黒色で、後翅の中央に白紋があり、周縁に丸い赤色紋が並ぶ。赤色紋は、翅の表面よりも裏面のほうが鮮やか。頭部〜腹部も広く赤色で、見るからに毒々しい。
海岸沿いの林縁や草原などで見られ、ゆったりと飛んで、さまざまな花で吸蜜する。
幼虫は、リュウキュウウマノスズクサ、コウシュンウマノスズクサ、ウマノスズクサを食草とし、幼虫も成虫も体内に食草由来のアルカロイド系毒物質をもつ。
台湾からの迷蝶が、1968年頃に八重山諸島に定着したと考えられ、その後、急速に北に勢力を広げ、現在は奄美諸島以南で見られるようになっている。
幼虫の情報はこちら →
ベニモンアゲハの幼虫(芋活.comへ)