ムシクソハムシ
(ナミムシクソハムシ)

甲虫目 カブトムシ亜目 ハムシ科 コブハムシ亜科
Chlamisus spilotus
黒褐色で、円筒形。前胸や上翅に細かな隆起がある。
雑木林のコナラやクヌギで見られ、葉上に静止していると、イモムシの糞によく似る。
ムシクソハムシ
交尾 : 京都府木津川市 2015.5.6
ムシクソハムシ
交尾 : 京都府木津川市 2015.5.6
交尾ペアを少し離れて見たところ。イモムシの糞と思って見過ごしてしまう。
ムシクソハムシ
交尾 : 京都府木津川市 2015.5.6
ムシクソハムシ
奈良県生駒市 2014.4.25
ムシクソハムシの幼虫。自分の糞でつくったケースを背負っている。終令幼虫の体長は4mm前後。
コナラやクヌギの葉を食べて育つ。
活動していない時は、ケースの中に身を隠して葉の上などに付着しており、蛹化も、そのままケースの中で行う。
ムシクソハムシの幼虫
幼虫 : 飼育個体(京都府精華町産) 2016.7.23
ムシクソハムシの幼虫
幼虫 : 飼育個体(京都府精華町産) 2016.7.23
羽化した成虫は、ケースの底を開けて脱出する。
ムシクソハムシ
飼育個体(京都府精華町産) 2016.8.7
頭部や脚は、体にピッタリ収納することができる。こうなると、糞以外の何物でもない。
ムシクソハムシ
飼育個体(京都府精華町産) 2016.8.7
ムシクソハムシ
飼育個体(京都府精華町産) 2016.8.7