むし探検広 場
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1230. 6. 3.2002 from あかみね さん 

 お〜え〜、オエオエオエ〜

 沖縄は梅雨なはずなのに、今年はカラ梅雨。水不足が心配です。

 ところで、私にとって究極の生き物ネタです。お腹に子供ができました!こないだまでは全然体調の変化はなくて「楽勝!」とか思ってたんだけど、oh、ぐぐっと来てますツワリとゆーやつが。
 「ケッ、何がつわりだ〜しゃらくせえ!かかって来い!」と威勢が良かったのも最初だけ、まだ当分続くのかと思うと早くも闘魂もしぼみがち。うーん、ギブアップ早すぎ。がんばれ私…。

 しかし、人体の不思議はなかなかに奥が深い。この先何が起こるのか、楽しみでもあります。

園長:それはそれはおめでとうございます。
 お母さんのおなかのなかで、赤ちゃんの鼓動がはじまって、だんだん形になっていく、というのは、ほんとうに、とてつもない神秘です。
 今、小学生になった自分の子供を見ていてもつくづくふしぎな気分になります。
 しんどい日々ですが、赤ちゃんといっしょに、どうぞがんばってください。
 お体にはくれぐれも気をつけて。


1229. 6. 3.2002 from おけら さん 

 こんにちは。
 うじ(?)についてお尋ねしたいのですが、先日バナナの木を植え替えたのですが、その直後からハエやハエの小さいバージョンや色んな虫が土にたかり始めました。
 数日後、お水をあげに行くと土がモコモコ動いています。
 よく見てみると2〜5ミリ程度の円錐型をしたウジ虫のようなものがあちこちで動いていたのです。
 土をほじってみると6匹くらいずつ一塊になって数十匹・・・いえ、軽く百匹は超えていると思われる大量の虫がうようよ。
 色は白または半透明です。
 植木鉢にうじが湧くなんて聞いた事がないのですがまるでうじ虫の様・・・。
常に沢山お水を与えていなければならない木なので乾かす訳にもいかず、どう対処したら良いものかと悩んでいます。
 根っこを食べられたりしないかとか、寄生虫の類で実の中に入ってそれを食べて病院通いになったりしないか果物なだけに心配もあります。

 この虫は一体何の虫で、いなくさせるにはどうしたら良いのでしょうか?
 お願いします、教えて下さい。

園長:確かなことはわかりませんが、ハエがたかっていた事実や、その虫の様子からすると、やはり、ショウジョウバエなど、ハエ関係の幼虫ではないかと思います。
 土に含まれる肥料や腐葉土などが部分的に発酵して、ハエを呼んだのかもしれません。
 種類が特定できないので一概には言えませんが、たぶん、人間に直接の害を与えるようなものではないと思います。
 駆除方法もあくまで推測ですが、今の土をある程度取り除き、新しい土を多めに足して、地表からある程度の深さまでは新しい土になるようにすれば効果があるかもしれません。


1228. 6. 3.2002 from なおたろう さん 

 いつもシンジュサンの件でお世話になっています。
 クヌギは、‘葉を刻んだもの‘と‘そのまま‘の2種類をあたえましたが、葉を刻むと傷みが早く食べれる時間が短いのでやめました。(自然の状態では、硬い葉も何とかして食べるんでしょうし、やっぱり山の子はたくましくなくちゃあ)
 ですが、どのようにして与えてもなかなか葉を食べようとしない幼虫もいます。現在のところ7匹くらいの幼虫が元気です。(もともとは、30匹位いたと思います)
 どうも葉を食べるか食べないかで生死が分かれているものと思われます。これから、生まれようとしている幼虫のためにも、どうしたらもりもり食べてくれるのかお教え下さい。
 ちなみに、今一番大きい幼虫は、約6ミリ位。小さくて元気なものは、約2ミリ位です。せめて今いる幼虫たちだけでも元気に育って立派な蛾になって欲しいです。

園長:もしかしたら、クヌギの葉が合っていないのかもしれません。あらためていろいろな文献を調べてみると、食草の記載の中に、クヌギは載っていたり載っていなかったりで、決してベストなエサではないようですので、ほかの植物の葉も試してみてはどうでしょうか。
 シンジュ、キハダ、ゴンズイあたりが第1候補群ですが、これらが手に入りにくければ、第2候補群のネズミモチ、キンモクセイ、クスノキ、ミカンなどをあげてみてください。
 ただし、人家周辺に植えられているものは、薬がほどこされている場合や排気ガスなどが付着していることがあるので、よく水洗いしてから使ってください。


1227. 6. 2.2002 from 猫 さん 

 はじめまして。
 ご相談したいことがありまして、メールさせて頂きました。

 実は、去年の夏の終わり頃、お風呂場に小さな羽虫が飛ぶ様になりました。田舎ですし、はじめは気にも止めていなかったのですが、何十匹という数になり、さすがに駆除を
考えました。殺虫剤をまく、木の台座を処分、シールをしなおす。どれも効果がなかったのですが、しばらくして気温が下がってくるといなくなってしまいました。

 ところが、、です。今年、暖かくなってきて、また、何十匹の羽虫が飛ぶ様になってしまいました。
 去年同様、殺虫剤をまきましたが一時的で、夜には現れます。
 お風呂の中は、天然素材の物はなく、プラスチックとステンレスのみ。シールも完全、窓、ドアを閉めきってみても、、、
 毎日処理するにも関わらず、毎日何十匹と羽虫が現れます。

 この所、本気で悩んでいます。
 お忙しい所、お手数ではありますが、良きアドバイスを頂ければ幸いです。

 羽虫の特徴は、大きさ5o 小さいものは3mm
 体を覆う様に羽があり、ハートを逆さにした様な形状
 縦長ではなく、どちらかと言えば横長、正方形に近い
 色はグレー、動きは緩慢で、風呂場の壁に、貼り付く様に止まっています。

園長:その虫は、「オオチョウバエ」といいます。
 双翅目(ハエ目)に属しますが、いわゆるハエの仲間ではなく、むしろカに近い仲間です。
 ヒトに深刻な害を及ぼす虫ではなく、どこの家庭にも少しはいるものですが、あまりたくさんいると不快ですよね。
 幼虫は、浄化槽や排水溝などの、有機物が蓄積しているところで発生します。
 お風呂からの排水溝のどこかに淀みがあって、発生源になっていて、排水口から入ってくるのではないでしょうか。
 排水溝に、水溶性殺虫剤を流し込んでもいいのですが、根本的には、発生源を探しあてて、そうじするのが望ましいと思います。


1226. 6. 2.2002 from K. さん 

 庭のきんもくせいの木で見つけました。
 おおきさは6〜7センチくらいです。
 うちにある昆虫図鑑では、載ってませんでした。
 立派な触覚(?)が気になります。
 いったい何の幼虫ですか?

 

園長:きれいに撮れていますね。
 これは「イボタガ」というガの幼虫です。
 長く突き出ているのは触覚ではなくただの突起物で、(この写真は4令幼虫なのですが)5令幼虫になると、この突起はなくなってしまいます。
 イボタガの成虫は、開張10cmほどもあり、はねに複雑な模様を持ったとても美しいガです。(写真がなくてすみません)


1225. 6. 2.2002 from とし くん 

 こんにちは。お母さんが、洗濯物についている、黒っぽい1ミリくらいの固い種のような物を6個見つけました。 1個つぶしたら、青い汁が出たので、これは卵だと思い飼ってみることにしました。すると一週間後にふ化しました。幼虫だと思ったのに、蟻にそっくりだけど、すごく触角が長いムシが出てきました。ムシの大きさは3ミリくらいで、触角の長さも同じくらいです。ムシの色は黒と茶色が混ざったような色です。何というムシなのか教えてください。

園長:種のような卵、蟻に似た幼虫、長い触角‥で思いつくのは、「ホソヘリカメムシ」というカメムシの仲間です。

 こちらのページの下のほうに幼虫の画像を載せていますので確かめてみてください。

 ホソヘリカメムシの幼虫は、ダイズ、エンドウ、インゲン、イネ、ヒエ、アワなど、マメ科やイネ科の植物の汁を吸って育ちます。


1224. 6. 2.2002 from くまぞう さん

 こんにちは、二度目の投稿になりますが、10年位前から実家で『ミツユビハコガメ』を飼っているのですが、上唇(?)の部分がのびてきて完全に下唇(?)にかぶさってしまっています。(うまく表現できないのですが鳥のクチバシのようになっています)餌も食べにくそうなんで、どうにかしてあげたいのですが、その上クチバシ(?)を自分で、削ったり切ったりしていいのでしょうか?よろしくお願いします。

園長:その症状は、ひょっととしたら、代謝性骨疾患(MBD)と呼ばれる病気かもしれません。
 MBDは、飼育下のカメに発症する病気で、エサに含まれるカルシウムの不足とリンの過剰や、ビタミンD3の欠乏が主な原因らしいです。
 くちばしのほかに、甲羅にも、「ちょっとやわらかい」「小さい」「変形している」などの異常があるようならMBDの可能性が高いので、症状によってはペットのお医者さんに相談したほうがいいかもしれません。
 MBDの予防のためには、ミツユビハコガメのように昆虫が好きなカメには、野外で採集したばかりのものを与えたり、コオロギ・ミルワームなど(これらはカルシウム:リン比がよくない)を与える際、カルシウムの粉末をまぶしてから与えるなどの工夫が必要です。
 のびすぎたくちばしは、削ってあげるほうがいいと思います。
 ニッパ−などで気をつけて切断してもいいと思いますが、歯科用の研磨機のようなもので削るほうがベターはベターです。


1223. 6. 1.2002 from A.S. さん 

 おいそがしいところ申し訳ありません。
 ひとつ質問があるのですがよろしいでしょうか?

 しまはなあぶが土の中から出てきたんです。生きているまま。
 誰かに埋められているような感じではなく、芝生の下の土の中にいたんです。こんな事ってあるんでしょうか?
 見つけた場所は秋田県本荘市近辺です。

 ぶしつけな質問大変失礼しました。

園長:土の中からおもむろに現れるとは、ゾンビのようなハナアブですね。

 確かなことはわかりませんが、たぶん、土の中で蛹から羽化して、地上に出てきたんではないでしょうか。

 ハナアブの幼虫は水の中で育ちますが、確か、蛹になるときには水の外に出るのだったと思います。(水からで出て、地中に潜るのかそうでないのかはよく知らないのですが‥)

 アブが自らもぐったのか、たまたまその場所に土と一緒に埋められたのかはわかりませんが、いずれにしても、蛹として土にうまっていて、その蛹から生まれてきた、というのが私の推理です。


1222. 6. 1.2002 from ちりり さん 

 やごについて、もうひとつ 質問させてください。

 やごが、とんぼになる時 棒につかまって水面からでてきますね。
 その棒は、垂直でないとだめですか?
 重力を使って、羽とかを伸ばすとしたら・・垂直のほうがいいのかな
 そのしくみなどわかりましたら教えてください。

園長:おっしゃるように、トンボが羽化してはねを伸ばすときには、重力が影響します。垂直というよりは、ややオーバーハングぎみの場所につかまって脱皮し、脱皮殻につかまった状態ではねを伸ばすことが多いです。
 そのとき、大事なことは、はねが十分伸びきるだけのスペースが確保できているかどうかです。
 やごが羽化の場所を探すときには、このスペースを確保できる可能性が高い場所を好むので、垂直に近い棒が選ばれます。

 ということで、ピッタリ垂直でないとダメなのではありませんが、やはり、できるだけ垂直に近い方がいいです。


1221. 6. 1.2002 from なおたろう さん 

 シンジュサンの件ですが、毎回親切なご返事ありがとうございます。
 さて、蚕を飼っていた経験のある友人のおじいさんが「孵化したての幼虫には、なるべくやわらかい葉を選んで細かく刻んで与えたもんだ」と言っていたそうです。
 そこでなるべくやわらかそうなクヌギの葉を刻んで、濡れティッシュの上に載せ与えています。どうなるか乞うご期待!(何か間違っていると思われる事がありましたら、アドバイスをくださいませんか?いつも申しわけありません)

園長:その方法は、間違っていないと思います。
 ただ、カイコのような人に依存する家畜と違って、シンジュサン君たちには、たくましく育ってほしいので、「葉を刻む」までしなくてもいいかもしれません。(やわらかい葉を選んであげるというのは大正解です。)


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