むし探検広場
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1630.10. 5.2002 from NIKUMAN. さん

 はじめまして。
 先日自宅で見つけた奇妙な虫について調べていて、「へなちょこ動物園」にたどり着きました。
 その虫についてご存じないかお聞きしたいのです。
 写真はないので、記憶を頼りに絵を描いてみました。
 添付させていただいた画像ファイルがそれです。

 乳白色のいもむしのような虫です。
 大きさは全長2センチくらい、太さは太いところで4ミリくらいだったと思います。
 頭部らしき方が細くとがっていて、尾部らしき方は太いです。
 体が蛇腹状で、足はありませんでした。
 この虫は、何かの幼虫なのでしょうか?
 それともこれで成虫なのでしょうか?

 はじめ、室内の床に1匹這っているのを発見し、靴などに付いて外部から入ってきたものかと思っていたのですが、翌日、トイレにも2匹(1匹は死んで茶色くなっていました)発見し、室内で発生しているのではないかと不気味に思っています。
 ちなみに、発見した時期は天候が悪く、室内にも湿気が多かったので、湿気につられて出てきたものかもしれません。
 しかし、自宅はマンションの2階ですので、床下から這い出てくるというような可能性はあまり考えられません。
 以後数日たちますが、それ以上は見ていません。

 もし何かご存じの事、または心当たり等がおありでしたら、ぜひお教えいただきたく、どうぞよろしくお願い申し上げます。

 

園長:イラスト、お上手ですね。
 これは、ハエの仲間の幼虫(すなわちウジ)のようです。
 2センチというとけっこう大きめなので、クロバエやニクバエの仲間かなと思いますが、詳しい種類まではわかりません。

 部屋に出没するということは、ゴミか何かで発生している可能性があります。


1629.10. 5.2002 from ほりり さん

 こんばんは。

 チョウの名前が知りたくてメールしました。
 似たようなチョウは居るのですが、コレと言う確信が持てません。
 ダイミョウセセリとも違いますよね?
 今年7月半ばに撮った画像を添付しますので、
 よろしくお願いします。

 

園長:これは、「アゲハチョウ(ナミアゲハ)」です。
 アゲハチョウは、もっと白っぽいイメージがあると思いますが、季節によってはねのデザインに変化があって、夏場に羽化する夏型は、このようにかなり黒っぽくなります。


1628.10. 4.2002 from ふりかけ さん

 家で飼っている金魚についておたずねします。2年2ヶ月ほど前に金魚すくいの残りをもらって、10匹のうち3匹が生き残り、現在体長10センチを越えるほど大きくなりました。1匹はリュウキンふうで2匹はヒブナふうの形です。この金魚たちが今年の夏、今日までに7回も卵を産みました。子供の頃飼っていた金魚は卵を産んだ記憶がなく、@何故こんなに産むのか、またA寿命が短くならないかと心配です。ちなみにえさは市販の安いものです。また、産んだ卵は初めの1回は水が白くにごったので受精したものと思い、別水槽に入れてエアレーションしましたが中が黒くなって1〜2日後に真っ白になってしまいだめでした。2回目以降のは受精せず、親が食べてしまいました。どの金魚が産んでいるのかもわかりません。Bオスメスを見分けることはできるのでしょうか。

園長:1.何故こんなに産むのか?
 金魚は普通は春から初夏にかけて産卵するものですが、夏や秋に産卵することもあるようです。しかし、7回とは多いですね。ホルモンの異常なのかもしれませんが、私にはよくわかりません。

 2.寿命が短くならないか?
 産卵行動には大きなエネルギーが必要なので、体力を消耗して弱ってしまったり、病気になる可能性は否定できないと思います。
 産卵後に元気がない金魚がいる場合は、別水槽に移して療養させるほうがいいです。

 3.オスメスを見分けることはできるのでしょうか?
 外見で見分けるのはかなり難しいです。
 繁殖期にお腹がふくれているのがメス、エラぶたなどに白いブツブツ(追星)がでてくるのがオスです。
 また、産卵のときに激しくおっかけっこをするはずなのですが、そのとき追いかけている方がオスです。
 でも、もし、オスが発情していないようだと、これらの見分け方も通用しませんね。


1627.10. 4.2002 from 小林 さん

 はじめまして。小林と申します。

 今朝、見たことのない虫が流しのコップの中で溺れているのが発見されました。
 色は茶色で、フナムシを平たくしたような感じです。
 体長は3cmくらいです。
 最初はゴキブリかと思ったのですが、身体と同じくらいの長さの尾が2本も生えていたので違うものだとわかりました。
 調べてみたところ、シミという虫が一番似ているかな、と思ったのですが、シミは体長が1cmくらいだということなので本当にこれがシミなのかどうか判断がつきません。
 これは一体、何という虫なのでしょうか・・・?
 どうか教えてください。
 よろしくお願いします。

 

園長:これは、やっぱりゴキブリの一種です。
 尾と思われているのは、触覚です。
 大あごのように見えているのは尾端にある突起です。
 そう‥どうやら頭とお尻が反対に見えてしまったようです。


1626.10. 3.2002 from かずひろ さん

 こんにちは。最近へやに虫がよくあらわれるようになりました。
 調べてみたのですがよくわかりませんでした。ぜひ教えてください。
 絵を描いてみたので添付させていただきましたが(下手で・・・)
 特徴は、体長2ミリ。一見硬そうな表面をしている茶色で、よく羽で飛んでます。
 ちょこまか動きまわり、つつくと足を納めてじっとしてます。
 つぶしても、蚤のようにかたくはなく、すぐつぶれます。
 害虫なのでしょうか?

 絵のひだりが上からみたもの、右が裏返したものです。
 一番外の羽には縦じまが、腹には横じまがあります。(節かな?)

 よろしくおねがいします。

 

園長:この虫は、シバンムシという甲虫の仲間で、はねに縦じまがあったのなら「ジンサンシバンムシ」ではないかと思います。
 住まいの害虫としてよく見られる昆虫で、たいていの家庭で発生しています。
 発生源としては、乾燥食品、ペットフード、肥料、漢方薬などが考えられます。

 P.S.
 いただいた絵は真っ黒になっていましたけど、ほんとうは色や模様をつけていただいていたのでしょうか?


1625.10. 3.2002 from 長田父 さん

 散歩中に見かけて気になっていますいろいろ調べてもわかりません。何という蛾の幼虫でしょうか。

 

園長:この物凄く手のこんだデザインのケムシは、「ヒメシロモンドクガ」の幼虫です。
 前方に突き出た毛の束が角のようにも見えるのでコツノケムシという別名を持っています。
 ドクガの仲間ですが、毒毛は持っていないとされています。
 しかし、さわると痒くなることがあるらしく、毒性の有無は定かではありません。


1624.10. 3.2002 from M. さん

 昨日、近所の公園で日光ヒバの幹にとまっていた珍しい幼虫を見つけました。ナナフシか何かの幼虫かと思って調べてみたのですがナナフシでは無いみたいで、何の幼虫だかわかりません。もし御存知でしたら教えていただけないでしょうか。
 行動の特徴としてはつつくとお尻を前にそらして足を広げ、小刻みに震えて威嚇します。動きはそんなに速くないです。どうぞ宜しくお願いします。
 

園長:す‥すごい!
 このザリガニとイモムシのハーフのような生きものは、「シャチホコガ」の幼虫で、シャチホコムシと呼ばれるものです。
 カツラ、モミジ、サルトリイバラなどの葉を食べ、枝につかまりながら、頭とお尻をそりかえらせた姿勢でいることが多く、その姿から「しゃちほこ」の名がつけられています。
 それにしても迫力満点の写真です。


1623.10. 3.2002 from ? さん

 友達のお母さんが、目が緑で、体が黒と黄色のシマシマのトンボの死がいを持ってきました。そのトンボの名前分かりますか?

園長:(このメールは「掲載を希望しない」になっていたのですが、メールアドレスが書かれていなくて返事できませんので、匿名扱いでここに掲載しました。)
 そのトンボは、10センチぐらいあるとても大きなトンボだったのなら「オニヤンマ」です。
 もう少し小さかったのなら、コオニヤンマかヤマトンボの仲間ではないかと思います。


1622.10. 3.2002 from みゃっこま さん

 台風の影響で雨の中でしたが、都民の日で入園無料の上野動物園に行ってみました。
 動物園はおとなになってもわくわくするところですね。
 やっぱりパンダは外せないようで、ジャイアントパンダの前には人だかり。
 しかしレッサーパンダも同じパンダ舎にいるのに足をとめてゆっくり見る人は皆無でした。
 背を向けて一心不乱にエサを喰らっているレッサーパンダの姿はある意味栄光ある孤独かも。
 シロクマは、二頭ともがあっちにいきこっちに戻り、同じところを繰り返し往復していました。
 「クマみたいにうろうろする」といいますが、本当だったんですね。
 ヤギやヒツジは自由に触れる場所にたくさんいて、ベエベエ放歌しておりました。
 ヒツジが知らぬ間に背後に忍び寄り突如としてメ〜となくとびっくりします。
 見ているとまったくかわいいばかりですが、小さめのヤギが大きいやつにどん、と頭突きされていたりするのも見ることができます。
 ゴリラもカバもドールもペンギンも元気そうでなによりでした。
 それからツチブタはブタと全然関係ないというのが分かってなによりでした。

園長:動物園って、ほんとうにものすごいワンダーランドだと思います。
 ゾウもキリンもカバもパンダもゴリラもペンギンも、私たちはたまたま子どもころから知っているので当たり前の存在になっていますが、自分が弥生人のつもりになって、「なんでこんな生きものがいるんだ!」という気持ちで実物を見てみると、ほんとうにビックリします。
 また、おっしゃるように、時間をかけてひとつひとつの動物をゆっくりながめていると、いろいろ発見できるのも面白いですね。  


1621.10. 2.2002 from やまねこ さん

 こんばんわ。青虫の件のやまねこです。
 デジカメもやっと復旧しましたので送ります。
 図書館へ行き調べてみましたが、コレ!と言える自信がありませんが、もしかしてオオスカボシでは・・・?と思ったのですが・・。
 夏にこの成虫が飛んでいたのを見かけてます。
 はじめは大きな蜂かと思いましたが、これは蛾の仲間なんですね。
 こちらのHPで初めて知りました。
 食草ですが近所を見歩きましたが同じようなのがありません。
 山芋の仲間のツルならあるのですが・・・。
 レタスは水分が無くなり縮んでしまって食べた様に見えたのかなと今思っています。とにかくお腹を空かしているのか良く動きます。
 早く見つけなくては!と思う次第です。
 つきましては幼虫の名前と食草を教えて下さい。宜しくお願いします。

 

園長:これは、オオスカシバ(オオスカボシって、オオスカシバの打ち間違いですね)ではありませんが、近い仲間の「ホシホウジャク」の幼虫のようです。
 食草はヘクソカズラというツル性の植物で、日当たりのいい藪や草地、土手などにけっこうはえています。


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