「赤地に細かい黒紋」「黒地に大きな赤紋」「全体が黄赤色」など、模様にいろいろなバリエーションがあるテントウムシ。大きさはナナホシテントウとほぼ同じ。
住宅地から山地まで、どこでもごく普通に見られる。成虫も幼虫も植物に付くアブラムシを食べる肉食性。人家の庭などではナナホシテントウより多く、うまく定着してくれれば農薬の変わりになる益虫。成虫で冬を越す。
下の写真は、「赤地に黒紋」タイプ。
大阪府四條畷市下田原 2001.5.14
「黒地に赤2紋」タイプ。西日本では、このタイプが一番多い。
奈良県生駒市東生駒 2004.5.21
「黒地に赤4紋」タイプ。
大阪府東大阪市 2014.5.31
交尾するペア。
交尾 : 奈良県生駒市東生駒 2001.4.25
木の幹に産卵するメス。
産卵 : 東京都町田市図師 2011.4.24
卵 : 奈良県生駒市東生駒 1999.6.13
ナミテントウの幼虫。やや紫がかった黒色で、体の中央部が赤い。アブラムシを食べて育つ。
幼虫 : 大阪府東大阪市枚岡 2003.5.18
エサのアブラムシが少なくなり、身動きのできない仲間の蛹を共食いする幼虫。
幼虫の捕食(同種の蛹を共食い) : 奈良県生駒市東生駒
羽化したばかりのナミテントウ。最初、はねは黄色一色だが、やがて本来の色模様が浮かびあがってくる。
羽化直後 : 1998.5.