虫の写真図鑑
Cyber昆虫図鑑 野の花にくる昆虫
原っぱに咲く花々は、蜜や花粉を求める昆虫たちで、いつも大にぎわい。
特に、タンポポやヒメジョオンなど黄色が目立つ花や、アザミなどの赤紫色の花に、人気が集まります。
きれいに咲いている花のそばで待っているだけで、虫たちが勝手にやってきてくれるので、観察も簡単です。
ふたつ折りのラブレター チョウ(+ガ)の仲間たち
野原といえばチョウがつきもの。
チョウが遊ぶのをながめながら、そよ風に吹かれてボヤーとしているのは、とても気分の良いものです。
アゲハチョウやヒョウモンチョウがよく訪れるアザミの花は、チョウがとまると花粉を吹き出して、その体に
くっつきやすくし、別の花に運んでもらいます。
昆虫と植物は、上手に共生しているのです。
花粉が大好物 ハナムグリの仲間たち
大きな豆粒のようなハナムグリの仲間は、花の中に頭を突っこんで、花粉を食べます。
前ばねを閉じたまま後ろばねを開いて飛ぶ技を持っているので、体に似合わず、花から花へ巧みに飛ぶことができます。
ホバリング名人 ハナアブの仲間たち
ハナアブの仲間は、早春から晩夏まで、いつでも見られる元気者。
はねを高速ではばたいてホバリングしながら花々を訪れます。
黄色と黒色の縞模様には一瞬ギョッとさせられますが、これは、虎の衣ならぬ「蜂の衣」を借りているだけ。
実は何の武器も持たないおとなしい虫たちです。
楽しそうな働き者 ハチの仲間たち
次代をになう幼虫を育てるために、いつもせっせせっせと働いているハチたち。
働くのが楽しくてしようがない様子です。
メスは毒針を持っているのでさされることがありますが、花を訪れる種類には温厚なものが多いので普通に観察している限りは大丈夫です。