、こんなのではなかったでしょうか?



これでしたら、「クサカゲロウ」の幼虫です。植物に付くアブラムシを食べてくれるので、人間にとっては、イイ者です。

もしこれでなかったら、ハムシの仲間の幼虫かも。ハムシの幼虫には、自分の糞を隠れ蓑にする習性があります。


3424. 9.21.2004 from 砦の主 さん

園長先生、こんばんわ。砦の主@宮崎市です。
二度にわたる暴風雨に翻弄されながらも、どっこい俺たちゃ生きているとばかりに、草も木も虫たちも、こぞって秋の賑わいを演出してくれています。
しばらく水没していた大淀川の河川敷では、ツルボの花がイネ科の植物の中に彩りを添えてくれていました。
そのツルボの花を食い荒らしている、悪党に初めて遭遇いたしました。赤い頭に縦じまのタキシード野郎。こんな目立つ野郎、すぐに氏素性は分かるだろうと、カミキリモドキあたりを見てみましたが、意外にもヒットしませんでした。はて、こやつ一体、何者でせうか?



(再メール)
昨夜の質問は、解決いたしました。灯台下暗しとはこのことでした。
9月10日のほしあんさんの投稿で、すでに紹介済みの虫でしたね。
マメハンミョウですか。形がハンミョウらしくなく、見当違いのところを捜していたようです。

代わりといってはなんですが、今年出会った群青色のカナブンを貼り付けてみます。団体で写ってる方は、フラッシュのせいで明るく写っていますが、ポートレートの方も、フラッシュなしでは本当の色よりくすんで写っています。
カナブンの色は個体差が大きく、ときに青いものもあると書いてあるHPもありましたが、砦の主には初めての出会いでした。
メタリックグリーンのアオカナブンや、黒曜石のようなクロカナブンについで、新種の発見なんてことは、ありませんよね。

 

東南アジアの珍しい虫の写真を投稿されるひで吉さん。何とお呼びすればいいのでしょうか。ひでよしさんですか?
それとも、ひできちさんなのでしょうか?
そして、今はどちらにお住まいなのでしょうか?

園長:マメハンミョウ、リッパに写ってますね! マメハンミョウは、ハンミョウという名が付いていますが、普通のハンミョウとは分類上はかなり離れた種類で、むしろ、砦の主さんが目星をつけられたカミキリモドキのほうが近いです。

群青色のカナブンは、集団写真の左下のものと、1匹だけの写真のものが、同じ個体なのでしょうか?
この個体は、体型的に、アオカナブンではないかと思います。(カナブンとくらべるとスマ−トです)
アオカナブンにも色彩変異があって、青藍色や赤色を帯びるものがいます。

ひで吉さんの読み方は、わたしは勝手に「ひできちさん」と思ってましたけど、合ってますでしょうか?ひで吉さん。
今のお住まいはベトナムでしたよね?

※この投稿は部分的に「むし探検広場 ブログ版」にも掲載しました。


3423. 9.21.2004 from きょっきょきょ さん

教えてください。

庭にある月桂樹の葉をとろうとしたら月桂樹の葉に20匹程のアシナガバチのような虫が10p程の範囲に群がってとまっていました。
とまっていて体は動かすのですが位置は変わりません。
日にちをあけて葉をとろうとしましたが5日程経っても同じ位置に同じ数だけいる感じです。

そのハチ(?)は何をしているのでしょうか?
近付いたりすると攻撃してくるのでしょうか?

葉の茂った木の下なので昼間でも薄暗く特徴が掴めません。
こんな説明ですがおわかりになるでしょうか?

よろしくお願い致します。

園長:うーーむ、どうしたんでしょうか‥ 5日間も‥。
アシナガバチの仲間は、女王候補のメス蜂たちが、秋の終わりになると集団を作って冬越し体制に入るらしいですが、それにしては時期が早すぎるし、場所も変ですね。
よくわからないのですが、もしかしたら、スズメバチに襲われたり、自然災害によって巣を失った蜂たちが、寄り添っているのかもしれません。
申し訳ないのですが、攻撃性があるのかどうかなど、詳しいことは私にはよくわかりません。


3422. 9.21.2004 from すが さん

こんにちは。昨日、姉の家のプランターにこんな幼虫が10数匹いて、手持ちの図鑑などでは正体が分からなかったので、メールさせていただきました。

祖母に聞いたところ、よくいる虫だとは言ったものの、名前がはっきりしませんでした。
とりあえず、実家の庭の土の中に解放したのですが、、、。

これは一体なんの幼虫でしょうか?
我が家では 蛾 かなぶん くわがた(これはなさそう・・・)という意見です。
よろしくお願いします。

 

園長:これは、「コガネムシ」または「ハナムグリ」の仲間の幼虫です。
植物の根や、腐葉土を食べて育ちます。
すがさん家での意見の中では、カナブンは同じ仲間なので、ほぼ○。クワガタもけっこう近い仲間なので△、蛾は残念ながらぜんぜん的外れなので×です。


3421. 9.20.2004 from ルリビタキ さん

9月20日、神奈川県座間市の芹沢公園でノブキにとまっていたカメムシです。
ミナミトゲヘリカメムシに似ているように思いますが、いかがでしょう?
名前を教えていただけたら嬉しいです。

園長:確かに色合いはミナミトゲヘリカメムシに似ていますね。でも、それにしては胸部(前胸部)側部の突起(側角)の尖り方が少ないようです。
よく見ると、このカメムシは、草にとまっているというよりは、挟まっているようで、脚の様子からして、すでに死んでいるのではないでしょうか。
‥とすると、死んで変色した「オオクモヘリカメムシ」ではないかと思います。


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