ウスバキチョウ

 大雪山を代表する蝶、ウスバキチョウは、原始的なアゲハチョウの仲間。アサヒヒョウモンとともに、日本では、大雪山系の標高1,700 m以上の高山帯だけに住む。

ウスバキチョウ Parnassius eversmanni
7月中旬 北海道大雪山高根ヶ原 
ハイマツにとまって、はねを休めるメス。オスにくらべると、はねの黒い部分が少し広い。
ウスバキチョウ

ウスバキチョウ Parnassius eversmanni
7月中旬 北海道大雪山コマクサ平 
タカネオミナエシで吸蜜するオス。好天の日中は、素早く、活発に飛びまわり、なかなかシャッターチャンスを与えてくれない。。大きさはモンシロチョウとおなじぐらい。
ウスバキチョウ

ウスバキチョウ Parnassius eversmanni
7月中旬 北海道大雪山コマクサ平
日光浴しているところ。少し日が陰ると、このようにベタッと地面にへばりついているのを良く見かける。
ウスバキチョウ

ウスバキチョウ Parnassius eversmanni
7月中旬 北海道大雪山コマクサ平
幼虫の食草コマクサのそばでの交尾。コマクサは「高山植物の女王」と呼ばれる。
ウスバキチョウ

ウスバキチョウ Parnassius eversmanni
7月中旬 北海道大雪山コマクサ平
交尾。黄色くて赤い斑紋がめだつ方がメス、白っぽい方がオス。(オスはメスより生まれるのが1週間ほど早いので、はねがいたんでしまっている)オスは、メスがほかのオスと交尾できないようにするため、メスの交尾器にふたをしてしまう。
ウスバキチョウ
ウスバキチョウ

ウスバキチョウ Parnassius eversmanni
7月中旬 北海道大雪山コマクサ平
コマクサの近くに産卵するメス。卵から成虫になるまでには丸2年かかる。
ウスバキチョウ