1460.　8.25.2002 from ケイコ さん　

園長：アリガタバチは、いっぱい発生するとやっかいですね。
　バルサンを使用しても、新しいのが次々羽化しているのかもしれません。
　おっしゃるように、その「小豆粒を小さくしたようなムシ」はアリガタバチと深い関係があります。
　その小さな虫は、おそらくシバンムシという甲虫の仲間です。（２つ下のメールに写真が載っています。）
　アリガタバチの一種に「シバンムシアリガタバチ」というのがいて、このハチはシバンムシに寄生して育つ寄生蜂なのです。
　シバンムシの発生源を徹底的に探して駆除すると、アリガタバチもいなくなると思います。

1459.　8.25.2002 from sussy@ さん　

園長：No.1117の虫は、体長２〜３cmということで、ピッタリくる虫がなかったのですが、もし、１cmぐらいの普通のハエ大で、黄色っぽい吸血昆虫でしたら、「キンイロアブ」というのがいます。
　ただ、キンイロアブは、幼虫が渓流付近で育つ山地性の種類なので、海岸にいたということは、この種類ではないのかもしれません。

1458.　8.25.2002 from S.Y. さん　

　こんばんは。
　はじめてお便りさせていただきます。
　さて、体長２〜３mmの写真の虫が家に大量発生しています。

　

　たまに飛んで、天井に止まっていたり、ジュウタンの上にいたりします。
　触ると丸まって死んだふりをします。
　この虫はいったい何でしょう？
　実害は無いのですが、少し気持ち悪いです。

園長：これは、たぶん「ジンサンシバンムシ」です。
　住まいの害虫としてポピュラーな昆虫で、たいていの家庭で発生しています。
　でも、大量発生となると、どこかに大発生源があるはずですので、それをつきとめて駆除するほうがいいですね。
　発生源としては、乾燥食品、ペットフード、肥料、漢方薬などが考えられます。
　実害というか、刺したり噛んだりはしないので、人間に直接危害がおよぶことはないのですが、間接的な被害としては、この虫に寄生するシバンムシアリガタバチというのがいて、シバンムシがたくさん発生していると、このハチも出現し、人間と接触したときに刺されることがあります。

1457.　8.24.2002 from まさ くん　

園長：アリには、たくさんの種類がいて、好きな食べ物も少しずつちがいます。
　でも、ほとんどのアリが好きなのは、砂糖のようなあまいものや、ほかの虫の死んだもの、そして、植物のたねです。
　そのほか、アリの中には、植物につくアブラムシがおっしりから出す甘いしるをもらうものや、仲間みんなでキノコをそだててそれを食べるもの、ほかの生きものをおそって食べてしまうものまでいます。　

1456.　8.24.2002 from 悠 さん　

園長：コウモリのことは、あまり詳しく知りませんので、よくわからないのですが、原因の候補としては、
　・前の日に雨が降ってエサを食べていないので、お腹が減っていた。
　・湿度や温度の関係で、いつもよりエサの虫がいっぱい飛んでいた。
　・曇っていて、いつもより空が暗くなるのが早かった。
　・気温が下がるのが、いつもより早かった。
などが考えられると思います。
　あとは、それ以外の日に現れた時間と、それぞれの日の条件の違いをくらべながら、自分なりに推理してみてください。

1455.　8.23.2002 from 斉藤慶太 さん　

園長：ナミハンミョウを飼うには、３０ｃｍ以上のやや大きめのプラスチックケースを用意してください。
　底には、砂を８〜１０ｃｍ程度敷き、２日に１回は霧吹きをして湿り気を保ってください。
　乾燥に弱い面があるので、水を含ませたミズゴケや脱脂綿を小皿などに入れて、ケースのすみに置いてあげてください。
　エサは、生きている小昆虫です。小さなバッタ、コオロギやミールワーム、はねをとったハエ、大きめのアリなどを２〜３日ごとに与えてください。
　共食いをするので、１匹ずつ飼うのが無難です。
　もし秋遅くまで生きのびたら、腐葉土を多めに（１５ｃｍ程度）敷いてあげると冬眠し、越冬できる可能性もあります。

1454.　8.23.2002 from メダカ さん　

園長：カブトムシのオスとメスを飼っていて、オスはけっこう目につくのに、メスが土の奥深くもぐって人の目にふれにくい、というのはよくあるケースです。
　交尾したらオスが先に死ぬことが多いのですが、必ずそうとは限りません。また、そのメスは、買ったときには既に交尾をすませていた、という可能性もあると思います。
　産卵しているかどうかは微妙なところですが、産んでいる可能性も十分にあると思いますので、土に定期的に湿り気を与えながらそのままにしておいてください。１ヶ月ほどたったら、小さな幼虫がいることを期待しつつ、新聞紙の上にでもケースの土をひっくりかえしてみてください。

1453.　8.23.2002 from 鎌田　尚 さん　

　毎日楽しく拝見させて頂いております。有難う御座います。
　ところで質問です。「ユキムシ」の♂はいつ生まれるのでしょうか？

　

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　追伸

　失礼しました。
　♂の件・ちゃんと書いて有りました。
　でも複雑で今一理解出来ていません。
　面白いですね。
　木に付くアブラムシも似たような一生でしたっけ？？

園長：アブラムシたちは、たいてい、メスが単為生殖する世代とオスメスでふつうに生殖する世代を繰り返す、という変わった生活環をもっています。
　そのうち、ほとんどの種類は寄主植物を変えないのですが、タマアジサイとコモチシダを行き来する「コモチシダコブアブラムシ」など、いくつかの種類は、ユキムシのように２種類の寄主植物を入ったりきたりするらしいです。

1452.　8.23.2002 from ねこ さん　

　こんにちは、またまたねこです、すいません。
　先日ついにデジカメを買いました!嬉しくて嬉しくて、自分のうちの庭の虫を撮りまくってしまいました。

　その中でも「あれっ？」と思った４枚を送ります。
　(ちょっと重いかも・・・ごめんなさい）
　１枚目はクロアゲハの蛹です。前蛹時、寄生蜂が留まっていましたが、今のところはまだ中から蜂が出てくる様子はありません。無事だったのでしょうか・・・。
（そういえば前に「グレープフルーツの木に黄色と黒の棘の生えたような芋虫がいる・・・」とメールをお送りしたのですが、どうやらその虫の正体は蛾の幼虫ではなくクロアゲハの２齢幼虫だったみたいです）
　２枚目はグレープフルーツの葉の裏に隠れていたへんてこな虫、体半分しか写っていませんが、何の虫か良く分からなかったので送ります。
　３枚目は「梅の木の横にいたのでモモスズメ?」と思ったら、色が少し違うような気もします。
　この時かなり瀕死の様子で、写真を撮った後、しばらくしてからまた見てみたら、やっぱり力尽きていたようです。
　最後はアゲハの卵、３つ付いているのですが、１つは黄色、後は透明!?
　アゲハの卵は黄色だとばかり思っていたのに・・・一体この２つはどうしてこんなに色が違うのでしょう?
（透明の卵には穴が開いている様子は見られなかったので、まだ孵化はしていないと思います)

　・・・初心者で、あまり良く撮れていませんが、これから精進したいと思います。

　　　　

園長：２枚目のへんてこ虫は、「カネタタキ」ではないかと思います。
　３枚目は、やはりモモスズメのようです。
　アゲハの卵の件は、産みつけられたばかりのものは黄色いのですが、日にちがたって、孵化が近づいてくると、中の幼虫が透けてきて、黒っぽく かつ 透明っぽくなってきます。写真の卵は、同じような場所にありますが、別の日に産みつけられたものなのです。
　でも、どれもなかなかきれいに撮れていますね。　

1451.　8.22.2002 from てーおば さん　

園長：昆虫は、繁殖力が高いので、今までは発生していなかった好環境に入り込むと、食べ物は豊富にあるし天敵も少ないせいで、当初は大発生することになります。
　そのうち、天敵も集まってきたり、食べ物が減ったりして、適当なところでバランスし、数も落ち着いてきます。でも、栽培植物の場合は、「食べ物が減る」ということがないので、たいていは被害が継続することになってしまいます。

　おっしゃるように、ゾウムシの仲間は、捕まえようとすると、すぐ硬直して落下してしまいますね。人間が視線を向けただけで、落下するときもあります。
　片手の掌で受けながら採るといいと思うのですが、この習性を逆手にとるならば、傘やビニールシートをバラの下に置いて、わざと揺さぶって落下させれば、効率的に退治できるかもしれませんね。