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林で蝶をさがそう


蝶に会うポイント その1 
 
    
樹液の出ている木 林の中で甘酸っぱいにおいがただよってきたら、クヌギやコナラなど、昆虫が好きな樹液の出ている木が近くにある証拠。(樹液のまわりには、ハチがブンブン飛んでいるので刺激しないように気をつけよう)

 この写真はコムラサキ。もっと立派なオオムラサキはめっきり減ってしまいましたが、子分格のこの蝶なら、見つかるかもしれません。 

 そのほか、樹液でよく見られる蝶に、サトキマダラヒカゲ、ヒメジャノメ、ヒカゲチョウ、ゴマダラチョウ、スミナガシ、ルリタテハなどがあります。 

蝶に会うポイント その2 
    
林と原っぱのさかいめ 林の奥深くよりも、林道ぞいや林の中にポコッと空いた草原に、たくさんの昆虫が集まります。日当たりがよくて、日かげもあって、草や花の種類も多いからです。

 この写真はオオチャバネセセリ。長い口をのばして、蜜を吸っています。蝶は種類によって好きな花の色が違いますが、このアザミのような、うすむらさき色の花が一番人気があります。 林と原っぱのさかいめでは、モンキアゲハ、キチョウ、コミスジ、ミドリヒョウモン、キマダラセセリなどなど、本当にたくさんの蝶を見ることができます。

蝶に会うポイント その3
 
    
水にぬれている地面 雨の翌日の水たまりや、小さな流れが道を横切っているところには、水を吸うために蝶が集まってきます。ただし、やってくるのは、たいていオスばかり。

 この写真はカラスアゲハ。よく似たクロアゲハは真っ黒ですが、この蝶は少し青みがかった羽根を持っています。

 イチモンジチョウ、コチャバネセセリ、ウラギンシジミ、テングチョウなどが、よく水場をおとずれます。

蝶に思いきり接近する方法  蝶の動きや飛行ルートをじっくり観察していると何度も同じ花にやってきたり、同じ葉っぱに止まるのがわかります。そのポイントで根気よく待って見ましょう。

 1メートル以内にまで近づくことに成功したらここからが真剣勝負。まずは、息をとめて体を石のように固めましょう。蝶が低い位置にいる場合は、慎重にヒザを地面に着けて体を安定させます。あとは蝶と自分をむすぶ直線を頭に描き、それに沿うつもりで(横方向に動くと逃げられます)顔や手をゆっくりゆっくり近づけます。うまくすれば、はねにさわることも可能です。(草が風にそよぐようにさわりましょう)

(写真はクロヒカゲ

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