むし探検広場
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2660. 2. 3.2004 from ハッブル さん

 お久しぶりです。以前、アオムシのことで質問させていただいて、「もしかしたらタマナギンウワバかも…」との回答をいただきましたが、そのアオムシ、飼い主の同僚がインフルエンザと腰痛でしばらく休んでいる間にさなぎになっていたそうです。今日、さなぎを見せてもらったら、黄緑色で背中の稜がはっきりしていて、とがったふたつの突起が…。ということはモンシロチョウのさなぎかな〜?そのうち羽化するでしょうか?それともこのまま越冬するのでしょうか?越冬するんだったら、暖かい教室から出したほうがよさそうですね。

園長:あっ、モンシロチョウですね、それ。
 失礼しました。
 こんな冬場に活動しているアオムシなので、タマナギンウワバだと早合点してしまいました。
 せめて3月ぐらいまでは休眠させておいた方がいいので、教室からは出しておくことをおすすめします。室外でも、直射日光のあたる場所は飼育ケース内の温度が急上昇することがあるので避けたほうがいいです。


2659. 2. 3.2004 from ゆきパパ さん

 2、3ヶ月前の話なのですが、ある朝犬のサンポをしていた時2匹の幼虫が這っているのを見つけました。どうやら上の崖から転げ落ちてきた様なんですが、このままだと人や車に潰されると思い、拾い上げました。見た目は昔飼っていた『カブトムシの幼虫』みたいな感じで、体長は3cm程でした。元気に私の指をカジッていたので「ホッ。」っとしつつ柔らかい土の所に放してやったのですが、その幼虫は何故か2匹とも足を上にして、逆さまに這っていたんです。その数日後また同じ場所で1匹見つけたのですが、やっぱり逆さまに這っていました。いったいあの幼虫は何の幼虫で何故逆さまに這っていたのでしょうか?ぜひ、教えて下さい。

園長:その逆さま幼虫は、カブトムシと同じコガネムシ科に属する「ハナムグリ」の仲間の幼虫だと思います。
 普段は地中で暮らしていますが、背中に毛が生えていて逆さま歩きをすることができます。
 
 逆さま歩きの理由についてはよく知らないのですが、
 ・地中の穴を進むときには背中の毛を使って移動する方が好都合で、普段そういう移動の仕方をしているために、地上に出たときは逆さま歩きになってしまう
 または、
 ・もともとの肢は地中での生活に適用するため小さくなっていて地表を歩くには不都合のため、万一地表に出てしまったときの備えに、背中の毛が発達して逆さま歩きのワザを身につけている
 といったところではないかと思います。


2658. 2. 3.2004 from さくら さん

 園長先生こんにちは★★★
 1月19日にメールしたさくらです。回答ありがとうございました。1月23日に、はるママさん宛に回答した欄にトビムシの写真が掲載されてましたが、ウチの会社に出没する虫とはどうも違うようです。あれだけ大量発生していた虫ですが最近、急に少ししか発生しなくなりました。一体何なんでしょ?(発生しなくなって嬉しいのですが・・・)虫眼鏡で見た時の虫のイメージは、色は濃い灰色、楕円形でうぶ毛はなく足が6本、触角が2本はえてます。体長2ミリ 幅1ミリぐらいです。

園長:なんでしょうねぇ‥ やっぱりよくわかりませんねぇ‥
 確か、動きはにぶかったんですよね。それで、楕円形ということは、植物に付くアブラムシ(アリマキ)の一種かもしれませんね。
 何かの植物(たとえばマキなどの庭木)で暮らしていたものが、何らかの理由でその場を離れ、さまよっていた、という可能性があるかも。


2657. 2. 2.2004 from うすいかすみ さん

 園長先生へ

 1月31日(土)採取(群馬県前橋市自宅庭にて)。
 2月2日(月)死んでしまいました。
 大きさはモンシロチョウより少し小さめでした。
 羽の裏側はほとんど白。
 羽の表側はほとんど黒。

 この蝶々の名前を教えて下さい。
 宜しくお願いします。



園長:これは「ウラギンシジミ」というチョウです。
 成虫で越冬する種類で、冬の間は葉の裏などで休眠しているのですが、天気がよくて暖かい日には目覚めて活動することがあります。
 写真ではよく判別できませんが、翅の表にオレンジの紋があるのがオス、水色の紋があるのがメスです。


2656. 2. 2.2004 from キリシマ さん

 こんにちは、キリシマです。
 先月30日、親コカマキリもとうとう力尽きてしまいました。我家に来て半年、雪の日もあってエサ探しも大変だったけどやっぱり悲しいです。
 ヒナカマキリも先月15日に死んでしまい、こちらはもう少し長く生きられるものと思っていたので・・・。コカマと同じ様な環境で同じ様なエサでしたが、何か飼い方がいけなかったのでしょうか、残念です。
 卵は外に出して1週間程は数匹孵っていましたが、不完全な形のまま卵から離れられずに死んでしまっていました。最近はやっと今が冬だとわかってくれた様子??
 数ヶ月後、暖かくなったら元気にたくさん孵るのを楽しみにしています。
 正月明けに生まれたコカマは2度目の脱皮も終り、ちょっとひ弱な感じもしますが(寒さのせいかエサ不足のせいか?)一応元気にしてます。
 長生きできれば兄弟達とご対面できるかも?(ちょっと無理かな)

園長:そうですか。去年のカマキリたち、逝ってしまいましたか‥。
 それにしてもエサの確保が大変だったでしょうに、よく世話されましたね。
 あっ、というか、今年生まれのコカマキリの飼育は現在進行形なんですよね。兄弟対面が実現したらほんとうに楽しい。またまた、ちょっと変わったツーショットが撮れますね。


2655. 2. 2.2004 from 奈木野 さん

 はじめまして。

 私は小学校の教員です。

 今、総合という時間で、子どもがダンゴムシのことを調べています。
 子どもから質問があったのですが、ダンゴムシの寿命っていったいどのくらいなのでしょうか?
 いろいろなものにあったってみたのですが、のっていません。

 飼育したこともあるのですが、飼育環境が悪かったのか、寿命の途中と思われるところで、死んでしまいわかりません。

 教えていただけないでしょうか?

園長:一番よく見られる「オカダンゴムシ」という種類の場合、寿命はけっこう長くて、3〜5年ぐらいのようです。幼生の期間が約1年ありますので、卵から生まれてから死ぬまでの寿命は、4〜6年ということになります。


2654. 1.31.2004 from マッシー さん

 園長先生こんにちは。
 以前、12月にpage261の2609で河原で見つけた卵塊について質問した、マッシーです。写真を知り合いの方から添付していただきましたので、みていただきたくてまた、メールします。以前のお返事ではマイマイガかも?ということでしたが、いかがでしょうか?よろしくお願いいたします。

 ちなみに我が家の息子(小3)もへなちょこの大ファンです。いつも大笑いしたりゲームを楽しんでいます。

 

園長:れれっ?違いますね。これはマイマイガではないです。マイマイガの卵の綿は、もっとフェルトっぽくて、色はベージュがかっています。大きさももっと大きいし。
 これが一体何モノの卵なのか、もうしわけないのですがよくわかりません。
 綿の感じは、「ヨモギワタタマバエ」がヨモギに作る「ヨモギクキタマフシ」という虫えい(虫こぶ)に似ていますが、幼虫はどちらかというと甲虫の仲間っぽい感じもしますね。
 あと、ヨトウガの仲間の「スジキリヨトウ」も綿のような卵塊を作りますが、この写真のものよりもうちょっと小さいようです。

 結局、よくわからなくてすみません。
 この綿状卵塊の正体をご存知の方、ぜひメールください。


2653. 1.29.2004 from 海月 さん

 お久しぶりです。
 それと、あけましておめでとうございます(遅い)
 受験やらなにやらで忙しく来る事ができませんでした;
 合格決まったらまたきます;

 ところで今日変な鳥を見ました。
 大きさは鳩ぐらいか鳩より少し大きいぐらいで、すずめのような茶色い色をしていました。草の中を歩いていたんですが、曲がった長い足をしていました。その足の色はすごい鮮やかな黄色でした。
 いったいなんの鳥か、ご存知ですか?始めて見たので野鳥なのか、逃げ出した鳥なのかわかりません。(でも飼っているとしたら、大きなケージが必要なんだろうなぁ)

 白い蛾のことですが、居てたり居なかったりで結局12月の半ばぐらいに死んでいたのを祖母が発見したらしく埋めてやったそうです。
 ほかのサイトでも調べましたがやっぱりわかりませんでした。
 だからこっちも分からず終いでした。(デジカメがほしい・・・)

園長:おめでとうございます‥ といっているうちに、もう1月も終わりですね。
 2月になったら、もうすぐ春。次は、合格で「おめでとう」がいえますように。

 その変な鳥は、もしかしたら「ケリ」という野鳥かもしれません。千鳥の仲間で、耕す前の田畑や湿った草地が好きな種類です。「ケリリ‥」という強い鳴き声を出すことから名まえがつけられました。 


2652. 1.28.2004 from ふーみん さん

 まだ寒くなる前 スーパーから買ってきた韮の束の中からカタツムリが転がり出てきました。冬になる前に公園の落ち葉の中に放してやるつもりで居ましたが急に寒くなった為に放す時期を逸してしまい 結果的に我が家の部屋の中でぬくぬくと越冬することになりました。
 現在 お豆腐のパックに卵の殻と小松菜を入れてラップでカバーしています。
 食欲旺盛で小松菜の葉に穴をあけまくっています。卵の殻に乗せても そそくさと降りてしまいカルシウムは足りているようです。
 他の仲間は冬眠しているのに この子は毎日喰っちゃ寝をしていて良いものでしょうか。
 冬の間の飼育法を教えてください。

園長:真冬なのに元気なカタツムリですね。
 生き物は案外丈夫なので、この季節でも比較的暖かい日の日中に野外に逃がしてあげれば、それなりに適当な場所を見つけて冬眠するのではないかと思いますが、そんなに元気なら飼い続けたくなりますね。
 飼育下でも冬眠させる方法もありますが、この真冬にそんな状態なら、無理に冬眠させずにそのまま活動させておいた方がいいかもしれません。
 冬の間の飼育のコツというのを特に知っているわけではないのですが、この季節の低温はカタツムリの体にとって厳しいことに違いはないので、半日光のあたる場所や、熱帯魚水槽の上など、できるだけ暖かい場所に置いてあげるのがいいです。
 豆腐のパックだとちょっと小さすぎて、温度変化などが極端にならないか心配なので、そのパックに入れたまま(ラップもそのまま)で、パックごと、もう少し大きなケースにすっぽり入れて二重ケースにするのもいいかもしれません。
 あと、冬は湿度が低いので、乾燥しすぎないように注意してください。


2651. 1.27.2004 from ぱら さん

 変な虫を見つけました。ものすごいでかい蚊に見えました。
 なかなか風情のある姿だったので、思わず捕まえてしまいました。
 生物の先生に助けてもらって、ミカドトリバらしいということは分かったのですが、蛾の仲間とは思えない姿に、すっかり騙されてしまいました。
 調べたら、蚊に擬態しているとのこと。
 蛾が蚊に擬態して、一体どんな利益があるのでしょう。
 何故トリバガが蚊に擬態しているのか、教えていただけませんか?

園長:えっ、トリバガって、やっぱり蚊に擬態しているんですか!?ご質問いただいたのにもうしわけないのですが、恥ずかしながら知りませんでした。

 下の写真は、去年の秋に近所の自然公園で撮影したトリバガの一種ですが、かなり小さくて、おまけに後肢を反り返らせるように伸ばしている姿がほんとうに蚊にそっくりで、園長も「あまりに似すぎている‥」と思っていました。
 しかし、おっしゃるように、一体どんなメリットがあるんでしょうねぇ‥。
 少し考えてみたのですが、まったく思いつきません。
 トリバガの擬態について、何かご存知の方、おられましたらメールください。園長も気になって仕方ない。


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