★★ File8 秋の豊潤 水元公園 ★★★
10月下旬のある日、東京の東端に位置する水元公園に出かけてきました。
秋も後半にさしかかり、虫影が少ないのではないかと心配しましたが、お天気にも恵まれ、思いがけず、たくさんの昆虫たちに出会うことができました。
水元公園は、江戸時代に造られた遊水地小合溜(こあいだめ)沿いに延々と伸びる広大な自然公園です。川の向こうには埼玉県のみさと公園の緑が見えます。
秋の定番、アカトンボ類2種。
左:アキアカネ 右:ノシメトンボ
公園の一角にはセイタカアワダチソウの大群落があり、鮮やかな黄色の花が満開に。
さまざまな虫たちが、蜜や花粉を求めて次々とやって来ます。
これは、ニホンミツバチ。
左上:セイヨウミツバチ 右上:キゴシハナアブ
左下:コアオハナムグリ 右下:ツユムシ
左上:モンキチョウ 右上:モンシロチョウ
左下:ヤマトシジミ 右下:ヒメアカタテハ
ニクバエの一種を静かに狙うハナグモ。
木の葉にそっくりのヒメクダマキモドキ。クモの巣にひっかかっていたところを救出しました。
草むらに足を踏み入れると、キリギリスやバッタの仲間たちが跳び出します。
左上:セスジツユムシ 右上:オンブバッタ
左下:ハネナガイナゴ 右下:コバネイナゴ
左:コバネササキリ 右:ホシササキリ
シーズンの終わりを惜しむように舞う可憐な蝶たち。
上:ナミアゲハ
左下:ムラサキシジミ 右下:ベニシジミ
人慣れしているのか、野鳥たちも比較的のんびりしています。
左:コサギ 右:カルガモ
公園北部のバードサンクチュアリの周辺には、自然度の高い雑木林があります。
足元に気をつけると、プチ・アクセサリーのようなテントウムシたちが。
左上:ヒメカメノコテントウ 右上:ダンダラテントウ
左下:ナナホシテントウ 右下:トホシテントウの幼虫
(初出 「むし探検メール No.63」)
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