岳沢−2

タカネキマダラセセリ Carterocephalus palaemon

 一見なんてことはない2〜3センチの小さなチョウだが,北アルプスと南アルプスのごく限られた場所だけで見られる貴重な種類.クモマベニヒカゲと同じく,樹木限界より低いところの草原にすむ.飛ぶ力は弱くて,生まれた場所からあまりはなれない.(ベストシーズンは7月)
 上の写真はオス.下がメス.メスの方が少し大きく,胴が太く,はねの黄色部分がひろい.飛びかたもモタモタッとしている.
 いろいろな花を訪れるタカネキマダラセセリ.岳沢では時期をはずさなければ確実に見られる.
クガイソウ Veronicastrum sibiricum
ハクサンフウロ Geranium yesoense
グンナイフウロ Geranium eriostemon
イワツメクサ Stellaria nipponica
ハクサンシャクナゲ Rhododendron brachycarpum
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