むし探検広 場
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1480. 8.29.2002 from 菅原 悦子 さん 

 こんなページがあるなんて探して良かった!
 ライラックの木にこんないもむしがいました。
 蝶になるのか蛾になるのか教えてください。

 

園長:この立派な幼虫の、おしりにある1本の突起は、スズメガの仲間のあかしです。
 これは、たぶん「シモフリスズメ」の幼虫ではないかと思います。
 ゴマ、ノウゼンカズラなど、いろいろな植物の葉を食べるのですが、モクセイも食べるので、ライラックにも付いたのでしょう。


1479. 8.29.2002 from みぃ さん 

 先日 質問したみぃです
一応写真は撮ったのですが、いかんせんピントがあまく、
よく見えてません。とりあえず、お送りします。
やはりスジモンヒトリのオスでしょうか?ちょっと違うような気がするのですが・・・

 

園長:これはスジモンヒトリではないですね。
 なんかエダシャクの仲間っぽいようにも見えますが、でも幼虫はシャクトリムシではなく、毛むくじゃらのケムシだったんですよね‥。
 せっかく写真まで送っていただいたのですが、私の知識ではこのガの正体がわかりません。すみません。

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 (‥とお返事したところが、次のメールをいただきました。)

 先日はお返事ありがとうございました。
 やはりスジモンヒトリではないんですね?
 別の可能性が出てきたのですが、オビガでは?との声がありました。
 でも、オビガの幼虫がわかりません。オビガの幼虫は、「茶色い毛むくじゃらのケムシ」なのでしょうか?図鑑でオビガを見たのですが、紋様は酷似しています。でも、図鑑のオビガはこげ茶色っぽく、手元のこのガはオレンジがかった茶色なので。。。
 よろしくお願いします

オビガでたぶん正解ではないでしょうか。
 オビガの幼虫は茶色い毛を持った立派なケムシですし、まゆを作るとき、その毛を貼り付けます。
 成虫のはねの色には、けっこうバリエーションがあるようです。


1478. 8.29.2002 from R さん 

 はじめまして。かぶと虫の事で困っています。たくさん卵を産んでくれたのですが、幼虫になりません。30個中、3匹です。水分管理には気を付けていたのですが・・後、もう少し卵があります。無事に幼虫に育てる方法を教えて下さい。

園長:水分管理などをしっかりしていたのに卵がかえらない原因としては、ダニにやられた、無精卵だった、つぶれてしまった、などが考えられると思います。

 今から言っても遅かったのですが、どちらかというと、親が死んでから1ヶ月ほどは あえて放置しておいた方が、かえって幼虫の歩留まりがいいみたいです。

 今のマットには、ダニなどの敵が多めにひそんでいる可能性もありますので、ダメもと覚悟で新しいマットを用意し、表面にくぼみを作って卵を埋めておけばどうでしょうか。(スプーンを使って土と一緒にすくうなど、くれぐれも慎重に取り扱ってください。)


1477. 8.29.2002 from ? さん 

 先日、人から聞いたのですがベランダに干しておいた足拭きマットに黒いものが付いていたので汚れかと思って拭こうとしたところ良く見ると動いていたそうです。
 黒くて小さい虫が1cm四方の正方形にならんでいたそうです。しかも同じ場所に3日間付いていたそうです。そんな虫っているのでしょうか?

園長:その黒い虫の形や大きさがわからないので、正体を推測するのもちょっと難しいです。
 もし長細い5mm程度の虫でしたら、オオチョウバエの幼虫だったのかもしれません。(全くの推測ですが‥)


1476. 8.29.2002 from 松尾 優子 さん 

 はじめまして。初めてメールします。今コクワガタのメスを飼っているのですが、これからどうしていけばいいのでしょうか?冬眠するのですか?それは、いつごろからですか??その間虫かごの中は、どのようにしておけばいいのでしょうか???この冬を越して来年の夏に元気にまた出てきて欲しいのです。どうか教えてください!!!

園長:まず、コクワガタのメスは、昆虫飼育用の朽ち木を1日水に浸したものを、6〜7割マットに埋まるように横向けに入れておくと、卵を産むことがあります。(ただし、卵を産んだメスは、冬越しできずに死んでしまうことが多いですが‥)

 冬越しさせる場合、地中深くもぐりますので、昆虫マットは深さ15cm以上になるように入れてください。
 10月頃になると活動が鈍って、昆虫ゼリーが減らなくなってきますが、しばらくはそのまま放っておいてください。(昆虫ゼリーは何週間もそのままでもどうってことありません)
 いよいよ寒くなったら、土の中で冬眠してますので、エサは取り除きます。
 冬〜春の世話は、ほとんど放ったらかしでもいいぐらいです。
 大切なことは、まず、適度な湿り気を保つこと。(夏の間はよく乾きますが、冬〜春は、あまり乾かないので思いついたら霧吹きをする程度でOKです。冬眠中は、むしろ多少乾き気味の方が良いようです。)
 次に、(暖房のある部屋ではなく)自然の温度に近い環境に置くこと、そして昼夜の温度差があまりないようにすることです。
 玄関の直射日光のあたらない場所などが適しています。
 本当に冬眠しているかどうか、確かめたいところですが、ガマンして、放っておいてあげてください。
 来年、サクラが散る頃になると、そろそろ目覚める可能性がありますので、土の湿り気をやや多めにしつつ、昆虫ゼリーをまた入れてあげてください。


1475. 8.28.2002 from まな さん 

 こんばんわ。幼虫について調べたくて、いろんなサイトを回っているのですが、なかなか調べられず、質問するしかない!!と思い、メールすることにしました。
 最近主人が、クワガタか、カブトムシの幼虫じゃないかと、毎日のように近所から幼虫を採集してくるので、容器にとりあえず入れているのですが、その幼虫は(黒い幼虫)なのです。私の記憶にあるカブトやクワガタの幼虫は白なのですが、黒いのもいるのでしょうか?体、頭部と、クワガタにそっくりなのですが、子供も来夏カブトかクワガタになるのを楽しみにしているので、もしカナブンでも出てきた日にはビックリすると思い(これも勉強と思えば・・・)お尋ねしてみることにしました。よろしくお願いします。

園長:カブトムシやクワガタムシの幼虫は、白色〜乳白色で、黒いものはいません。
 コガネムシやカナブンの仲間の幼虫にも黒いものはいなかったと思います。
 甲虫の仲間の幼虫は、頭の形などはだいたい似通っていますので、カブト・クワガタ・カナブン系とはぜんぜん違う種類なのかもしれません。
 ゴミムシなどの幼虫は黒っぽいのですが、でも、体型は、クワガタの幼虫とはかなり違っています。
 とりあえず飼ってみて何になるか確かめるというのもいい方法だと思うのですが、エサが間違っていたらダメですし‥。
 どんな場所にいたのか、どんな大きさか、体やあしの形に特徴はないか、どんなふうに行動するのか、など、もう少し手がかりがあれば、何かわかるかもしれません。


1474. 8.28.2002 from みいちゃん さん 

 今年になって、家の中で1ミリぐらいの茶色い小さな虫を、毎日数匹のペースでみるようになりました。家中、家具をすべてずらして大掃除しても、やっぱりでてきます。ゴキブリのこどもなのでしょうか。でも、何ヶ月たっても、最大2ミリぐらい以上大きなものはみないのですが・・・。おまけに、こやつ、とぶんです。今日、発見しました。なんの虫なんでしょうか。また、どうやったら撲滅させられるのでしょうか?

園長:それは、タバゴシバンムシ、ジンサンシバンムシなどのシバンムシの仲間ではないかと思います。
 シバンムシは、数の多い少ないはあってもほとんどの家庭で発生しており、幼虫はおもに各種乾物類や菓子、ペットフード、肥料、漢方薬などを食べて育ちます。
 駆除方法としては、エサになりそうなものを徹底して密封保存すること、お菓子の食べこぼしなどに注意し、掃除を怠らないことです。
 (ただし、もし畳の部屋がある場合は、畳に発生している可能性もあります。新築の家にありがちな現象で、数年たつうちに発生数も落ち着いてきます。)


1473. 8.28.2002 from yoppy さん 

 初めまして(^^)
 数日前に部屋の床に小さな虫が数匹現れました。それが何という虫なのか分からなくて、現れたのがベッド周辺だったので、ダニのような害虫だったりごきぶりだったりしたらイヤだなあ、と思ってネットで色々調べてみたのですが全く分からなくてさまよっているうちにここにたどり着きました。
 写真を撮っていれば早かったんでしょうけど速攻で掃除機で吸ってしまったので文章での説明だけになってしまうのが辛いところですが…。

 ・体長2〜3mm程度(生まれたてだったのかも)
 ・触角や足のような物は見えませんでした(小さすぎたというのもありますが)
 ・芋虫のようなちょっと長めの体型で頭と尻、というか両端が茶褐色で、身体の中央部は透明っぽく、節らしき線が何本かありました。わらじ虫かダンゴムシをうんと小さくして色を変えたような…?
 ・芋虫のようにぷにぷにしているわけじゃなく、ちょっと固め。つつくと少し丸まった気がします
 ・何匹か一斉に現れましたがどれも死んだようにその場で固まっていましたが、生きてはいたようです

 こんな説明で分かってもらえるでしょうか?><
 ほぼ新築マンションの7Fという環境なので飛来してきたとは到底思えず、室内のどこからか沸いたんだろうと思うのですが…。
 是非とも正体のアドバイスをお願いしますー。

園長:それは、もしかしたら「ヒメマルカツオブシムシ」の幼虫ではないかと思います。
 ヒメマルカツオムシムシは、成虫はマーガレットなどの花粉を食べている平和な虫なのですが、幼虫は人家内で毛織物や乾燥した動物質のものを食害する害虫です。
 大切な洋服に穴をあけられたり、貯蔵食品にわいていることがありますので要注意です。


1472. 8.28.2002 from M・T さん 

 はじめまして。
 ヤブキリを二匹飼育していたところ、虫を食べた後に口からなにやら茶色っぽい液体があふれてきました(2匹とも)。
 その液はどういう液なのでしょうか?
 また、どんな時に出す液なのでしょうか?

 図書館でもなかなかわかりません、ぜひおしえてください
 よろしくおねがいします。

園長:そのヤブキリたちは、人間が触ったわけでもないのに、液体を出したのでしょうか?バッタの仲間は、自分の身を守るために、消化中の液体を出して敵を驚かすことがあるのですが、触ってもいないのに出したのなら、それとは違いますね。
 よくわからないのですが、もしかしたら、食べた虫のおなかの中にあった消化中の液体など、食べるには適さないものを、口から出したのかもしれません。
 ‥はっきりお答えできなくてすみません。


1471. 8.28.2002 from ふらんそわ〜ず さん 

 はじめまして。
 小1の子供の夏休みの宿題で生き物観察を手伝ってここへ辿り着きました。
 こんなにじっくり昆虫の名前や特徴を調べたのは生まれて初めてかもしれません。優雅に羽根を広げるトンボの姿を見て感動し、家に帰って来てそれが「ハグロトンボ」だとわかった時の嬉しさなどをかみしめています。

 ところで、1匹だけどうしても名前がわからない虫がいたので、園長先生の助けを借りたくメールを書きました。
 特徴としては
 1 形:コガネムシ
 2 大きさ:1センチくらい
 3 色:黄土色に赤茶色のまだら模様
 4 目撃した場所:和歌山県のキャンプ場
以上です。
 「コイチャコガネ」の変色したものかしら?と思ったのですが、なにぶん素人ですので・・・どうかよろしくお願いします。

園長:これだけの情報ではなかなか難しいのですが、なんとなく近そうなのは「ヒゲナガビロウドコガネ」の仲間です。普通のコガネムシより触覚が長めなら、たぶんそうだと思います。
 触覚は普通で、あしがやや長めの場合は「アシナガコガネ」の仲間かもしれません。


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