体は黒色で、翅に2本の太い黒帯を持つシリアゲムシの仲間。頭部が長く前に伸び、オスはお尻をクルリと巻き上げている。
初夏に現れるものは黒色で比較的大きく(上2枚)、晩夏に現れるものは黄色っぽく小さい(下4枚)。黄色っぽいものはベッコウシリアゲと呼ばれ、昔は別種と思われていた。
林縁部の葉上で見られ、よく飛ぶが、すぐにとまる。死んだ昆虫の体液などを吸う。
(近縁種マルバネシリアゲ、キバネシリアゲとは非常によく似ており、正確な同定にはオスの腹端の形態を確認する必要があるが、翅の斑紋などからヤマトシリアゲの可能性が高い個体の画像を掲載した。)
♂ : 長野県諏訪市霧ケ峰 2008.7.29
♂ : 大阪府東大阪市 2014.8.21
♀ : 大阪府四條畷市室池 2002.9.25
♀ : 大阪府四條畷市下田原 2000.10.4
交尾 : 東京都東村山市八国山緑地 2009.9.6