むし探検広場
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3490.10.14.2004 from 砦の主 さん

園長先生こんばんわ。砦の主です。
カブトムシには少しお休みいただいて、他の常連さん達も紹介しましょうね。
前回は脇役だったカナブンに登場してもらいます。

小さなアリさん達と一緒に、夢中で蜜に群がるカナブン達。名づけて「蜜巴」なんちゃって!。
一人で写ってるのはアオカナブン。四角く薄い頭は、蜜の出る幹の隙間に差し込んで、簡単にご馳走にありつけるように、進化したんでしょうね。
過去ログ3424に群青色のカナブンの写真も載せていただきましたが、黒曜石のように黒光りする、クロカナブンも、とっても魅力的ですよね。

ところで、カナブンの話をすると、世間の人々は大いなる誤解をしていることに気付かされます。緑色で光っているコガネムシ類はすべてカナブンと呼ぶと思っている人の多いこと・多いこと。(砦のまわりだけかな?)

試しにアオカナブン・コガネムシ・アオドウガネ・ヒメコガネの4枚の写真を見せて、「カナブンはど〜れだ?」って質問すると、まずは「え〜っ!、全部カナブンじゃないんですか?!」と。「違うよ、この内一つだけだよ」と言うと、「これは違うよね」と、最初にのけられるのが、実はアオカナブンっていうケースがとっても多いんです。

中でも、街中でも電灯に飛んできてよく見かける、アオドウガネをカナブンだと思い込んでいる人が多いようです。『それって、何処にでもいる雑種の犬を見て、「チワワだ」って言うようなもので、カナブンに、とっても失礼なんだよ』と説明すると、ようやく分かってもらえます。

この夏、世間の誤解を解く為に、本業そっちのけで時間を割いた砦の主でした。
因みに、蜜巴の下に写ってるヨツボシオオキスイも、クヌギ林の常連ですね。

 

園長:蜜巴のカナブンたち、なかなかシブイ輝きを放ってますね。

コガネムシやカナブン関係は、方言や俗称もたくさんあったりして、ややこしいですね。

‥でも、どこにでもいるアオドウガネも、雑種の犬も、それぞれに魅力あふれる生き物たちなので、彼らに間違われることが、即、失礼にあたる、ということはないと思います。


3489.10.13.2004 from とまと さん

初めまして。私は、この時期になると毎年洗濯物につく虫が嫌で、対処方法が知りたくてこの広場にやって参りました。どうやらカメムシと言うみたいですね。今のところ対処方法があまりないようでがっかりもしましたが、たくさんの人が困っているようで、うちだけじゃなくて、少し安心しました。でも本当に嫌ですね。タオルなどを使うのにも気をつけて見てしまいます。なにか良い対処法をご存じの方はぜひ教えてくださいね!

園長:気温が下がってそろそろカメムシたちも冬支度、ということで、私たちとニアミスする機会も増えてしまいますね。
カメムシ撃退のいい知恵をご存知の方がいらっしゃいましたら、ぜひメールください。


3488.10.12.2004 from 砦の主 さん

園長先生、こんばんわ。砦の主です。クヌギ林の仲間達は、今日はお休みです。
連休中、少年時代を過ごした、懐かしの故郷に帰省して、母親の墓参りをしてきました。

墓の周りの雑草を引き抜いていた時、体長4cmほどの黒光りしたヤツが、ブロックの隙間を足早に逃げていきました。慌ててカメラを取り出して、かろうじて写したのが、この写真です。

母の墓を守っていてくれたような気がして、一言お礼を申し上げたく、ぜひ是非お名前をおうかがいしたいと思ったのですが、何も言わずに立ち去っていかれました。
9月12日、茜ままさんの3403の写真とは、少し違うようです。オサムシ系の幼虫かとは思いますが、どちらさまだったのでしょうか?よろしくお願いいたします。

園長:4cmとは、けっこう巨大ですね。
これは、おっしゃるようにオサムシの仲間の「マイマイカブリ」の幼虫ではないでしょうか。
成虫と同じくカタツムリを食べます。

※この投稿は「むし探検広場 ブログ版」にも掲載しました。


3487.10.12.2004 from けめ さん

初めまして、こんばんは。けめと申します。
いつも楽しく拝見しており、今までにも何度かお聞きしたい虫話もありましたが、今回どうしても心配なことがあるので、初メールさせていただきました。

実は毎年「ネコヨラズ」という植物の1鉢に、ナミアゲハの幼虫が何匹も孵るのですが、昨年は残念ながら1匹も羽化せず、肉食の昆虫にやられたか、1鉢に何匹も孵るので食べる若葉が無くて全滅してしまったようでした(涙)
そんな中でも1匹は蛹まで確認できましたが、蛹に穴が開いていたので、ヤドリバチかなにかにやられてしまったようです。

そして、今年も真夏に何匹か孵りましたが、結局雨の掛からないところで1匹が無事羽化していっただけのようでした。
あとの幼虫は、何処を探しても蛹が見つからなかったので、やはり食べられてしまったのでしょうか・・・

ところが、この夏は残暑も厳しく、9月の終わりにまた1匹、かわいい幼虫が孵っているのを発見しました。
しかし9月の終わりということもあり、心配しているうちにあっという間に寒くなってしまいました。
なんとか秋の長雨の前にやっと蛹になりましたが、暖かい日があっても一向に羽化する様子もありません。
蛹になってから、かれこれ2週間は経っているでしょうか。

今度こそは羽化まで確認したいと思っていたのに、あまりに寒くなってきてしまい、この子は蛹のまま死んでしまったのでしょうか。
それともまだ生きていて、蛹のまま越冬出来るのでしょうか。

わたしは子供の頃から生き物が大好きで、見ているだけでも楽しくて飽きません。
この子の無事を(羽化した後の蛹の確認でも安心します)祈りつつ、怖々回答をお待ちしております。

よろしくお願い致します。

園長:その蛹は、たぶんそのまま冬を越して、順調ならば来年の春に羽化すると思います。
アゲハの幼虫は、気温や日照時間を感知して、秋が深まる頃に蛹化する場合は、越冬蛹になります。

真夏の頃に育っていた幼虫は、中には敵に襲われたのもいるのでしょうが、目の届かないところで生き延びてチョウになっているものもいると思います。
幼虫は、蛹になるときに、育った場所からかなり離れた場所まで移動するのがほとんどで、気づかないうちに羽化していくことのほうが多いのです。


3486.10.12.2004 from ぶどどん さん

アゲハチョウの幼虫を室内で飼っていたのですが、9月の終わり、緑色の蛹になりました。そのまま越冬できるか不安です。外に出したほうがいいでしょうか?

園長:その時期だと、越冬蛹の可能性が高いですね。
暖房している部屋に置いておくと冬のうちに羽化してしまうおそれがありますが、今あわてて外に出す必要はありません。
冬が来る前には、屋外か、玄関など暖房の影響が及ばない場所に移してあげてください。


3485.10.11.2004 from ももちゃん&ゴルディ さん

園長先生こんにちは。はじめまして。
ももちゃん&ゴルディといいます。
今年の夏からコクワガタがいます。こちらのサイトを参考にさせてもらいながら飼育していたおかげで元気いっぱいの日々です。
冬眠しないのでしょうか・・・少し前まで新聞紙を細かく千切ったものを敷いていたのですが、冬眠のことを考え「飼育マット」を敷いたのですが、全く潜らず。(新聞紙を千切ったものには潜るのですが・・・)
冬眠しなくても大丈夫なのですか?飼育マットでなく、新聞紙を細かく千切ったものでも大丈夫なのでしょうか?今も元気に昆虫ゼリーを食べているのですが。心配です。
教えてください。よろしくお願いします。

園長:そのコクワガタくんは、昆虫ゼリーを元気に食べているということは、しっかり活動中なので、まだ冬眠する気分になっていないようです。
もう少し秋が深まって気温が下がると、自分からマットの中にもぐるようになるのではないかと思います。
エサを食べているうちは、あまり心配せずに見守ってあげてください。


3484.10.11.2004 from ひで吉 さん

園長さん、いつも楽しませていただき、ありがとうございます。

先日、とても大きなカメムシを見つけました。体長 3.5cmほど、横幅もかなりありました。腹面はペンキを塗ったように真っ白でした。幸いにも(?)肝心の臭いは確認できませんでしたが、直撃をくらったらきっと強烈だったでしょうね。
しばらくポーズを取ってくれたあと、ブゥ〜ンという、まるでカナブンのような大きな羽音をたてて飛び去っていきました。

100gほどの古い小型デジカメ(一応マクロ機能付き)を使って撮影したため、狙ったところにピントを合わせづらく、頼みのマニュアル機能もないので苦労しました。スナップ専用にしていたデジカメなのですが、友人のデジカメを借りるチャンスがなかなかないことから、しかたなく虫撮りにも使ってます。
でもカメラが無いよりはましだから、良しとしなければ。
最近ではこちらでも割と性能のいいデジカメを安く売っているので、思い切って新しいのを買ってしまおうかと真剣に悩んでいる今日この頃です。


園長:うわわわ‥ なんだコレは‥
ぶっとりしてますねぇ。
かなり小顔で、背中はやけにつるつるお肌、おまけにお腹は超美白。
一見、野暮ったくもありますが、よく見ると、とても洗練されたデザインで、感心してしまいます。

※この投稿は「むし探検広場 ブログ版」にも掲載しました。


3483.10.11.2004 from ハッブル さん

お久しぶりです。ハッブルです。
今日、平城宮跡へ虫の写真を撮りに行って、こんなのを見つけました。なんだか「生みたて新鮮タマゴ」って感じがしませんか?でもなんのタマゴなんでしょう。これだけでわかりますでしょうか?
それと、ヒメアカタテハらしい幼虫も見つけたので、ヨモギのお住まいごと持って帰ってきました。たしか、クラスの虫好き少年君が好きだったと思うので、教室で飼ってみます。ヒメアカタテハも成虫越冬ですか?それだったら、この秋に羽化するのかな?

園長:きれいな卵ですね。たぶんクモの仲間かなと思うのですが、どんな種類かは、私にはよくわかりません。この卵は本来こんな色で、いつまでたっても産みたてのような美しさなのかもしれません。

ヒメアカタテハは南方系の種類で、越冬態は特に決まっていません。たぶん、秋のうちに羽化するのではないでしょうか。


3482.10.11.2004 from かよこ さん

1.チャハマキ 2.ウスエグリバ でよろしいでしょうか
蛾の仲間の名前を決定するのに四苦八苦しています。まるでパズルをしているみたいです。
自分なりに名前を決定しても本当にこれでよいのかまだまだ疑問が残りすっきりいたしません
3.不明 よろしくお願いいたします

1. 2. 3.

園長:蛾の同定は、ほんとうに難しいですよね。でも、それだけに、パズルが解けたときの嬉しさはひとしおですね。

1.のチャハマキは間違いないです。2.も、たぶん、ウスエグリバであってると思います。
3.は、シャクガの仲間の「ヒロバウスアオエダシャク」ではないでしょうか。


3481.10.11.2004 from ? さん

はじめまして 昆虫の種類が知りたくて こちらへ おじゃましました。
おわかりの方が いらっしゃいましたら 是非おしえてくだささい。
よろしくお願いいたします。

夕方頃 全体的にボサッとした表面の質感の羽付いてるようで〜バッタみたい感じでした。
前足4本で 蜘蛛みたいな足 大きさは7センチくらいでした。

園長:この、いろんな虫の特徴を組み合わせたようなへんてこな昆虫は、ガの仲間の「コウモリガ」です。
でも、この頑丈そうな脚は、まったくガらしくないですよね。


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