むし探検広場
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1050. 2. 7.2002 from T さん 

 こんにちは
 私は12月からカブト虫とこくわがたをさわっていません
 友達は先日空けて腐葉土を交換したら幼虫が大きくなっていたと驚いていました
 今土を変えていいんですか
 冬眠は終わったんですか
 教えてください

園長:カブトムシの幼虫は、完全に冬眠しているわけではなくて、冬の間もエサを食べていますので、冬だからといって腐葉土を交換したらダメということはありません。
 むしろ、時々はマットの状態を確認して、もし糞が目立つようであれば交換してあげるほうがいいです。
 ただ、交換作業はどうしても幼虫にストレスを与えてしまうので、あまり頻繁には行わないほうがいいです。
 交換時には、幼虫を素手でさわらず、土といっしょにすくうなどして大事に扱ってあげてください。
 湿り気も、乾きすぎず、湿らせすぎず、のバランスに気をつけてください。
 (4月以降は、さなぎになる準備に入るので、さわらないほうが賢明です。)

 コクワガタは、成虫なら冬眠していますので、一切さわらないほうがいいです。
 幼虫は、カブトムシと同じですが、食べる量が知れていますし、朽木に穿孔していることが多いので、湿り気にさえ注意すれば、放置しておいて大丈夫だと思います。


1049. 2. 6.2002 from K・T さん

 数年前から山間部のログハウスに住むようになり、冬には薪を焚きます。燃料用の薪は家の軒などに積み上げ乾燥させるのですが、秋から冬の寒い間カメムシ(クサギカメムシだと思う)が越冬するのに集まります。家の中にも入ってきて、温度が上昇すると飛び回ります。潰したり刺激を与えるととてもいやな臭いを発します。そこで、カメムシを駆除する方法などがあればお教えください。(例:ゴキブリほいほいとか、ホウ酸団子のような物)

園長:ログハウスにお住まいとはうらやましい‥
 そのカメムシは、おっしゃるようにたぶんクサギカメムシですね。
 けっこう困っている方が多いようなのですが、残念ながら「これだ!」という撃退法はないみたいです。
 「スーパーカメムシジェット」という専門の防除スプレーもありますが、本当に決定的な効果があるのかどうかわかりませんし、環境への影響も多少心配です。それに、せっかく自然の中で暮らしていらっしゃるのに、薬はあまり使いたくありませんよね。
 郊外の住宅であれば、家の周りに立木等を植えれば、確実に越冬前の飛来数を減らすことができるのですが、山間部のログハウスとなると、効果はさほど期待できないかもしれません。
 フェロモンで集まる性質があるので、ひょっとしたら、冬の屋内での退治には「ゴキブリほいほい」がそのまま使えるかも‥。おとりのカメムシを2〜3匹ひっつけておけば、どんどん集まってくるかもしれません。(秋にこの作戦をすると、かえって周辺のカメムシを呼び寄せてしまってダメですけど)

 かなり推測を交えた無責任な回答ですみません。

 皆さんの中で、何か、いい方法をご存知の方がいらっしゃったらメールお願いします。 


1048. 2. 2.2002 from Y くん 

 はじめまして、小学4年の男子です。
 学校の先生から、『ツクモムシ』という名前を聞きました。調べてみましたがわからないので、教えてください。足がいっぱいあるとも、いわれました。
 よろしくお願い致します。

園長:「ツクモムシ」という名前の虫は知りませんが、一字ちがいの「スクモムシ」という虫ならいます。
 正式な名前ではないけれど、コガネムシの幼虫など、地中にいる虫(地虫)を、そういうふうに呼ぶことがあるのです。
 でも、「足がいっぱいある」というところがあてはまりにくいので、ちがうかもしれませんね。


1047. 1.31.2002 from 大前 風 さん

 日露戦争203高地を舞台にノンフィクションの小説を書いてますが、明治37年11月下旬の実際の話で、壕に落ちた死体にウジ虫がいたとメモが残ってます。当時の気温は分かりませんが、平均気温が日中で零度前後のようですが、そのような気温でウジ虫がわくでしょうか。お知らせ頂けませんか。その記述を本の中で 採用してます。

園長:断定はできませんが、ありえる話だとは思います。
 終日 氷点下ならさすがにムリでしょうが、日中は日射があれば局所的な温度はけっこう上昇するでしょうし、ある時間 氷点下になったとしても体液が氷結しないしくみは持っていますので、短い活動時間を積み重ねながら、ウジが発生することは可能ではないでしょうか。
 あらゆる環境に適応する昆虫のことですから、そのようなメモが残っているのでしたら、信じるのが妥当かなという気がします。(とてもあやふやで申しわけありません)


1046. 1.30.2002 from ちょび さん 

 こんにちは、はじめまして♪
 お聞きしたいことがあって投稿しました。
 家はマンションなので、プランターや植木鉢で植物を楽しんでいるのですが、先日、枯れてそのままにして置いたプランターの土を掘り返すと体長2cm前後程のミミズ?のようなものがぎっしり・・!( ̄□ ̄;)!!
 母が「ネキリムシ」では?言うので慌ててと調べたんですが、見れば幼虫のような形、家のは薄いピンクでどう見ても寄生虫サイズ。
 細さはヒヤムギ程です。(すいません・・)

 ミミズなら大事にしたいところだけど、害虫ならせっかく育てた植物がダメになってしまうのであちこち調べたのですが、どうしてもわかりません・・。(T_T)
 思い当たりそうなムシがありましたら教えて頂きたいのですが。
 どうかよろしくお願いしますm(_ _)m

園長:いろいろ考えてみましたが、そのミミズタイプのいきものの正体、よくわかりません。
 ネキリムシはヤガという蛾の仲間の幼虫で、これは明らかに違います。
 「ヒヤムギのように細い」というのは、昆虫関係にはいないように思います。
 昆虫の幼虫の場合、どちらかの先端に頭がついているはずです。ついていなければ、やはり、ミミズなどの環形動物、もしくは扁形・紐型・曲形・袋形動物など、よくわからない系(というか、私の知識がないだけなのですが‥)のいきものではないでしょうか。
 ただ、思いますに、そんなに大発生しているのは、バランスが崩れているっぽいので、あまりいい傾向ではないような気はします。
 結局、よくわからなくてすみません。

 皆さんの中で、何か情報をご存知の方がいらっしゃいましたら、メールください。


1045. 1.30.2002 from H.T.さん 

 トックリバチについて教えてくださり、ありがとうございました。
 巣をとってきたときには、幼虫は成長していたので、
 そばを飛んでいたのは親バチではなかったのですね。
 気がかりが晴れて、ほっとしました。
 それから、うっかりしている間に、へなちょこギャラリーがアップされていたのですね。
 おもしろいです。ふしぎなせかいです。
 マウスで描かれるのでしょうね。

園長:「へなちょこ動物園」の名に恥じないよう、だんだんとへなちょこカラーを強めております。へなちょこギャラリーは、つくっていてとても楽しいので、ひょっとしたらライフワークになるかも。
 マウスではなく、ペンタブレットを使って描いています。


1044. 1.28.2002 from のりお さん

 ナメクジはだっぴするのですか?
 うんちはどんなかんじですか?

園長:ナメクジはだっぴしません。だっぴするのは、昆虫・エビ・カニなどの外骨格を持ったいきものや、トカゲ・ヘビなどの硬い皮を持った爬虫類の仲間です。
 ナメクジのような やわらか系のいきものは、皮も中身といっしょに少しずつ成長していけるので、だっぴの必要がないのです。(にんげんもいっしょ)

 ナメクジのウンチ! ‥あらためて考えてみるに、どうやら、私、見たことがありません。「ナメクジは、嫌われているけど、カタツムリの殻のないのと本質的には変わらない」とか、人にはえらそうに言いながら、やっぱり自分も差別していて、今まで飼ったこともなければ、じっくり観察したこともないのでした。
 反省して、次に見つけたときは、よく観察しておきます。(飼ってみます、と宣言しないところがなさけない)
 たぶん、カタツムリのと同じような、ちょっとねばった暗緑色の長めのウンコで、食べたものによって色が変化するのではないかとは思います。


1043. 1.27.2002 from H.T. さん 

 去年の夏のことで聞き忘れたことがあります。
 小さな池のふちのセイタカアワダチソウの茎にトックリバチの巣があり、空っぽだと思って茎ごととってきて、みごとなつくりに感心して眺めていましたら、とっくりの口のところから幼虫らしいものの体がみえました。
 青虫などよりかたそうな白っぽい体でした。
 わずかに動いている感じがしました。
 空っぽだと思った巣はまだとっくりの口も土でふさがれていないつくりかけのものだったのだと気付きました。
 そういえば、とってくるとき、巣のまわりをハチが困ったように飛んでいた・・。
 親バチに申し訳ないことをしたと思いました。
 そのままびんにさしておきましたら、とっくりの口のところが中からうすい繭のようなものでふさがれ、知らぬうちに、別のところに穴があいていて、本当の空っぽの巣になったようです。
 未完成の巣でも成虫になれたのでしょうか?
 中に見えたのははちの幼虫だったのでしょうか?
 こんど巣を欲しくなったら、巣立ったあとかどうか良く確かめます。

園長:トックリバチは、トックリ型の巣をつくり、その中に神経を麻痺させたアオムシ(幼虫のエサ)をつめこんで、卵を一個産みつけ、トックリのふたを閉め、それで親の役割は完了します。幼虫が大きく育つまで、巣の周りに親がウロウロしていることはありません。
 「かたそうな白っぽい体」というのは、トックリの中で育った前蛹または幼虫で、その巣は、親が作るときに何らかの事情でふたをつけられなかった(または、こわれてしまった)。それでもがんばって羽化していったのではないでしょうか。
 その場合、巣の周りをウロついていたハチは赤の他人だったということになります。


 トックリバチの巣


1042. 1.26.2002 from ありりん さん 

 2,3年前に静岡で触角があり胴のところに毛が生えているトンボのような生物を見かけました。外見はどうみてもトンボだったのですが・・・
 羽は透明でしっぽ?は黒かったような(自信なし)
 心当たりのある方、情報お待ちしております。

園長:それは、たぶん、ツノトンボの仲間です。ツノトンボは、トンボという名前がついていますが、脈翅目というグループに属し、むしろウスバカゲロウ(アリジゴクの親)などに近い昆虫です。
 胴に毛がはえていたのならば、「キバネツノトンボ」ではないでしょうか。
 キバネツノトンボは、前翅は透明ですが、後翅は透明ではなくて黄色っぽくなっています。腹部としっぽ(腹端の突起)は黒いです。
 私はあいにく写真を持っていないのですが、ネット上には写真を掲載したサイトもありますので、一度検索して確かめてみてください。


1041. 1.25.2002 from あかみね さん 

 さくら咲く

 バイト先の外に植わっている桜が咲き始めました。沖縄の桜はピンクが濃くて桃の花に似ています。花といえば、金魚が飼いたいと思って用意していた発泡スチロールの箱に、気が変わって土を入れ、もらった花のタネを蒔きました。最近芽が出て、だんだん大きくなっています。でも、ついタネのふくろをよく見ないで捨ててしまったため、何の花だったかわからなくなってしまいました。また大きくなるにつれて、いろんな虫がやってくるのかも。

園長:もう、そんなに春なんですか、沖縄は。

 何の花かわからない植物を育てるのは、楽しみがふえて面白そうです。

 もし、沖縄で本格的にベランダビオトープなんかを作ると、たぶん、いろいろたくさん集まってくるんでしょうね。


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