File13 真夏の白日夢 八王子・長池公園(7月下旬)
梅雨が開け、子供たちの夏休みが始まると、一年で最も暑い季節がやって来ます。
昆虫たちも猛暑を避けるのか、初夏や梅雨時ほどの賑やかさはなくなってしまいますが、それでも、公園や野山にでかければ、様々な夏の虫に出会うことができます。
7月下旬のとある曇天の日、八王子市東南部に位置する長池公園に行ってきました。
園内にある大きなため池、築池。この季節は深い緑に囲まれている。
左:一日中よく鳴くニイニイゼミ
右:クズの葉に多いホシハラビロヘリカメムシ
ハゴロモ2種
左:アミガサハゴロモ 右:ベッコウハゴロモ
園内の遊歩道。陽射しが避けられていいけれど、蚊が多いのが難点。
左:アクセサリーのように美しいアシグロツユムシの幼虫
右:成虫でも翅が短いヤマトフキバッタ
上左:葉を食べるアオドウガネ
上右:マメコガネのカップル
下左:朽木で見つけたナガゴマフカミキリ
下右:樹液に来ていたカナブン
地表で交尾していたトウキョウヒメハンミョウ。オスが大顎でしっかりメスを捕まえている。
丸い食痕を残して休息していたイチモンジカメノコハムシ。身体の周囲は半透明。
上左:クロウリハムシ 上右:コフキゾウムシ
下:何故か蟻の攻撃を受けていたトゲアシクチブトゾウムシ
夏の盛りに実が膨らんでくるエゴノキ。鈴なりになった実をよく見ると、この季節の小さな主役たちが‥。
エゴノキの実を食べるエゴヒゲナガゾウムシのオス(上)とメス。
エゴヒゲナガゾウムシ4態
上左:複眼の部分が飛び出した異形のオス(この形相から、ウシヅラヒゲナガゾウムシとも呼ばれる)
上右:メスに言い寄る小型のオス
下左:メスが、ものすごく念入りに実を齧っていると思ったら‥
下右:そのあと、半回転して産卵を始めた
強い香りを放ちながら咲くヤマユリ(長池公園の隣の清水入緑地で撮影)
右:魅惑の目玉模様ハグルマトモエ
左:一族揃って食事中のオオヒラタシデムシ(上は交尾中の成虫、下は幼虫)
上左:ヤマトシジミ 上右:クロヒカゲ
下:産卵するキチョウ
上左:緑色の複眼が美しいアオメアブ
上右:翅まで真っ黒、クロバネツリアブ
中左:シオカラトンボのオス 中右:同じくメス
下左:クズの葉裏に潜むササグモ
下右:コガネグモの一種の幼体
葉裏にとまっていたアカボシゴマダラ。外来昆虫だが、はっとするほど美しい。
(初出 「むし探検メール No.75」)
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