クロメンガタスズメ

チョウ目 スズメガ科 スズメガ亜科
Acherontia lachesis
前翅は、茶褐色、灰褐色、灰青色などが複雑に混ざり合ったまだら模様。後翅は、黄褐色地に太い黒条がある。胸部背面には怪しげな人面模様が浮かび上がっている。腹部背面には青色と黒色の縞がある。メンガタスズメに似るが、後翅の黒条がより発達することや、腹部の青色部の幅が広いことなどで見分けられる。
南方系の種類で、従来はおもに九州以南を分布域にしていたが、徐々に勢力を北に拡大し、本州の温暖地でもよく見られるようになっている。
幼虫は、ゴマ、ナス、トマト、タバコなどの葉を食べる。
幼虫の情報はこちら → クロメンガタスズメの幼虫(芋活.comへ)
クロメンガタスズメ
飼育羽化個体(奈良県奈良市産) 2016.5.5
クロメンガタスズメ
飼育羽化個体(奈良県奈良市産) 2016.5.5
背中には、不気味に笑う人面模様がある。
クロメンガタスズメ
飼育羽化個体(奈良県奈良市産) 2016.5.5
クロメンガタスズメの蛹。土に潜って蛹化する。蛹化直後は、淡黄緑色と赤褐色に塗り分けられているが、やがて黒褐色に変色する。
クロメンガタスズメの蛹
飼育個体(奈良県奈良市産) 2015.10.18
クロメンガタスズメの蛹
飼育個体(奈良県奈良市産) 2015.10.18
クロメンガタスズメの蛹
飼育個体(奈良県奈良市産) 2015.10.20