むし探検広 場
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1260. 6.12.2002 from 高見澤美智子 さん 

 はじめまして。
 虫好きの二人の男の子の母です。
 5月の連休に ウシガエルのおたまじゃくしを捕ってきて飼っています。
 5匹とも前足・後足が生えてきて、尾は短くなってきました。
 昨年も同じ様に育てて かえるになると逃がしていたのですが長男が
 「ウシガエルのたまごが見たいから ずっと飼いたい」と言っているのです。

 図鑑にもたまごは載っておらずたしか ウシガエルはおたまじゃくしのまま冬を越す・・と聞いたこともあり謎だらけです。
 ウシガエルについて 教えていただけますか?
 宜しくお願いいたします。

園長:ウシガエルの産卵は5〜9月にかけて行われ、特に6〜7月がハイシーズンです。
 池や田んぼで、水面に広がって浮く6000〜40000個もの大卵塊を産みます。
 おっしゃるようにほとんどはオタマジャクシのまま越冬して翌年にカエルになるようです。
 産卵させるとなると、けっこう大きなスペースが必要でしょうし、メス・オスがフィ−リングをあわせなければいけないので、飼育下ではかなり困難だと思います。
 まずその前に、カエルを成熟させるまで栄養豊かに育てるためのエサの確保も大変です。
 やっぱり、カエルになったら逃がしてあげるのがいいのではないでしょうか。


1259. 6.12.2002 from ??? さん 

 私は、愛知県豊橋市で小学校2年生の担任をしています女教師です。

 先日、児童たちが、校区内を流れる川へ探検(生活科の授業)に行き、あめんぼを捕まえ教室の水槽で飼っていたところ、なんと“子どもあめんぼ”がいるのではないですか。児童たちが何とかして育てたいとねがっていますが、育て方が判りません。特に何を食べている(餌)のかが判りません。

 どうか、ご教示おねがいします。

園長:アメンボを飼うのは正直すこし大変です。でも、がんばって飼えば、飼えないことはありません。
 エサは、水に落ちた生きた小昆虫です。
 ハエや、小さいバッタなどをすこしよわらせて水にうかべるとよってきて体液を吸います。
 アメンボは、はねがあって、けっこうよく飛びますので、ケースには必ずふたをしてください。(幼虫のうちは飛びませんが‥)
 水面に届くくらいの水草を植えたり、板きれをうかべてあげると、アメンボが休むのに役立ちます。
 水の上に出るように、レンガや大きい石を入れてあげると、脱皮の時などに使います。
 水の深さは5〜10cmで十分ですが、生きたエサをあげるとどうしても水が汚れやすいので、2〜3日ごとに水換えを行ってください。


1258. 6.12.2002 from めだかのおやじ さん

 いままで見たこともないナメクジをみつけました。へびの子供でもなく、ミミズでもありません。体長は15p位です。直径は約1.5o位です。体の表面の柄はその辺にあたりまえにいるナメクジと一緒です。動きはハメクジよりもおそい。。。ほとんど動かない。でも生き物、動いてる。頭の部分はイカの三角部分うが反対に付いた様なかんじです。キモチワルー
 コレ、なんですか

園長:そのキモチワルイものは、ナメクジではなく、「コウガイビル」の一種だと思われます。
 コウガイビルは、プラナリアなどと同じ扁形動物の仲間で、雨の後などに出現することが多いようです。


1257. 6.12.2002 from 林 将之 さん 

 はじめまして、カゲロウを検索していてこちらのサイトを見つけました。
 生き物についてとても幅広い知識をお持ちのようで、すごいですね。

 添付した写真は、知り合いの写真家が撮った写真なのですが、何というカゲロウか分かるでしょうか?
 生活場所・食べ物・産卵場所など、なんでもいいので、樹木との関係があれば知りたいなと思っています。

 ちなみに私は、写真で樹木を鑑定するサイトをやっています。
 木と虫でジャンルは違いますが、同じようなサイトがあって嬉しく思っています。

 よろしくお願いいたします。

 

園長:これはカゲロウといっても、カゲロウ目に属する(真の)カゲロウではなく、アミメカゲロウ目の仲間のようです。
 詳しい種類はよくわからないのですが、クサカゲロウ科に属する「セアカクサカゲロウ」かもしれません。
 図鑑を見ても記載が少なく、生態がよくわからないのですが、たぶん、ほかのクサカゲロウと同様、草原にいて、アブラムシのいる草に産卵し、アブラムシを食べているのではないかと想像します。

 このメールを送っていただいた林さんは「このきなんのき」という樹木鑑定を請け負ってくださるたのもしいサイトを運営されています。皆さんも一度ご訪問ください。


 この昆虫は、その後よく調べてみると、クサカゲロウの仲間ではなく、ヒロバカゲロウの一種であることがわかりました。おわびして訂正いたします。(2002.6.26)


1256. 6.12.2002 from 岩山 喜一 さん

 はじめまして
 昨日からツバメを襲うヘビに悩まされています。
 玄関の天窓にツバメが5羽、育っているのですが、昨晩4回襲われました。
 運良くかろうじて助けることができましたが、無事巣立つよう、何か良い方法はないでしょうか?

園長:ヘビはヘビで生きるために必死でしょうから、完全に防ぐのはなかなか困難かもしれませんね。
 ヘビは、木酢液(炭を作るとき、煙から出る液を集めて、沈殿・ろ過したもの)を嫌うらしいので、周辺にスプレーしておくと効果があるかもしれません。
 ただ、木酢液をあまり巣の近くに使用すると、ツバメの子育てへの影響がないかどうかが心配ですけど‥


1255. 6.12.2002 from はなちょん さん 

 私の悩みを聞いてください。毎年5月から8月終わりまでくらいでしょうか。アパートに大量の蛾が発生します。毎日毎日30匹くらい、抹殺(ごめんなさい)しているんですが、どこからともなく発生し、ちょっと目を離すと、お風呂にもキッチンにも、部屋にもいっぱいいるんです。大きさは、大きいもので5mmくらいで、三角形の羽が2枚(当たり前?)の茶色です。もう、気が狂いそうなくらいの発生で、いろんな穴(お風呂、換気扇、ブレーカー、洗濯機の排水溝)にキンチョールをしているんですが。もう本当に、病気になってしまいそうなくらい悩んでおります。どうすれば、いなくなるのでしょうか?

園長:その虫は、ひょっとしたら、蛾ではなくて「オオチョウバエ」というハエ目に属する昆虫(分類上はハエよりもカに近い)ではないでしょうか。ハートをさかさまにしたような形をしているのならオオチョウバエです。
 オオチョウバエの幼虫は、浄化槽や排水溝などの、有機物が蓄積しているところで発生します。
 家の周囲や排水溝のどこかに淀みがあって、発生源になっているのかもしれません。
 発生源を探しあてて、そうじすればいなくなる(もしくはかなり数が減る)と思うのですが‥


1254. 6.12.2002 from J.T. さん 

 北海道、札幌市に住んでいるものです。
 昨日、家の前の桜の木の葉に、赤いものがたくさん着いているのを見ました。

 はじめ、葉の病気か、変型したものかと思ったのですが、葉に変型したような感じはなく、やはり、なにかのさなぎのようなものが着いているのではないかと思い、昆虫図鑑を見たのですがわかりません。

 もし、ご存じでしたら、教えていただきたく思いメールしました。
 よろしくおねがいします。

 

園長:確かなところはわかりませんが、これは、おそらく、ササキコブアブラムシ(別名サクラフシアブラムシ)の仕業による虫えい(虫こぶ)ではないかと思います。
 もしそうなら、今頃の季節には、この物体の中に、ササキコブアブラムシの成虫幼虫&脱皮殻がつまっていて、もうすぐはねのあるメスがいっぱいでてきて、ヨモギに移住します。
 これらのメスは、ヨモギの葉裏で夏を過ごし、秋にはまたサクラにもどり、サクラではオスとメスが両方出現し、交尾をしたメスはサクラに卵を産み、その卵が冬を越して、来年、また虫えいをつくります。


1253. 6.10.2002 from T.S. さん 

 検索サイトで発見しました。
 なかなか興味深く拝見させていただいております。
 ところで以前から室内に写真のような虫をよく見かけます。
 茶色の甲虫ぽい形で体長は2mmほどでたまに羽を広げて飛びます。
 いい虫なのか、害虫なのかもよく分かりません。
 これ以上接写出来ないので、かなり分かりにくいのですが、
 この虫はなんと言う虫なのですか?
 あまり好感の持てる虫でもないので、どうにかしたいのですが。
 お手数をおかけしますが、よろしくお願いします。

 

園長:大きさと形状からすると、「ジンサンシバンムシ」などシバンムシの仲間のような感じです。
 屋内に貯蔵されている乾燥動植物質のものを食害する害虫です。
 乾燥食品、漢方薬、園芸用肥料、ペットフードなどが発生源になることが多いので、点検してみてください。
 ただ、どこの家庭にも多少は生息している虫ですので、数が多くなければ放っておいてもいいと思います。


1252. 6.10.2002 from りょうた くん 

 とかげの飼い方を教えて下さい。

園長:ふつうにいるトカゲには、ニホンカナヘビとニホントカゲの2種類がありますが、飼い方はだいたい似ています。
 まずプラスチックケースに、5センチぐらい砂をしきます。(トカゲは、この砂にもぐって休みます。)
 それから、植木鉢のかけらや石を組み合わせて、かくれが(シェルター)を作ってあげます。
 さらに枯れ草を入れ、できれば雑草も植えてあげます。(草をあまり多く入れるとエサをつかまえにくくなるのでてきとうな量にしておきます。)
 できれば1日数時間は、日光浴させてあげてください。
 そのとき、ケースの中の温度があがりすぎないように注意し、日かげになる場所も作ってあげてください。
 1日一回霧吹きもわすれずに。
 エサは、バッタの幼虫など生きたままの昆虫、クモ、ダンゴムシなど。
 おやつとして、野菜やくだものも時々あげてみてください。


1251. 6.10.2002 from kouki くん 

 はじめまして。
 僕は,小学2年生です。
 ゴマダラカミキリの飼い方を教えてください。

園長:プラスチックケースに土を5センチほど入れて、木のえだを何本か入れてあげてください。
 日光のあたらない場所において、毎日きりふきをしてください。
 エサは、カブトムシ用の昆虫ゼリーでだいじょうぶです。たまにはリンゴなどフルーツをあげるのもいいかもしれません。
 今からだと何ヶ月も生きますが、冬ごしはできないので、夏の終わりごろには、できればもといた場所ににがしてあげてください。  


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