2720. 3.22.2004 from ハッブル さん
あの蛾はホウジャクだったんですね。教えていただいて、ありがとうございます。わかってすっきりしました。通勤電車を遅らせて、駅から職場に走っていった甲斐がありました。
これからいよいよ虫の季節ですよね。毎度毎度、園長さんを図鑑代わりにするのも申しわけないので、ちょっと臨時収入があったので、思い切って「蛾類図鑑」を買うことにしました。調べてみましたが、高いですよねー。蝶は「ポケット図鑑」とかあるのに、なんで蛾のほうはハンディなのがないんでしょうねえ。人気の違いかな?
園長:蛾の図鑑、確かにお高いですよね。
蝶とは人気度が違うというのも真実ですけど、蛾は種類が多くて、なんと蝶の20倍以上、6000種近くいますので、ハンディ図鑑だと結局
ほとんどの種類が載っていない、ということになってしまうんですよね。
図鑑が手元にあっても、蛾は、標本写真と、生きてとまっている時の様子が違うものが多いので、自力で種類を同定するのはなかなか大変です。でも、それを一生懸命に調べるのが探偵しているみたいでまた面白く、正体が判明したときには小躍りしてしまいます。
蛾の図鑑、高価ですけど、それだけの値打ちはあるんではないかと思います。
2719. 3.20.2004 from 山口 さん
はじめまして、山口です。
先日、猫のブラッシングをしていたときに変わった虫を発見しました!!
だぶん猫に付いていたのだと思われます
わかりにくい写真ですがじゅずだま(お手玉に入れる実)に根っこが生えてるみたいです。
これが、虫?って感じですが、ちゃんと歩くんです。
ぜひぜひ、名前を教えてください
何食べるんだろう?もう3日も何も食べてない!!
園長:これは、「マダニ」の仲間です。(ダニなので、昆虫ではありません)
動物に寄生して血を吸って生きています。だから、食べ物は猫の血です。
猫の体には、まだ、別のダニがくっついているかもしれないので、点検してみてください。
2718. 3.19.2004 from ハッブル さん
ハッブルです。
ちょっとピンボケですが、通勤電車を一本遅らせて、ホウジャクの写真を取りました。ホシホウジャクは蛹越冬だったんですね。これはホウジャク?ホシヒメホウジャク?どちらなのでしょうか?家の近くでは秋ごろよく見かけるように思います。
園長:朝の忙しい時間にわざわざ撮っていただいてありがとうございます。
はねの模様のパターンからすると、どうやら「ホウジャク」みたいです。
2717. 3.19.2004 from あたら さん
我が家にはどうもアシダカグモが住み着いています。
家訓(笑)としてクモは排除しないので当然なのかもしれません。
ただ、たまに見かける度にそれが別の部屋なのです。
一度死骸を発見したこともあります。
それでふと気になったのですが、
もしかして我が家には複数の、いや相当数のアシダカが居るのでしょうか?
「ゴキブリは1匹見たら30匹居ると思え」と言いますが、我が家の状況を詳しい人が見ると、どう思われますか?
あと、彼等はゴキブリなどを食べてくれる益虫だと知りました。
彼等がいつまでも居るのはゴキブリが安定供給されているからだ、とも。
あの大きな体を維持する彼等の食事ペースとはどれぐらいなのでしょうか?
ゴキブリで言えば何日に一匹がつかまっているのでしょうか?
以上二つです。急いではいませんがよろしくお願いします。
クモについて調べていくうちに我が家の虫環境に関心が深まってきてます。
園長:アシダカグモは、テリトリーを持つので、(小さな幼体のうちはさておき)成熟した個体が何十匹も群れをなして住みついている、というのはありえません。だいたい、多くても、部屋ごと(または廊下など一定の空間ごと)に一匹ずつというところです。
あたらさん家の場合は、複数の部屋で見られるようなので、部屋の数ぐらいの個体数はいるのかもしれません。
食事のペースについてはよく知らないのですが、体が大きくてもエネルギーの消費量はそんなに多くないはずなので、極端にたくさん食べるわけではないと思います。
摂取量は、獲物がたくさんいる場合で1日〜数日ごとにゴキブリ一匹、獲物が少ない場合は一週間ぐらい断食でも平気なのではないでしょうか。(この辺あまり根拠なく書いてます)
クモを排除しない、というのはすばらしい家訓ですね。ぜひこれからも、末永く伝えていってください。
2716. 3.19.2004 from 東京のやまねこ さん
園長さんお久しぶりです。東京のやまねこです。ちょっとご無沙汰しておりましたらリニュアルされてびっくりしました。それに投稿コーナー(みんなの広場)がなかなか見つからなくて無くなったのかな・・とガッカリしてたら なんと!ありました。生き物の行動が活発になってきたこの頃・・ また私の「?」や「!」があったらお邪魔しますね。それに皆さんの投稿も楽しみにしています。
園長:おひさしぶりです。リニューアルして、へなちょこ動物園のトップからは、この広場へのリンクがなくなっていたのに、よくぞ見つけてくださいました。
これから暖かくなると、やまねこさんのように、ひさしぶりにお越しいただいて困惑される方が出てきそうなので、へなちょこ動物園のトップにもリンクをつけておくことにしました。
東京のやまねこさんの「?」や「!」や(・。・)や (^レ^;)、楽しみにお待ちしています。
2715. 3.18.2004 from ひで吉 さん
園長さん
快いご返事を戴き、感謝です。
この広場にはカマキリファンが結構いらっしゃるようなので、まずは昨年12月19日にカンボジアで見つけた変なカマキリをご紹介します。
最初はナナフシのように見えました。きっと枯れ枝に擬態しているのでしょうね。体長は12cmほど、とてもおとなしいカマキリでした。
園長:ひで吉さんの東南アジアレポート第一弾です。
ほんとうにへんてこなカマキリ。前半身がカマキリで後半身がナナフシですねこれは‥。
前から見るとカマキリらしく見えますけど、顔つきが、なんかとても東南アジアっぽいです。
2714. 3.18.2004 from NOZO さん
はじめてメールさせて頂きます。
家の中に小さい(2ミリくらい)黒い虫が、大量発生しています。
潰すと紫色の体液がティッシュにつきます。
発生源はおきっぱなしにしていた、泥つき野菜からと判明したのですが、何の虫か知りたくて、いろいろ検索していたらここにたどり着きました。
ヒントが少なくて恐縮ですが、教えていただけませんか?
園長:なんでしょうか‥。
泥つき野菜というのは、根菜類のことでしょうか?
もし、その虫が、野菜の葉っぱ部分についていたものなら、アブラムシの仲間かもしれません。
野菜の地中に埋まっていた部分についていたものなら、トビムシ類かもしれません。
いずれにしても、住処にしていた野菜の状態が変わったためにあわてて徘徊し始めたものであって、家の中で繁殖してしまうような悪い虫ではないと思います。
2713. 3.17.2004 from ハッブル さん
お久しぶりです。ハッブルです。
昨日、帰宅したらカーテンで蛾を発見!夜だったので、翌日明るくなってから写真を撮ろうと、窓辺に移動させようとして指に止まらせ、ついでに「かわいーっ」って眺め回してたら、急にブンブン飛び始めました。蛍光灯のまわりをしばらく飛んで、なかなかつかまえられないうちに本棚のかげへ…。というわけで写真取れませんでした。蛾なのに「ブ−ン」という力強い羽音、茶色いまだらの羽、羽を広げたら3〜4センチ程度、白い胸毛、先っぽが太くなった触覚…、これはもしや「ホシホウジャク」ではないでしょうか?実は昨年秋に部屋の壁にいるのを見つけたのですが、すぐにいなくなったのです。その蛾かな?家の中で越冬したのかしら?それはそうと、今日はどこにも見つからない。いったいどこで越冬して、今もどこに隠れているのやら…?
園長:どうもおひさしぶりです。それは、たぶん、ホウジャクの仲間ですね。詳しい種類でいうと、「ホシホウジャク」は蛹越冬ですが、近い仲間の「ホウジャク」や「ホシヒメホウジャク」は、成虫で越冬することもあるので、そのあたりかもしれません。
たぶん、ハッブルさん宅の片隅で冬を越したんですね。今もどこかで身を潜めているんでしょうね。
2712. 3.17.2004 from ちびっ子 さん
はじめて質問をさせて頂くちびっ子と言います。質問が質問なので名前をちびっ子にさせて頂きました。
とある作業のため、飛ぶ虫と飛ばない虫について調べていたのですが飛ばない昆虫が、羽を持ち飛ぶ昆虫より断然少ないような気がしました。
・・・一体なぜなんでしょうか???地面に愛想がつきたんでしょうか。。
また、羽をもちながら飛ばない昆虫がいれば教えて頂きたいです。 くだらない質問で申し訳ないのですが教えて頂きたいです。
よろしくお願いします。
園長:たしかに、飛ばない昆虫よりも飛ぶ能力を持った昆虫のほうが圧倒的に多いですね。
シミやイシノミの仲間など、原始的な昆虫にははねを持たないものもいますけど、昆虫全体からするとほんとうに一握り、というか、一つまみ程度に過ぎません。
やはり、体が小さな昆虫たちにとっては、敵から逃れたり、住みやすい場所に移動したり、大きく分布をひろげたりするために、飛ぶ能力を身につけることはとても重要なことだったのではないかと思います。
逆にいうと、進化の初めの段階で、昆虫類の中にはねを持ったものが出現したからこそ、昆虫グループ全体としてここまで繁栄できたのではないでしょうか。
たとえば、クモの仲間や、エビの仲間、マルムシ、ムカデなどなど、昆虫以外の小さな生き物たちも、もし、太古の昔に空を飛ぶ能力を身につけたものが出現していたとしたら、今ごろは、昆虫のように大繁栄していたのかもしれません。
「羽をもちながら飛ばない昆虫」というのは、進化の過程でいったんはねを発達させたのに、その後、はねが退化したものですね。
すぐに思いつくのは、次のふたつです。
甲虫のオサムシの仲間
ふつうの甲虫は、前ばねは身を守るために固く変形して飛ぶのには使わず、その下におりたたまれた後ろばねを広げて飛びます。しかし、オサムシの仲間は、この後ろばねが退化していて飛ぶことができません。
ガのフクシャクの仲間
フユシャクの仲間のオスは、ノーマルなガの体型をしていてしっかり飛びますが、メスははねが退化していて飛ぶことができません。種類によってははねが完全に退化しているものもいますが、小さなはねの痕跡を持っているものもいます。(下の写真はシロフフユエダシャクのメス。体の両側についている毛クズのようなものが退化したはね)
2711. 3.16.2004 from あかみね さん
お久しぶりです。沖縄のあかみねです。いつもロムってます。。
今日は、うちの網戸にいたガの写真をおくります。
園長:おひさしぶりです。とてもへんてこなガの写真ありがとうございます。
しらべてみましたら「エゾギクギンウワバ」という種類でした。
沖縄なのになんで「蝦夷」なんだ?!と思ったけど、分布を見ると、北海道から沖縄まで全国区の種類みたいです。
また、なにか面白いのがいたら写真待ってます。
その種類が、もし沖縄系でしたら「アタリ」、そうでなかったら「ハズレ」とさせていただきます。(なので今回はハズレ)
|