2690. 2.28.2004 from 青森のとっちゃん さん
こんばんは。青森のとっちゃんです。
いつも楽しくメールマガジンを読ませていただいています。
さて,今回は小さな虫の名前を教えていただきたくメールしました。
場所は青森市の郊外の里山,雪の上にいました。
大きさ8ミリくらいです。
食べ物はなんでしょうか。
冬は花もなく,また餌とする虫もいないので,樹液でしょうか。

園長:これは、カワゲラの仲間で「セッケイカワゲラ」という種類です。セッケイとは、雪渓のことです。
雪の上で多く見られるという変わった昆虫で、高地では夏の雪渓上で、平地では真冬に積もった雪の上で見られます。
雑食性で、虫の死骸(冬でもユスリカの仲間などはけっこう発生しています)や、落葉など、雪の上で見つかる有機物を幅広く食べているようです。
2689. 2.28.2004 from なおき さん
はじめまして。分かれば教えてほしいのですが、毎年6月ごろ自宅(マンション一階)にツマグロカミキリムシモドキが大量発生します。
この虫、調べるに朽木に卵を産むとあります。
どこから出てくるのか不明ですが、駆除方法などありましたら教えてもらえないでしょうか? この虫、70年ごろには「兵隊虫」と呼ばれ、子どもが脇の下にはさんでつぶし、皮膚がはれるかどうかの遊びがはやったりしたそうです。
よろしくお願いします。
園長:正確には「ツマグロカミキリモドキ」ですね。毒を含んだ体液を分泌するのでやっかいな虫ですね。
おっしゃるように、幼虫は朽木などを食べて育ちますので、普通は人家内で発生するものではありません。
たぶん、近くで発生したものが、なおきさん宅の灯火に惹かれて飛来し、どこかの隙間から侵入しているのではないでしょうか。
カーテンなどを工夫して、家の中の光が外にもれにくいようにしたり、侵入口になっているかもしれない場所(網戸の穴、サッシの隙間など)をさがしてしっかりふさいだりすれば、数が減るのではないかと思います。
2688. 2.27.2004 from 高知のぴょん さん
初めてメールさせていただきます。見たことのない尺取虫をみて気持ち悪くなってネットを検索してこのサイトを見つけました。同じことに驚いている人がいることにちょっと安心もしているのですが・・。
過去の問い合わせがあり、未確認の虫のようにも思われますが、今日トイレの壁に黒くて2・3ミリの糸くず?灰?という感じの尺取虫が点々と見つかりました。最初はトイレのドアに暖簾状態でいたのか(糸を出している?)目の前をフワフワと飛んでいるものが見えて手に取ってみると尺取虫でした。それから改めて回りを見てみると白い壁に床に点々といるではないですか。寿命が短いのか息絶えて固まっているのもちらほら・・。実家の母に相談してとりあえずキンチョウルをかけとけば?といわれましたので明日購入しようとは思っているのですが。
園長:ああっ‥ また、極細シャクトリムシが出現しましたか‥。
過去ログ見ていただいたようですが、今までにも何度となく同じような生き物の情報をいただいているのですが、残念ながら未だこの糸くず生物の正体はわかっていません。
フワフワ飛んでいたというのは、たぶん天井かどこかから糸でぶらさがってたんでしょうね。
雰囲気的には、卵から生まれたばかりのガの幼虫か何かのような感じがしますが、定かではありません。
2687. 2.27.2004 from 黒い殻 さん
今年から一人暮らしをしているのですが、生ごみを一週間ぐらい放置しておいたらうじ虫、ハエがたくさん発生していました。その後、二週間ほどしてから、5mm×20mmほどの茶色〜黒色でしま模様のある殻1、2mはなれたところに5.6個落ちていました。最初はハエの蛹のからかと思っていたのですが、ゴキブリの卵ではないかといわれ気になったのでおしえてください。どちらも不衛生なのですが、ゴキブリじゃなかったらいいなと思っているのですが・・・
園長:20mmですか‥。ハエの蛹にしては大きすぎますね。(ゴキブリの卵にしてもちょっと大きいですけど)
しま模様というのは、浅い溝になったような模様だったでしょうか?(もしそうならゴキブリです)
全体の形は、角の丸まった長方形だったでしょうか?(もしそうならゴキブリ)
イメージでいうと、明治チョコベビーを大きくしたような感じだったらゴキブリの卵、
小豆に似ていたり、尾っぽが細くなっていたらハエの蛹です。
2686. 2.27.2004 from ジャム さん
初めてメールします。
昨日、2月26日に、家の廊下で、 マエアカスカシノメイガを見たのですが、ここの紹介だと4月から見られると書いてありますよねぇ?
これってすごいことでしょうか?教えてください。
園長:あー、こんな時期にいましたか。ジャムさんは神奈川にお住まいなのですね。‥とすると、けっこう珍しいかもしれませんが、地球温暖化の影響でだんだん冬場でも見られるようになってきている可能性もあります。
晩秋に見られるケースもあるし、西南日本では真冬でも見られるらしいです。
ご指摘のようにCyber昆虫図鑑の出現時期を「4月〜9月」にしていたのですが、もうちょっと幅を持たせるべきだと思いましたので、さっそく「3月〜11月」に修正しておきます。
2685. 2.26.2004 from T・O さん
T・Oです。
いつもありがとうございます。今度は少しきれい(?)なものを。
でも、園長さんはどうやって名前が分かるのか、不思議です。

園長:1枚目は「ホソヒラタアブ」ではないでしょうか。
2枚目は、難しいのですが、ハバチの仲間かなと思います。詳しい種類はわかりません。
3枚目はこれまた難しいのですが、この虫って、動いてましたでしょうか? どうも、菌に犯されて茎につかまったまま死んでしまったハエの一種のようにも見えるんですが‥。(種類は見当つきません)
園長も、一見かんたんにお答えしているようで、実は必死に図鑑を調べていたりするのです。それでもわからなくて、ハッキリお答えできないことも多く、申しわけなく思います。
2684. 2.25.2004 from ユリハヤのパパ さん
こんにちは。いつも感激しながらメールなどを見させてもらっています。
ところで、ひとつ教えてほしいんですが、蝉の成虫の飼育はできますか?
もちろんまだ季節的には早いんですが、以前から気になっていましたので、できれば教えてください。
園長:セミの成虫の飼育は、まず不可能だと思います。
自然状態での食べ物は樹木の汁ですが、飼育下ではそのかわりになるエサがないし、もともと雑木林を飛び回っている行動範囲の広い昆虫なので、狭い飼育ケースで飼うのには適しません。
もしどうしても飼う場合は、セミの体に糸をつないで木の幹に結び付けておくぐらいしか仕方がないと思います。(でも、これでは飼育とはいえないか‥)
2683. 2.25.2004 from F. さん
去年の秋に見つけた虫なのですが、今まで見たことがないまったくわからん。この虫なんていう名前なんですかいったい何の仲間なんでしょう?

園長:この、子供が大口あけて笑ってるような模様を持ったツートンカラーの虫は、カメムシの仲間、「アカスジキンカメムシ」の幼虫です。
幼虫で越冬して、初夏の頃にきれいな成虫に変身します。
2682. 2.23.2004 from T・O さん
(埼玉県見沼を歩く)T・Oです。
また、お願いします。今回は、少し変わった(?)ものを。

園長:1枚目は、3匹おそろいの面白い写真ですね。これはメバエの仲間で、顔が白いのが特徴の「マダラメバエ」という種類ではないかと思います。それにしてもこのヒトたち、何してるんでしょうか‥?? 左と真ん中のはカップルみたいですね。
2枚目は、ガガンボの仲間だろうぐらいしかわかりません。
2681. 2.23.2004 from らぶアジアン さん
はじめまして。
インドから輸入したバナナの皮で編まれたソファーから、体長は10ミリくらい、太さは2〜3ミリくらいの頭の部分は赤茶色で、体が黒っぽいシャクトリムシが発生しています。
この1週間で4匹ほどみてしまいました。
かなり気持ち悪いので駆除したいのですが、どうすればいいのでしょうか?
園長:すみません。その虫の正体や駆除方法は私にはよくわからないです。
さぞかしお困りのことと思いますが、無責任なことは言えないし‥。
やっぱり殺虫剤を扱っている薬局とか、害虫駆除の専門業者などに相談されるのがいいのではないでしょうか‥。
お役に立てなくてすみません。
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