1320. 7. 3.2002 from まちだ さん  
       以前から家にはたまにアシダカグモが出現していましたが、何もしないのであまり気にしないでほおっておきました。(最近調べてわかりましたが、益虫なんですね。) 
       しかし、最近は2mm位のアシダカグモの子供らしきものが、大量発生しているみたいなんです。 
       アシダカグモの子供かどうかは不明ですが、よく観ると似ています。 
       あまりに沢山いるのでかなり不快です。夜も良く寝れません。 
       
       ほおっておけば、そのうちどこかに行ってしまうのでしょうか? 
       それも、そのまま大きくなってしまうのでしょうか? 
       何か対策方法がありましたら教えてください。 
       園長:たぶん、アシダカグモの子供に間違いなさそうですね。 
       おっしゃるようにアシダカグモは益虫なのですが、そんなにたくさん子グモが出てくるとちょっと困りますね。卵からいっぱいかえったのでしょう。 
       子グモは、どこへもいかず、家の中にすみつくものが多いと思いますが、親にまで成長できる確率はとても低いので、家中が大きなアシダカグモだらけになることはありません。 
       適当に間引くつもりで、目に付いたものは退治していってもいいかもしれませんし、また、子グモのエサとなる小昆虫が少なければ、クモも成長できませんので、食物の管理・部屋の掃除などをしっかりして昆虫が少ない住まいにする努力も大切です。 
       あと、クモはスギの木の匂いを嫌うらしく、市販されている木材原料の防虫用香りスプレーを吹き付けておくと寄り付かない、という意見もあります。 
       
      1319. 7. 2.2002 from みなとのアタイ さん  
       赤手ガニと海辺にすむカニの取り方を教えて下さい。 
       特に赤手ガニについてはその飼い方も教えて下さい。 
       よろしくお願いします。 
       園長:アカテガニは、河口部の岸辺付近や、海の近くの森などで見られますが、最近減っていて、どこの海に行っても簡単に見つかるわけではないので、生息地の情報を得ることが大事です。(当たり前か‥) 
       湿っていて、素手で動かせる程度の浮石がたくさんあるような場所が見つかれば捕りやすいです。 
       イソガニの仲間は、磯浜の岩場にいて、すばしこく、岩の隙間に逃げ込むので捕りにくいのですが、ちょうど波打ち際にいるものを、波がかかった瞬間をねらえば、足をふんばってじっとしているので、案外簡単に捕れます。 
       スナガニの仲間は、砂浜に空いた穴(遠くから観察してカニが出たり入ったりする穴を見つける)を目印にスコップで大急ぎで掘り返せば捕まえられます。(時々、スコップで傷つけてしまうこともありますけど) 
       イソガニもスナガニも干潮の時間帯がねらいめです。 
       
       アカテガニは、飼育ケースの半分に、カニを捕った場所の土を入れて陸地を作り、石などを組み合わせて隠れ場所を作ってあげ、残り半分に海水(または人工海水)を入れてください。エサは、けっこう何でも食べますが、ゴカイ、小魚、小さな昆虫、刺身、アサリのむき身、しらすぼし、ミミズなどが好物のようです。
       
       
      1318. 7. 2.2002 from シャンタル さん  
       はじめまして。アゲハチョウの幼虫を育てていて昨々日一匹目が羽化したのですが、羽化の途中に蛹から落ちてしまい羽がまっすぐに乾かずにシワシワになってうまく飛べなくなってしまいました。今のところ薄めた蜜をやって家で育てているのですが出来れば飛ばしてあげたいです。もし今からでも羽根を伸ばす方法があれば教えてください。よろしくお願いします。 
       園長:かわいそうなのですが、はねが乾いてかたまってしまったあとでは、もう伸ばす方法はありません。 
       逃がしても生き延びられないでしょうし、家で飼い続けてあげるしかしようがないですね。  
       
      1317. 7. 2.2002 from minityu さん  
       久しぶりにメールをします。いつも詳しく回答してくださるこのサイトはちょくちょく参考にさせていただいております。 
       今日は、息子のお友達のおうちで飼ってるカブトムシの幼虫について教えて下さい。5月の終わりごろ、山で採ってきて、5匹ほど同じ飼育ケースで飼ってたそうです。幼虫時代はとても元気で、もこもこと動き回り、大きいほうでした。でも、どういうわけか、さなぎになるときに5匹とも土まゆを作らずに、土の表面に出てきてさなぎになりました。土がベタベタだったわけではなく、むしろ、乾いていたそうです。その後、羽化したものの、羽がクシャクシャだったり、そのまま死んでしまったりしました。何がいけなかったのでしょうか?今後の参考のために教えて下さい。うちにも、同じときに採ってきた幼虫をわけてもらいましたが、普通に土まゆを作って羽化しています。 
       それから、もう一つ。土の中で羽化したカブトムシですが、その後、1週間ほどたちますが、なかなか地表に現われません。(ケースの壁に土まゆを作ったので、羽化したところまでは確認しました)地表に出てくるまで、どれくらいかかるのでしょうか? 
       ごちゃごちゃと読みにくくてすいません。ちょっとボケてしまいましたが、地表で羽化してしまった画像を送ります。よろしくお願いします。
      
          
       園長:さなぎになる時、土の表面に出てきてしまったのは、やはり異常ですね。 
       土が乾いていたということは、蛹室をこしらえるには、土がパサパサすぎたという可能性があります。 
       幼虫が大きくなったら、ケースの底のほう10cmほどは普通の土を入れて、蛹室をこしらえやすいようにしてあげるのがいいです。 
       
       羽化したときはねがクシャクシャになってしまったのは、蛹室がなかったために、新成虫がうまくさなぎの殻から抜け出せなかったり、脱皮の時に出る水分が影響したからだと思います。 
       もし地表でさなぎになってしまった場合は、できれば、オアシス(フラワーアレンジメントで使うやつ)のかたまりをくりぬいて人工の蛹室をつくり、その中に入れてあげるといいです。 
       
       地中で羽化した成虫は、けっこう長い間のんびりしていることが多いです。 
       ここで無理やり外に出すと寿命が短くなったりしますので、自分で出てくるまで放っておいたほうがいいです。 
       地中にとどまる期間は個体差がありますが、1〜2週間出てこないこともあります。 
       
      1316. 7. 2.2002 from はろ さん  
       すいません・・・ちょっと困ってるもので質問させていただきたいのですが・・・。   
       今、一人暮らしをしていてベランダに洗濯物を干しているのですが、その洗濯物に虫の卵らしきものがついていて困ってます。 
       
       住まいはマンションの1階で、卵は規則正しく2列に細長く産み付けられていて、白い卵らしきものの中心部に黒いポッチがあります。 
       
       もしこれを知らずに排除せずにいるとどういうことになるのでしょう?あ〜恐ろしや・・・・。 
       とにかく、毎回・毎回卵を探して、取り除く作業が大変で、しかもその卵が孵化したらと思うとゾッとします。 
       
       すいませんが、この卵は何の虫の卵で、この卵を産み付けられるのを予防する方法は無いのでしょうか? 
       教えてください〜お願いします。 
       園長:もうしわけないのですが、その卵の正体、よくわかりません。 
       なんとなく、カメムシの仲間っぽい気はするのですが、あくまで推測でしかありません。 
       継続して調べておきます。 
       皆さんの中で、洗濯物に付く2列卵に心当たりのある方、ぜひメールください。 
 
       
      1315. 7. 2.2002 from さくら さん 
       うちの家付近にゴミ虫が大量発生しています。駆除する方法はありますか? 
       何か対策法を聞かせて下さい。 
       園長:ゴミ虫というのは、甲虫の仲間の「ゴミムシ」のことでしょうか?(それともほかの虫をゴミ虫と呼んでおられるのでしょうか?) 
       甲虫のゴミムシなら、種類にもよりますが、たいていは、ほかの昆虫を食べてくれる益虫でもありますので、あえてゴミムシだけを駆除することはないと思います。 
       ゴミムシや、そのエサとなる小昆虫の発生源となっているのは溝にたまった腐葉土や泥などだと思いますので、そのような場所をきれいに掃除してしまうのが一番です。 
       
      1314. 7. 2.2002 from O. さん  
       もしよかったら教えてください。 
       名古屋のO.といいます。 
       
       アゲハチョウの幼虫が、家の庭にいたので、虫かごに入れて、スダチの葉で育てました。 
       
       その後、さなぎになったのですが、3weekくらいしても羽化しません。 
       死んでしまったのでしょうか? 
       そもそも、どれくらいで羽化するものなのでしょうか? 
       
       誰に聞いても分かりませんので、知っていたら教えてください。 
       
       (子供の頃は、さなぎも時々ぴくぴく動いたいた記憶が あるのですが、今回は、黒ずんでまるでミイラです) 
       
       宜しくお願いします。 
       園長:アゲハチョウの蛹期間は、今の季節だと2週間〜20日程度です。 
       なので、3週間以上経っているとちょっと長すぎるかなという感じです。 
       さなぎは、さなぎになったばかりの頃はよく動きますが、日にちがたつと固まって動かなくなります。 
       さなぎになった場所によっては、さなぎの色がこげ茶色っぽくなることもあります。 
       ただ、変に部分的に黒ずんでいたり、さなぎの形が普通とは違う場合は、さなぎになる時に何らかのトラブルがあったか、寄生虫にやられて、死んでしまっている可能性が高いです。 
       
      1313. 7. 1.2002 from 横川あゆこ さん  
       体調は10センチ程度で、足等の付いている方(地面につく部分)は緑色、上の方は褐色がかった感じでツヤツヤ、尾の方に黄色いイボイボの突起が付いているイモムシの名前を、ご存知でしたらお教えください。お願いします。 
      
         
       園長:ものすごく大きいですね。写っているメジャーとくらべると10センチ以上あるんではないでしょうか。 
       もうしわけないのですが、私にはこの迫力満点のジャンボイモムシが何者なのか、わかりません。 
       継続して調べておきます。 
       
       もし、ご存知の方がいらっしゃいましたらメールでお知らせください。 
       
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       その後、この巨大イモムシは「オオシモフリスズメ」の幼虫であることが判明しました。 
       
      1312. 7. 1.2002 from キョロ さん  
       初めてメールします。 
       カブトムシが幼虫のとき、雄・雌の見分け方はあるんですか?? 
       園長:カブトムシの幼虫は、3令ぐらいになると、オスの幼虫の腹部(おしりから2節目)に、かすかなV字もようが見えてきますので、メスと見分けることができます。 
       
      1311. 7. 1.2002 from 凛 さん  
       はじめまして。とても不思議な虫を見つけたので、何という虫か知りたくて、メールしました。 
       発見場所は車の窓にくっついていたのですが、周りは雑木林の多い所でした。体長5ミリほどの黄土色のてんとう虫のようなまるい形をしていて、おしりに花を開いたような白い綿毛があります。とっても不思議だったので、気になってしようがありません。 
       どうか、教えてください。 
       園長:そのフシギ昆虫は、たぶん、カメムシ目に属するハゴロモの仲間の幼虫です。 
       そのひとつ「ベッコウハゴロモ」の幼虫はこんなのですのでご確認ください。 
       
         
      
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