2020. 6. 6.2003 from みぃ さん

　数ヶ月振りのご無沙汰です。早速ですが、この虫が何者なのか
　教えていただきたく、メールいたしました。

　今日、アケビの木の付近でつかまえた虫です。（宮城県北部）
　全長３ミリメートル前後。体の全てが赤く、唯一羽根だけが透明です。
　画像を添付しますので、よろしくお願いします。

　

園長：この真っ赤な虫は、カメムシ目キジラミ科の昆虫で「ベニキジラミ」という種類です。シラミという名前がついていますが、衛生害虫のシラミとは関係ありません。
　アケビに寄生し、虫こぶをつくります。アケビの新芽のあたりでよく見られます。

2019. 6. 6.2003 from きのこ さん

園長：それは、たぶん、カツオやサバに寄生する虫四吻目条虫の仲間、「テンタクラリア」です。
　細かい足のように見えたのは、魚にくっつくための角だと思います。
　人間への害はないらしいのですが、しかし、やっぱり、かなりキモチワルイですよね。

2018. 6. 5.2003 from みゆき さん

園長：白い洗濯物にばかりフンをするなんてほんとうにタチが悪いですね。
　申し訳ないのですが、この件のいい対処方法は思いつきません。

　以前、同じようなメールをいただいたときに、最初はミツバチの巣が近くにあって通り道になっていてフンがかかってしまうのではないか、とお返事したのですが、いやいやなにかのハチがわざわざ洗濯物目指してやって来て脱糞してます、とのことでした。

　洗濯物の白さや匂いが虫を引き寄せていると思われますので、洗濯をするときに柔軟剤をひかえたり、無香性の洗剤を使えばひょっとしたら効果があるかもしれません。

　また、白い洗濯物はなるべく端のほうに干して、目立つ場所におとりの白い紙などをぶらさげておけばどうでしょう。そっちに脱糞して洗濯物の方は助かる‥　というのは甘すぎるか‥。

　いいかげんなアドバイスですみません。

2017. 6. 5.2003 from 掃除機ムカデのM さん

園長：ムカデの仲間はたいてい夜行性です。
　なので、屋内に侵入するのもほとんど夜のはずです。
　子どもさんがベランダに出ているときに入ってくるかどうかについては、全くありえないとは言い切れませんが、わざわざ人の気配がしているときに明るい屋内をめざして入ってくることはないように思います。

2016. 6. 5.2003 from 小松　靖 さん

　はじめまして。
　今日（６／６）理科の時間に，子どもたちが真っ黒なバッタを見つけました。
　図鑑等で調べましたが，分かりません。突然変異でしょうか？
　写真を添付しますので，教えていただければありがたいです。

　　

園長：ほんとうに真っ黒ですね。
　これは「トノサマバッタ」の幼虫だと思います。
　トノサマバッタの体色は、普通は緑色型か褐色型なのですが、色彩変異が多くて、たまに、この写真のように黒っぽいものも現われます。
　黒のほかに、赤っぽいものが見つかることもあります。

2015. 6. 5.2003 from とらじろう さん

園長：またまた洗濯物卵事件ですね。これで、今シーズンだけで３〜４例目だったと思います。
　うちではこの事件が発生したことがないので、確かなことはわからないのですが、たぶん、犯人はカメムシの仲間の可能性が高いと思います。
　少なくとも衛生害虫などではないはずですので、あまり心配はいらないと思います。

　洗濯物に卵らしきものが産みつけられているケースで、気をつけなければいけないのは、ガの卵であった場合です。毒毛を持つガの仲間は、卵を毒毛でおおって守ることがありますので、毛のようなものでおおわれた卵を見つけたら素手では触らないほうが懸命です。

　あと、衣類の害虫の「ヒメマルカツオブシムシ」は、屋内に侵入する手段として洗濯物に産卵することがあるようです。卵は0.7ミリ前後で乳白色、ただし、たくさんの卵がかたまって産まれることはないと思われます。

2014. 6. 4.2003 from ？ さん

園長：そうですか。ナメクジ踏みましたか。はだしで。
　なんか感触を想像してしまいます。

　ナメクジの食べ物は、おもに植物関係です。

　屋内では、野菜くず（キャベツ、白菜、菜っ葉類など）を食べていることが多いと思います。

　うちの庭では、ようやく赤く熟したイチゴや、ビオラの花びら、さまざまな新芽などがよくやられます。

　分類的には、陸生貝類の仲間で、カタツムリは近い親戚です。
　「コウラナメクジ」という種類は貝殻の痕跡を持っています。

　カタツムリやナメクジなどは、寄生虫の中間宿主になるという話もありますので、あまり台所にはびこっているのはよくないかもしれません。

　かわいそうですが、ナメクジ用の駆除剤で退治したほうがいいかも。

2013. 6. 4.2003 from けん爺 さん

　始めまして、愛知県のけん爺と申します。
　添付のアミメアリの写真についておたずね致します。この三匹のアリは、やはり喧嘩でしょうか？　喧嘩だとすると一番左のアリのお尻から出ている白いものは、ひょっとして蟻酸でしょうか？　撮影時はピント合わせで精一杯でまったく気がつきませんでしたが・・・・
　今、ハエトリグモとありんこにはまっている６６のおじいですが、解らない事ばかりです。よろしくお願い致します。

　

園長：小さな世界のドラマをみごとにとらえられていますね。
　これはやっぱり、真ん中の一匹を左右の二匹が攻撃しているんでしょうね。
　蟻酸は、お尻の先から出す液体ですので、写っている白いものは蟻酸ではないと思います。

2012. 6. 4.2003 from うなぎちゃん

園長：ね！あのしゃしん、なかなかいいでしょう。
　じつは園長は、ありが、なにかのたねをはこんでいるだけだとおもって、見すごすところだったんですが、いっしょにいた次男が「あっ！ありじごくや！！」と発見してくれたので、あの写真をとることができました。

※むし探検メールの第４号は、まだホームページには掲載していません。近日中に掲載しますので、購読されていない方はもうしばらくお待ちください。

2011. 6. 3.2003 from あおむし さん

園長：そうでしたか‥。１７０センチもあるケージならある程度、自然に近い状態で飼えるでしょうね。ただ、大きければ大きかったで今度は寄生昆虫の侵入を防ぐのが難しくなってしまいますね。
　寄生昆虫にもいろいろいて、タマゴヤドリコバチやアオムシコバチはとても小さくてすこしの隙間からでも入ってしまいますし、ヤドリバエは葉っぱにあらかじめ産卵しておいてそれを食べた幼虫に寄生してしまいます。
　寄生を防ぐということであれば、やはり小さな幼虫のうちから屋内に置いた飼育ケースで飼うのがいいと思います。エサの葉っぱは、ティッシュなどでこまめに（けっこうきつく）拭いてからあげるとヤドリバエの寄生を防ぐことができます。