アリガタハネカクシ属
（オオアリガタハネカクシ属）の一種

全身が光沢の強い黒色で、触角と肢は黄褐色のハネカクシ。腹部の中ほどが幅広くなっている。
山地の森林で見られ、小昆虫などを捕らえて食べる。
アリガタハネカクシ属（オオアリガタハネカクシ属）は、西日本〜九州にワダアリガタハネカクシ（ワダオオアリガタハネカクシ）Paederus wadai　が、紀伊半島にアリガタハネカクシ（オオアリガタハネカクシ）P. poweri　が、関東山塊にクロサワアリガタハネカクシ（クロサワオオアリガタハネカクシ）P. kurosawai　が、関東山塊以外の東日本〜北海道にコアリガタハネカクシ（ルイスオオアリガタハネカクシ）P. lewisi 　が分布し、外見で区別することは難しい。