1710.11.2.2002 from アキ さん

園長：カーペットに発生しているようだと、完全駆除するのはなかなか難しいかもしれません。

　少なくともカーペットをしっかり虫干しすることが必要です。
　ただ、虫干ししただけでは、裏側に回りこんで生き残っていたり、卵が残っている可能性があるので、熱処理を施すのが望ましいです。
　ただ、衣類だとアイロンがけをすればいいのですが、カーペットの場合どうすればいいのかよくわかりません。

　あと、カーペット周辺の床のすきまなどに潜んでいるものもいると思われますので、カーペット＋その周辺部に殺虫剤をしっかり噴霧しておいたほうがいいと思います。

1709.11.2.2002 from やもりひめ さん

園長：化学肥料はミミズに悪影響を及ぼすことが多いようです。
　たとえば硫安・塩安などアンモニア態窒素肥料は、土壌を酸性に変えてしまうため、ミミズにはよくありません。
　やはり、ミミズのためには化学肥料の使用はひかえたほうが無難だと思います。

1708.11.1.2002 from やまねこ さん

園長：写真が見せていただけなくて残念ですが、そのアオムシは、「オオタバコガ」の幼虫の可能性が高いように思います。
　オオタバコガは、ナスのほか、トマト、キャベツ、レタスなども食害する野菜の重要害虫です。
　幼虫の体色は緑色のほか、褐色の場合もあります。

1707.10.31.2002 from りょうたろう さん

園長：オオカマキリの卵を越冬させ孵化させるのはそんなに難しいことではありません。
　基本的には、そのまま飼育ケースに入れて、自然環境に近い場所に置いておけばＯＫです。（暖房している部屋に置くと、真冬に間違って孵化してしまうことがあるのでダメです。）
　孵化は５〜６月頃ですが、いつ孵化するかわからないので、その瞬間を観察できるかどうかは運まかせです。

　卵を冷蔵庫に保管して、十分暖かい季節になってから外に出すことによって孵化するタイミングをコントロールするという方法もあるらしいのですが、詳しいことはよくしりません。

　やはり、冬の間は屋外の直射日光のあたらない場所で保管し、春になったら教室の中に入れて、みんなの目に付きやすい場所に置いておくのが一番いいのではないでしょうか。

1706.10.31.2002 from A.M さん

園長：ある程度育っている幼虫は大丈夫だと思いますが、A.Mさんがお住まいの福島で、今の季節にまだ「黒くて小さい」段階にある幼虫は、自然状態で最後まで育ちきる可能性は低いと思います。
　これも自然界の定めなので、かわいそうではありますが、仕方がないといえば仕方がないことです。

　もし、少し手助けしてあげるとしたら、サンショウの枝ごと、細かい目のネットなどで袋状におおってあげたら、雨風雪から守ってあげることができます。

　もしどうしても助けたい場合は、飼育ケースに入れて、屋内の暖房の影響が少ない場所で育てることになります。
　その場合、蛹になったら、屋外や玄関など低温になる場所に置いて越冬させてください。

1705.10.31.2002 from きなこ さん

園長：そのセミのような海老のような蜂のような虫は、昼間活動するスズメガの仲間、「ホウジャク」の一種ではないかと思います。
　一番よく見られるのは「ホシホウジャク」という種類です。
　ホバリングしながら飛ぶ様子は、とてもガには見えなくて、蜂にそっくりですよね。

1704.10.30.2002 from クロスロード さん

園長：メイガの螟の意味！？
　今まで考えたこともありませんでした。

　少し調べてみましたところ、「螟」というのは、中国語でのメイガの呼び名からきているかもしれないことがわかりました。

　で、漢字の意味を調べるならやっぱり漢和辞典ということで、本棚に眠っていた辞典を引っ張り出して調べますと‥
　螟というのは、この一字で、ずいむし、くきむしなど、植物（特に稲）の茎に穿孔して食害する虫そのものを指す言葉のようです。

　メイガの幼虫は茎に穿孔するものが多いので、螟蛾の名が付いたのでしょう。


　ところで、「螟」という漢字はインターネットで使えたんだろうか‥。
　もし、文字化けしてたらスミマセン。

1703.10.30.2002 from 西内道夫 さん

　すばらしいホームページ閲覧させていただきました。実はこの夏、今までに見たことのないハチの巣を見つけたのですが、私の持っている図鑑では種名を特定することが出来ませんでした。アシナガバチの仲間のような感じですが良くわかりません。どこかに詳しい画像がないかとインターネットで検索していて、このホームページを見つけました。もし宜しければご教授お願いいたします。

　

園長：とても面白い形の巣ですね。
　このような下垂型の細長い巣を造るのは、おそらく「ヒメホソアシナガバチ」という種類ではないかと思います。
　山地性の種類で、あまり普通に見られるものではなく、このような立派な巣の写真はけっこう貴重かもしれません。

1702.10.28.2002 from 加藤昭彦 さん

　いつも楽しく拝見させていただいています。
　近所の山へハイキングに出かけたときに撮影しました。
　オオセンチコガネ（このあたりではルリセンチコガネといわれている）かと思いますが、どうでしょうか？
　きれいなのでブローチにでもしたいぐらいです。

　

園長：きれい！美しい！！　ぴかぴかですね。
　これは、おっしゃるようにルリセンチコガネとも呼ばれる「ルリ型のオオセンチコガネ」ですね。
　こんな虫が、ウンコを食べて育つというのがまた愉快です。

1701.10.28.2002 from ふかちゃん さん

　kawabeさんこんにちは。
　１６９０の書き込みでトンボの眼についてのご質問がありましたが、以前、実体顕微鏡で覗いたトンボの眼の画像がありましたので送らせて戴きます。
　確か去年の五月頃ツバメの巣の下に落ちていたのを拾って撮影したものです。トンボの種類はわかりませんがとりあえずトンボの複眼はわかると思います。
　見事なハニカム構造で自然の造形のすばらしさを垣間見ることができます。
　羽の付け根の筋肉？構造や羽のメッシュなども撮影しましたのでついでに送らせて戴きます。
　ちょっと画像が重くなりましてすみません。
　なにせツバメさんが食い散らかしたようなトンボなので、砂やゴミが付いていて申し訳ない画像なのですが、何かのお役に立てれば幸いです。今度はまともなトンボを捕まえて、ちょっとだけ撮影につき合ってもらおうと思います。撮影後はちゃんと放してあげましょうね。

　　　　

園長：すごい画像です。
　こうしてみると、ひとつひとつの個眼に複数の色が入っていて、それがさらに面的に違う色に移行していく、という、言わば二重のグラデーション効果によって、立体感のある見た目が実現していることがわかりますね。