むし探検広場
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3460.10. 3.2004 from オレンジ さん

はじめまして。
オレンジです。
家で飼っていたヤゴが羽化に失敗したのか 途中で力つきてしまったようで見たときには写真のような状態で割り箸に止まっていました。
何というとんぼだったのか 知りたいと思い投稿いたしました。
よろしくお願いいたします。

園長:あ〜 お腹がヘロヘロでかわいそうですね‥
はっきりとはわかりませんが「アオモンイトトンボ」あたりではないかと思います。
しかし、いちおう脱皮には成功してるんですね。皮を脱いで、体と翅を伸ばすのがうまくいかなかったんでしょうか‥。


3459.10. 3.2004 from 森本 さん

先日蜘蛛でお世話になりました。ありがとうございました。

後日、蜘蛛の巣をよく見ると小さいおすもいました。
2枚の写真は柄が大分違うのですが種類がちがうのでしょうか。
ジョロウぐもの柄のバリェ−ションはたくさんあるのですか。
よろしくお願いします。


園長:柄がかなり違いますが、これはどちらもジョロウグモです。
個体ごとに柄にバリエーションがあるのではなくて、発達段階の違いによるものだと思います。
2枚目はまだスマートな段階で、これがエサをたくさんとって腹部に卵を持つようになると、1枚目のように変わるのだと思います。


3458.10. 3.2004 from 武田 さん

こんにちは。ずいぶん前にお世話になった武田と申します。
今日はとあるグリーン芋虫について教えていただきたいのですが、バイトの店で、鉢花に緑の芋が。
葉が食べられてボロボロでした。
処分価格だったので家に持ってきましたが、果たしてこのグリーンは何なのでしょうか。
ちなみについていた植物は「アスター」という別名エゾギク、キク科の植物です。
なんか家に帰ってから良く見ると6匹以上いました。食い尽くされてしまう(植物が小さいんです)。
それとこの芋虫はキク科で似たような葉っぱだったら食べますでしょうか。
よろしくお願いします。

園長:これは、おそらく、ガの仲間の「イラクサギンウワバ」の幼虫ではないかと思います。
イラクサギンウワバの幼虫は、野菜関係を広く食害します。昔はそんなに多くなかったのですが、2000年頃から被害が多発しはじめています。
アブラナ科野菜(キャベツ、ブロッコリー、ダイコンなど)によくつくようですが、レタス、ゴボウ、トマト、ピーマン、ニンジン、オクラなど、さまざまな作物の葉を食べ、キク科も守備範囲に入っています。
今と同じキク科植物か、アブラナ科の葉っぱを与えてみたらどうでしょうか。急に葉っぱの種類が変わると食欲がなくなるかもしれませんが、いろいろ試してみればどれかは当たるのではないかと思います。(市販野菜をあげる場合は、農薬が残っていることがあるので、人間が食べるとき以上によく洗ってあげてください)


3457.10. 2.2004 from ss さん

3年位前に祖父の家に言ったときに、ヘビトンボのような虫を見たのですが、体はヘビトンボなんですがヘビトンボより首が長かったんです。
この虫はなんていう虫なんでしょうか?

園長:その虫は、1〜2cmぐらいの小さなものだったでしょうか?もしそうなら「ラクダムシ」の仲間だと思います。
もし、ヘビトンボと同じような大きさだったのなら、ヘビトンボ以外にはちょっと見当がつきません。


3456.10. 1.2004 from キリシマ さん

こんにちはキリシマです。夏の間カマキリネタが無くご無沙汰してましたがここにはちょくちょくおじゃまして楽しんでます。
去年飼っていたコカマキリの産んだ卵を家の垣根や近所の木々にくくり付け、5月初旬孵化し始め(6月11日に投稿しました)、以後もずっと観察していたのですが、1度も姿は見れませんでした。
ただ家の垣根の所で脱皮した皮(鎌の部分に黒い模様があり翅の部分は少し膨らんでました)を発見した時は、お!ちゃんと成虫してる〜、と思えちょっぴり嬉しかったです。
でも今日やっとコカマキリが我家に訪れました、と言っても2世とは限りませんが・・。
去年一昨年と現れたコカマたちと同じ窓から入って来ました。
すぐコカマキリのメスと分りました(私も成長したな〜と・・・)。
立派に成虫で濃い茶色、脚や鎌の先、触覚など欠損なく、ちょっと驚き。
野生だと敵も居たりで多少ダメージがあるものと思ってましたが、たくましいですね。
今まで孵化したて位から飼っていたので、自然界の成虫は殆ど見た事がなく、飼っていたコカマは色は茶色というより肌色っぽかったし、大きさもやや小ぶりで思い返すとやはりひ弱なかんじ、今日現れたのは力強そうです。
とりあえず水でもと思い、竹串に水滴を付けて口元にもっていくと、ちゃんと飲んでくれました。
でもエサを食べてる時はすごく警戒している様子。私が動いたり覗き込むとピタッと食べるのをやめ、ジッとしているかこちらを睨んでます。そのまま暫くすると食べ始め、またこちらが動くと止る、のくり返し。こんな警戒する習性があったとは知りませんでした。
あとケースに入れたとたん死んだフリしてるし、なんかおちゃめです。このまま飼ってみようと思ってます、まだまだ発見がありそうで楽しみです。

園長:いいですね。やっぱりワイルドは。
自然状態でここまで成長できたということは、厳しい試練を勝ち抜けるだけの遺伝子と学習能力と強運を兼ね備えていたということですね。
続編レポートもまた楽しみにしています。

※この投稿は「むし探検広場 ブログ版」にも掲載しました。


3455. 9.30.2004 from TOKUSA さん

こんばんは、しばらくぶりのTOKUSAです。今日は、7月に撮ったバッタについてうかがいたいと思います。
見つけたとききれいだったので家までカメラを取りに行ってきてもじっとしていて、接近して撮ってもあまり逃げることもなく、ちょっと動きがよくないのかなという感じでした、3センチ弱のバッタですがこういう種類でもないと思いますがいったいどういうものか、いかがでしょうか。



追加 黒スズメバチの飼育の写真です。このごろ各地で黒スズメバチのコンクールが開かれ各自飼育方法を研究するようになり、8キロクラスの巣を作らせるようになりました。
この写真は私のいとこで、伊那市長杯連続優勝を狙って飼育しているところです。初夏のころ山から取ってきて(今年は7巣)、毎日手入れをし、ショ糖液や極秘のミンチを与えます。今ころは蜂も数が増えるので1日1時間以上手間がかかるそうです。10月の25日がコンクールとかでこれからますます大変です。
彼は、今年限りとか言ってますが?どうなりますやら。
こういうのはまだ珍しいと思いまして送ります。

園長:見事なピンクバッタですね!
種類としては「ヒナバッタ」ではないかと思います。
バッタ目は、今までも、ショウリョウバッタ、トノサマバッタ、クビキリギスなど、いろいろな種類でこんな赤色系の個体の画像を送っていただいたことがあります。種類は違っても、同じような色彩変異が見られるのが面白いですね。なんか、共通の秘められたナゾがあるのかも‥。
じっと動かなかったのは、もしかしたら菌などに犯されていたのかもしれませんが、この色はたぶん生まれつきのものだと思います。

黒スズメバチのコンクール‥ そんなものがあるんですね。
巣のリッパさを競うんでしょうか?
たぶん、学者さんより、伊那市の皆さんはスズメバチの生態に精通されてるんでしょうね。

※この投稿は部分的に「むし探検広場 ブログ版」にも掲載しました。


3454. 9.30.2004 from ななを さん

こんにちは。いつも興味深く拝見しています。

今日、洗濯物を干そうと思い庭に出たら、物干しに今まで見たことのないクモが巣をかけ始めていました。始めはナナフシの子かと思ったんですが、糸を吐いていたので多分クモだと思うんですが・・・。

体はきれいな緑色で糸のように細く、体調は1.5センチ弱。
写真はとっては見たのですが、下手なもので妙なテナガエビのようにしか写りません(爪▽爪)いろんな昆虫やクモのサイトにも行ってみたんですが、こんなクモは掲載されていませんでした。丸っこくないので「なんかスマートだなー」と、しばらく見とれていました。このクモ(だと思う)の名前をご存知でしょうか。もしお分かりでしたら教えてくださればうれしいです。

園長:それは、もしかしたら、「オナガグモ」ではないでしょうか。
過去ログに、画像を掲載していますのでご確認ください。 → No.3216

しかし、「妙なテナガエビのように」写った写真、見てみたかったなぁ‥。


3453. 9.30.2004 from いのせ さん

いつも「むし探検メール」をたのしみに読ませていただいています。
先日我が家の庭で見慣れない幼虫を見かけたのですが、なかなか派手でいい感じだったので、是非名前が知りたくてメールさせていただきました。
どうぞよろしくお願いします。

園長:白いトゲトゲ細工が凝ってますね。これは、タテハチョウの仲間の「ルリタテハ」の幼虫です。
成虫はこんな蝶です。 → ルリタテハ


3452. 9.29.2004 from りのこ さん

はじめまして

04年9月26日に滋賀県日野町にある「ブルーメの丘」という農業公園の売店で買った「ししとう」の中から出てきました。

ししとうに穴を開け、2重の袋にも穴を開けて出てきて、台所の床を這っているところを保護(?)。
よくもまあ、踏みつけられず、ペットの猫にも遊ばれずに生き延びたので、面倒をみてあげています。

ここから成長して(?)「フクラスズメ」かな?
とも思うのですがこの子はいったい誰でしょう?
教えていただけないでしょうか。
おねがいします。

園長:すごい生命力&強運の幼虫ですね。
フクラスズメではありませんが、さて、なんでしょうか‥。
「ハスモンヨトウ」あたりかなとも思いましたが、あまり自信ありません。
よくわからなくてスミマセン。


3451. 9.29.2004 from 天城太郎 さん

伊豆市在住の天城太郎ともうします。何時も楽しく拝見させて頂いてます。
7月から9月の時期に家の中や外に沢山出てくる蜘蛛なのですが糸を吐かず異常に細い足でのこのこと歩き回ります。
足が髪の毛より細く又長いので何故こんな形に成っているのか不思議です。名前や生態なぞ解りましたら御願いします。

園長:この、とんでもなく足長のへんてこな生き物は、一見クモのように見えますが、狭い意味でのクモの仲間ではなく、「ザトウムシ」の一種です。
クモ綱ダニ亜綱ザトウムシ目に分類され、クモよりもむしろダニに近い仲間です。
林などの湿った場所でよく見られ、生き物の死骸や糞、腐った木の実など、さまざまなものを食べ、森の掃除屋的存在です。

※この投稿は「むし探検広場 ブログ版」にも掲載しました。


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