昆虫採集・昆虫観察の旅行記

むし探検ツアー

奈良・春日山
〜緑百景、虫千態〜
【1】 緑のトンネルと樹幹の森
春日山と高円山の谷間を走る滝坂の道にて。初夏の頃は、まるで緑のトンネルです。
春日山遊歩道で見つけたスカシシリアゲモドキ。オスは尾端を反り返らせていて翅は無地(左)、メスの翅端には黒い紋があります。(右)
林縁の日当たりのいい下草で見つけたフキバッタの一種の幼虫たち。
左:木の隙間にいたマダラカマドウマ
右:お尻のはさみを振りかざして威嚇するハサミムシの一種。
左:針葉樹の樹皮にとまるアミガサハゴロモ
右:掌にのせるとこんなに小さいチッチゼミの脱け殻。
左:朽木の裏に隠れていたトビイロオオヒラタカメムシ。
右:ちょっとファッショナブルなヒシバッタの一種。
渓流沿いのシダにとまるガガンボカゲロウ。3本の尾が誇らしげ。
左:メタリックグリーンに輝くカワトンボ
右:イトトンボの中でもひときわスマートなホソミイトトンボ
左:樹皮に産みつけられていたヒナカマキリの卵鞘。大きさはたったの5ミリ。
右:林縁の草むらから跳び出したハナネガイナゴ
巨樹の幹に生えた たくさんのコケ。下から見上げると、まるでここにもミニチュアサイズの森が形成されているかのようです。
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