さまざまな姿に進化をとげた昆虫たち。
私たち人間の目で見ると、ちょっとへんてこりんな姿形をしたものもたくさんいます。
とくに、幼虫たちの中には、そのまま人気キャラになれそうな奇妙な仲間がいっぱいです。
今回は、「いったいナゼ!?」と、思わずつっこみたくなるような、ムフフなへんてこ幼虫の大行進です。
お尻にまるでタンポポの綿毛のような飾りをつけたベッコウハゴロモの幼虫。
そののんびり顔に似合わず、危険を察すると、ピン!とジャンプしてどこかに消え去ります。(7月中旬)
左:まるで植物の一部のような突起を持つクロモンキリバエダシャクの幼虫。「帰ってきたウルトラマン」に出てきたツインテールに似てる、といってもわかってくれる人は少ないか‥。(5月上旬)
右: まんまるほっぺにくりくり目玉。実はほんとうの頭は恥ずかしそうに隠しているアケビコノハの幼虫。(11月中旬)
枝に化けているつもりのトビモンオオエダシャクの幼虫。頭の突起の小細工もいいんだけれど、色違いが残念です。(6月上旬)
左:シロオビアワフキの幼虫が造った泡の家。
右:その中にいた家主。尖ったお尻から泡を出します。(いずれも6月上旬)
左:綿毛にまみれ、身の回りも綿毛だらけにしてしまうアオバハゴロモの幼虫。(7月中旬)
右:体つきも顔つきもあどけないウズラカメムシの幼虫。(7月上旬)
まるで骨のような細長い脚を持ったヒメシャチホコの幼虫。ポーズもかなり変。(9月中旬)
人面カメムシ2題。
左:アハハハハと大笑いする小学生、アカスジキンカメムシの幼虫。(5月中旬)
右:北欧のバイキング、ウシカメムシの幼虫。(9月上旬)
左:同じ地中生活仲間のモグラとそっくり、ケラの幼虫。(11月中旬)
右:触っちゃダメよ!と言いたげなトホシテントウの幼虫。でも、このトゲは実際にさわってみるとヤワヤワです。(4月上旬)
元気いっぱいの爪楊枝は、ナナフシモドキの幼虫です。(4月下旬)
(初出 「むし探検メール No.39」)
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