2030. 6. 9.2003 from チョコレート♪ さん
へなちょこ先生、こんばんわ。
今日はシジミチョウの仲間について、お聞きしたいことがあります。昆虫エクスプローラーを見ていますと、ヤマトシジミはカタバミなどに卵を産み付けて、幼虫はそのカタバミの葉を食べて、育つようですね。
我が家では、普通の黄色い花を咲かせるカタバミや全体的に大きめで、ピンクの花を咲かせるムラサキカタバミ・イモカタバミなど外来種のカタバミがいたるところに生えていて、きれいな花を咲かせることもあって、他の雑草のように抜かずに、基本的には保護しています。また、球根をむかし植えた園芸種の○○オキザリスといったカタバミの仲間も生えています。
そして、それらの葉に青虫ちゃんが発生していて、葉っぱを食べているのですが、これらの青虫ちゃんはヤマトシジミなどの幼虫なのでしょうか?私の気持ちは複雑で、ヤマトシジミが育っていってくれることはうれしいのですが、かといって、カタバミの葉がどんどん食べられてしまっては、カタバミにとってもあまりよくないのではと思ってしまうのです。
今のところ、葉っぱが全部なくなるほどの食欲ではないので、いつも見逃しています。できれば、今後も見守っていきたいとも思っています。ヤマトシジミの幼虫は終齢幼虫になると、どこで蛹になるのですか?また、ありの巣に運ばれて、ありと一緒に生活するようなタイプの蝶なのでしょうか?私はいままで、一度も蛹らしきものを見つけたことがないので、疑問に思っております。
よろしければ、ご教授ください。
園長:ヤマトシジミの食草は、カタバミに限られていることが多いです。一部、ムラサキカタバミで育つ場合もあるようですが、あまり一般的ではありません。
幼虫はワラジ型で、モンシロチョウの幼虫など普通のアオムシとくらべるとずんぐりしています。
アリと一緒に生活するようなことはありません。
蛹は、確かに見つけにくいのですが、カタバミの茎や葉、落ち葉、木片、小石などの隠れた場所で見つかります。
2029. 6. 9.2003 from かいせいのパパ さん
こんいちは、いつも楽しく拝見させてもらっております。
昨日、子供と里山探検中に、下記の2点の出来事(質問)がありました。
園長先生、ぜひ教えてください。
質問1
里山の小さな池で、ギンヤンマ,コシアキトンボ,ショウジョウトンボ,シオカラトンボが縄張り争いをしていました。
しばらくすると、頭上で激しい羽音がしたので見上げてみると、なんとギンヤンマがショウジョウトンボを捕らえてました。
ショウジョウトンボは尾を曲げて必死で抵抗しているようでしたが、ギンヤンマに連れ去られてしまいました。
トンボって他のトンボまで食べるものなんでしょうか?
質問2
ミミズの死骸らしきものに、オオヒラタシデムシと、フナムシが真っ黒になったような虫がたかっていました。
この黒いフナムシみたいなのは、オオヒラタシデムシの幼虫でしょうか?
大きさは、オオヒラタシデムシよりやや小さいくらいです。
以上、よろしくお願い致します。
園長:トンボが、自分より小型のトンボを捕食することはあります。特に、ギンヤンマは大型で飛翔力が高いし、生息環境にほかのトンボも多いので、わりと日常的に食べているのかもしれません。
しかし、ショウジョウトンボもけっこう大きな種類なので、そのハンティングはさぞかし迫力あったでしょうね。
フナムシみたいな虫の方は、おっしゃるようにオオヒラタシデムシの幼虫だと思います。
2028. 6. 9.2003 from はやと さん
はじめまして。小学校二年生です。今、クラスでアゲハチョウの幼虫を飼っています。今日、飼育箱を落としてしまい、枝にくっついていたさなぎが落っこちてしまいました。もうこのさなぎは蝶になれませんか?蝶になれるようにするにするにはどうしたらいいですか?みんなで育てている大事なさなぎなので教えてください、お願いします。お返事お願いします。
園長:糸が切れて落っこちてしまったさなぎは、まだあきらめるには早いです。
こんな方法がありますのでためしてみてください。
まず、木工用のボンドと厚めの紙を用意してください。
ボンドを少しだけ紙に出して、数分たってかわきはじめた頃に、さなぎのおしりをくっつけてください。
ちょうど糸がついていた時の形になるようにさなぎを持って、ボンドが乾くまで待ってください。(ケシゴムなどを支えにしてかわくのを待ってもいいです。)
ボンドがかわいて、完全にくっついたら、紙を飼育ケースのかべにはり付けてください。
羽化した時に、足がかりになるように、さなぎの上の部分にティッシュペーパーやキッチンペーパーを貼りつけておくともっと安心です。
2027. 6. 8.2003 from 伊原太一 さん
園長さん初めまして。
私は千葉工業大学建築学科に所属しております伊原太一と申します。
現在「千葉県津田沼の特徴を見つける」という課題のため、歩いて町の特性や自分の興味あるものを見つけてくるといういわゆるフィールドワークを通じて、津田沼という町を深く
調査するという課題をしております。
そこでつい3日前の5(木)17:26にフィールドワークの途中で汗をひかせるために階段で休憩をしていたところ、腕に虫が這う感触がしたので見てみると、添付画像のような虫が居ました。
私はとっさに「蛍の幼虫だ!」と今まで蛍の幼虫も見たことがないのにも関わらず、そのオレンジと黒の配色から決めかかってしまい、ネットで「蛍・蛍の幼虫」で検索してみましたがどうも色が違います。
それに津田沼という環境の中で蛍など生息出来るはずもないですし、近くに清流などもってのほか、すぐ近くに電車、車が走っています。
こうした状況を考えるとこの虫が蛍の幼虫である可能性は皆無ですがどうしてもこの虫が気になって仕方がないので今回こうしてメールをするに至りました。
誠に馬鹿げた質問で恐縮ですが、是非お力を貸していただけないでしょうか?
園長:うんうん。なんか、直感的に「蛍の幼虫」と思われたのは、わかるような気がします。形が似ているし、色合いも確かにフンイキありますよね。
でも、これは、ホタルではなくてテントウムシの仲間、「ナミテントウ」の幼虫です。
この虫を見つけられたあたりに、アブラムシの付いた植物があって、そこで育っていたのだと思います。
2026. 6. 8.2003 from あげはげは さん
はじめまして♪最近息子と飼い始めた 真っ黒なこの虫の名前を教えてくれませんか?
頭部はありに似ています。動きはイモムシみたいに動きます
頭のすぐ下あたりに、6本足がついています。おしりは平べったく触覚のような物が2本あります。つつじの葉を食べています。
威嚇ポーズなのか・・いつもエビゾリになっているんです。
写真では、右が頭で、左側がおしりです。
色々調べてみたのですが、わからなくて。。お願いします
園長:添付いただいていた写真が、私のパソコンでは開けられない形式でしたので、見ることができなかったのですが、くわしい説明を書いていただいていたので、だいたい察しがつきました。
そのへんてこな虫は「シャチホコガ」の幼虫で、シャチホコムシと呼ばれるものだと思います。
いつもエビゾリになっているその独特の姿から「しゃちほこ」の名がつけられています。
2025. 6. 8.2003 from りん さん
はじめまして。
蟻の事でお伺いしたいのですが、よろしくお願いいたします。
2日前に玄関先で、大きな蟻が歩いているのを見つけました。
大きくて、見えやすいだろうと(おいおい)ビニール袋に捕獲して子供に見せていました。あまりの大きさに、もしかして女王蟻?と、思いネットで検索してみると、そのような気もしないでなく、しかも、女王蟻から飼育に挑戦している方の日記を見つけました。
そこで、うちでも、育ててみようかと、考えました。
そこで、数年前に買った、蟻の飼育セットがあることを思い出し、早速セットして、その中に放してやりました。
でも、奥行きが無い為、方向転換するには狭そうにみえます。
穴が掘れるのかな?と、少々心配。
ただ、そこに疑問が残り(蟻の種類、名前)ネットで、検索していました。
腹の根元が少し赤く、体長は2センチほどあります。
そして、胸の部分は結構発達しているような感じで、黒く見えていたのですが細かく言うと、暗褐色といえるかもしれません。
それで、もしかしたら、ムネアカオオアリの女王蟻かもしれないと思いました。
この蟻は、この飼育セットで飼える蟻なのかどうか不安になっています。
どんな所に住んでいるのか、害は無いのか、・・・・外へ帰してあげようか、(オオアリということは、もともと大きい蟻だし・・・・ちょっと怖いかな?)等など頭の中は今、蟻でいっぱいです。
なにかアドバイスしていただける事がありましたら、よろしくお願いいたします。
長文で済みませんでした。
園長:そのアリは、おっしゃるようにムネアカオオアリの女王だと思います。
ムネアカオオアリは、雑木林の朽木の内部や木の根元などに巣を作ります。
特に人間に害を与えることはないはずです。
飼育セットは、働きアリを群れで飼うのには使えるかもしれませんが、女王アリに最初の子育てをさせるには、普通の飼育ケースの方がいいのではないかと思います。
土を入れずに脱脂綿に水を含ませたものだけ入れておけば卵を産んで働きアリを育てるそうです。
もし、しばらくしても卵を産まないようなら、逃がしてあげた方がいいかもしれません。
2024. 6. 8.2003 from みゃっこま さん
実家の近くで「ほたるまつり」というのがありましたので行ってみました。
ホタルが近くの上水(玉川上水=昔の用水路、実際ほぼ小川)でたくさん見られる時期なのです。
いつもは「一人歩きは気をつけて」という標語がぴったりの上水(川)沿いの土の道に「わ、なんだこれは」というほどの人出になっていて大勢の人が関心を持っているというのもちょっとびっくり。
蚊は絶好のかきいれ時だったかもしれません。
ホタルはたしかにいまして、ちょっと緑がかったような光が点滅しているのが見えます。
混みあっているところでは1.5立方メートルあたり1ぴきくらいのかんじで飛んでいました。
人のいるほうに逸脱して子供たちに追われるホタルもいました。
もちろん野生ホタルがたくさんいるわけではなく、周辺の学校などがホタルを育てるのに協力していてそれを放しているそうです。
ホタルは昼間見るとフツーの虫ですけれどもあの光はなんとも言えないものですね。
(...でも光らないホタルのほうが多いんですよね。
ホタルって都市部の日常生活でも何気なく目にするのかなあ...。)
園長:今年も、もうホタルの季節ですね。
ホタルの光は、ほんとうに神秘的でフシギなものです。この小さな体に、なんでこんな凄いしくみが備わってるんだろう、と素朴に驚いてしまいます。
ゲンジボタルはなかなか見られませんが、小型のヘイケボタルなら都市郊外のちょっとした流れや水田で発生していることも多く、私の家の近くでも毎年見られるところがあります。
一昨年でしたか、家族でホタル狩りに行って、10匹ぐらい捕まえて帰って、それを大きなビニール袋に入れて、寝室の天井からつるし、夜を過ごしたことがあります。
真っ暗ななかで見ると、ホタルの弱い光でも思いのほか存在感があって、まるでクリスマツツリーのように見えました。
なんか、家族みんなで寄り添って生きている実感が湧き上がって、妙に感動したのを憶えています。(ヘイケボタルは、飼い続けることはできませんが、数日間なら元気なので、ちょっと楽しませてもらって、また元の自然にもどしてあげることができます。)
2023. 6. 7.2003 from mui さん
最近チョロッと、又見かけます虫ですが。
1センチくらいの、銀色に光った、短くて太い針見たいの奴。足は無い様に見えますが、すばやい動きで逃げます。つぶすと粉っぽい感じ。しみとかいうものでしょうか?
園長:それは、たぶんシミの仲間に違いないと思います。
屋内で見られるおもな種類に、「ヤマトシミ」と、外来種の「セイヨウシミ」がいますが、セイヨウシミの方はちょっと黒っぽいので、今回のはヤマトシミの方かもしれません。
脚はよく見ると6本ついているはずです。
2022. 6. 6.2003 from ゆうちゃん
園長せんせい、こんにちは。わたしの、なまえはゆうちゃんです。わたしは、おとうさんにへなちょこどうぶつ園をいつもみせてもらっています。わたしはちょうちょうがすきなので、きれいなしゃしんがたくさんみれて、うれしいのです。あと、きょうのへなちょこの はーもにかばさん、すごくかわいいです。ゆうのいえにきてほしいとおもいました。
園長:ゆうちゃんはちょうちょうがすきなんですね。もうすこし大きくなったらゆうちゃんも、おとうさんにカメラをかってもらって、ちょうちょうのしゃしんをとってください。
それから、はーもにかばさんみたいな、へなちょこどうぶつのアイデアがあったら、おくってくださいね。
2021. 6. 6.2003 from いちばん さん
園長さんは日曜日と水曜日に、三百枚ずつ昆虫の写真を撮られるとのことですが、差し支えなければ撮影機材(デジカメをお使いと思います)を教えてください。
私は、レンズ交換式35mm一眼レフカメラ(オリンパスOM4、レンズはタムロン90mmマクロ、特殊フラッシュまたは、ペンタックスZ-1P、100mmマクロ)を使い、時にはクローズアップレンズを併用し、主にポジフィルムで昆虫のクローズアップ写真に挑戦しています。
しかし、現像、L版プリント(これでトリミング指定)、本番写真プリントとかなり時間も費用もかかりますので、昆虫の接写撮影に適当なデジカメを探していまが、なかなか良いものがありません。
宜しくお願いします。
園長:私が、今、昆虫撮影におもに使っているのは、リコーのRDC-i500というデジカメ(約300万画素)です。
リコーというのはなんとなくマイナーですが、接写機能に優れているので選びました。
今はRDC-i500はもう売っていなくて、最新機種でCaplio G3というのがが出ています。
RDC-i500を使ってみて、難点は、レスポンスの遅さとバッテリーの持続時間が短いことだと思っていたのですが、新製品では両方とも解決されているようなのでオススメできます。
ただ、ほかのメーカーのデジカメを使いこなしたわけではないので、もっといいのもあるのかもしれませんが‥。
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