むし探検広場
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2410. 9.22.2003 from なおたん さん

 前の質問で、トックリバチに関する話題が出ていましたが、「刺される心配はまず無い」とされていましたが、おそらくトックリバチと思われる小さなハチに数箇所刺されてしまいました。すごく痛くて、丸一日ほど痺れた感じが続いた後、腫れもひきましたが、特に治療等はしていません。このままほっといて大丈夫でしょうか?また、友人から、ハチは2度目に刺される時のほうが危険、と言われました。本当でしょうか?教えてください。

園長:トックリバチは、攻撃性の低い種類なのでめったなことでは刺されないのですが、こちらに悪気はなくても知らないうちに深く接触してしまってハチが危険を感じた場合、刺されることもあります。
 治療については、腫れがひいて痛みもおさまっているなら、もう大丈夫だと思います。
 2度目に刺されるときのほうが危険、というのはそのとおりです。1度刺されたことによって、体の中に蜂毒に対する抗体ができるため、次に刺された時に、免疫反応がでて、アレルギー症状が起こることがあるのです。


2409. 9.22.2003 from ひで さん

 こんにちは、お助け下さい。
 7月頃見つけた初めて見るムシです。フィルムケースに入れておきました。1週間ほどして見ると死んでいるように思いました。机上に置いてあり、今日(9月22日)ふと見ると生きているのです。驚きと共に写真を撮りました。小型の実体顕微鏡にデジカメのレンズを押し付けてちょいと撮ったので写りはいま一、二..。背中側と腹側です。足は8本で(そう昆虫ではありません)、体長6mmほど、体の厚みは1〜2mm。名前を教えて下さい。よろしくお願いします。

 

園長:これはダニです。マダニの仲間だとは思いますが、くわしい種類まではわかりません。でも、空腹状態で6ミリとは、ダニにしてはけっこう大型ですね。
 それにしても、2カ月も飲まず食わずで生きているとは凄い生命力ですね。
 逃がして吸血されないように注意してください。


2408. 9.22.2003 from チャーリー さん

 雨上がりの今日、草刈をしていましたら見たことのない虫を発見しました。
 その虫は、葉の裏につくアブラムシを50倍に拡大したような虫で、急いでデジカメで撮影して昆虫辞書で調べましたが出ていませんでした。
 特徴1;虫眼鏡でアブラムシを見たような感じ
 特徴2;集合体で行動
 特徴3;色は黄色で、足は細くて黒い
 特徴4;金のなる木(正式の名前は?)
 写真を送りたいと思いますが (1280×960) 重たすぎて時間は掛かるしPCは固まってしまうので送れません。

園長:アブラムシの50倍とのことですが、具体的な大きさはどれくらいなのでしょうか?
 もし数ミリ程度でしたら、大型のアブラムシではないかと思います。
 もっと大きかったのなら、アブラムシの仲間ではありませんが、いただいた情報では検討をつけることができませんでした。
 写真を縮小して送っていただくことができたらいいのですが‥。


2407. 9.22.2003 from シミズカヨコ さん

 7月のはじめ頃早朝 庭の芝生の上に5ミリ程の半透明の幼虫が200〜300匹?の塊で10センチぐらいの長さで移動しているのをみつけました。まるでちりめんじゃこか猫のげ-ともどしたもののようでした。それが3箇所あったんですが、驚いて駆除、駆除と思い写真にとらなかったのをくやんでいるのですが、多分孵化幼虫だと思われるのですが 図書館などでもなかなか孵化幼虫の写真等がなく わかりません。庭にいる虫ですからそんなにめずらしいものではないと思われますが、見たことがないのでとても知りたくてメ−るをしました。幼虫は白い半透明で目らしいところに黒い点があいました。前進の邪魔をすると、前の数匹がばらばらっと体を動かしますが、うしろからおされるように前進していきます。形は細長くて小さいじゃこのしっぽがないような形に見えました。この程度の説明でおわかりになってもらえるでしょうか。ちなみにツチハンミョウではないか・・と教えていただいたのですが、孵化幼虫の形がわかりませんのでなんとも・・

園長:芝生を這う数百匹の細長い幼虫‥そういえば、そんな幼虫の塊の写真を今年の7月にチョコリンさんから送っていただきました。同じもののような気がするのでお確かめください。 → No.2188

 でも、残念ながらまだ正体がわかっていないのです。(ツチハンミョウの幼虫ではないと思います。)


2406. 9.22.2003 from KAYO さん

 こんにちは、はじめてお便りします。
 子供の宿題で聞かれて、わからないので教えていただけると助かります。

 しおからとんぼは、さなぎの時期がなく、冬は幼虫で越す、とテキストにあったのですが、”やごは、さなぎのことではないの?”と聞かれ困りました。

 そのテキストによると、しおからとんぼは夏に成虫となり、卵を産んで、その子供は幼虫で越冬する、というのですが。
 しおからトンボの育つ過程を季節に合わせて教えていただけないでしょうか?

園長:昆虫の仲間でも、トンボやセミ、それにバッタなどには、さなぎの時期はもともとありません。これを「不完全変態」といいます。
 一方、チョウやカブトムシ、ハチなどサナギの時期があるのは「完全変態」といいます。

 シオカラトンボは幼虫(ヤゴ)で冬を越し、早いものは翌年4月下旬から羽化して成虫になります。成虫は交尾して産卵し、またヤゴが生まれます。ヤゴは、暖かい間はどんどん成長し、早く育ったものはその年の間に成虫になります。成虫への羽化は10月頃まで見られ、秋が深まってもまだ幼虫のものは、そのまま冬を越します。 


2405. 9.22.2003 from ゆっち さん

 はじめてメールします。
 現在家であげはの幼虫を育てていますが、今日の午後下痢のような液状の糞をしました。食べた葉も消化せずに粉々になってでてきました。突然の気候の変化のせいでしょうか。きちんと育つか心配です。今の幼虫の状態は、体長約4センチ、9/17に緑色の幼虫になりました。液状の糞をした後から幼虫は全く動きません。どうすればよいでしょうか。アドバイスいただけたらうれしいです。

園長:終令幼虫になって約1週間、体長4センチということは、(少し小ぶりではありますが)もうかなり成長した段階に思えますので、蛹になる準備に入ったのではないでしょうか。
 蛹になる直前には、体の中の余分な水分を排出するために、そのような水っぽい糞をします。


2404. 9.21.2003 from わに さん

 こんにちは。先日まるかめ虫の毒性について質問させていただいた者です。
 やっぱり、確かに水膨れになった場所に、かめ虫がとまっていたので、かめ虫の仕業としか思えないのです・・・。(水膨れも六角形のまるかめ虫型で初めは、足の形もついていた)昔、ミイデラゴミムシを腕の関節のところに挟んで、水膨れになったら負けと言う「挑戦虫」という恐ろしい遊びが流行ったことがあったのですが、その時の水膨れに似ているような気がします。たしか、ミイデラゴミムシは、毒ガスをだすとか・・・。
 ということは、かめ虫に「刺された」のではなく、あの「くさい臭いの汁にやられてしまった」とは、考えられないでしょうか?

 すみません、下らないことにこだわってますよね・・・・。

園長:こちらそこすみません。
 もう一度よく調べてみましたら、カメムシの悪臭物質が皮膚に直接付いた場合には、火傷状の皮膚炎になることがあるらしいです。
 ということは、わにさんのように、布団、肌着、タオルなど洗濯物の中に潜んでいたカメムシにやられる可能性があるので注意しなければいけませんね。
 前回は、的外れのお答えをして申しわけありませんでした。

 「挑戦虫」というのはなかなかの遊びですね。挑戦してみたいようなしたくないような‥やっぱりしたくないか。


2403. 9.21.2003 from 富士山の麓 さん

 カブトムシとクワガタムシを飼っています。
 インターネットで見かけますが マットを再利用するのに電子レンジで殺菌する とありますが 具体的にどの位の量を何度で何分加熱すれば宜しいでしょうか?
 また 電子レンジ以外で殺菌方法はありませんか?日光殺菌もこれから望めません。
宜しく御願いします。

園長:もうしわけないのですが、私は電子レンジでの殺菌方法の詳細はよくしりません。専用の機械を用意できればいいですが、料理に使う電子レンジにダニなどがいっぱいいるマットを入れる、というのは抵抗がありますので。それに、電子レンジを使うと、良性の微生物まで全部殺してしまうという弊害もあります。
 やはり、天日干しが一番いいのでしょうが、それに代わる手段としては、60〜70度のお湯を入れた大きな容器に、マットをビニール袋などに詰めて30分程度漬けておく、という方法があります。


2402. 9.21.2003 y.y from さん

 トンボ・ダンゴムシ・クモ・アリ・カタツムリの足は何本あるのですか。また、体はどんなぶぶんに分けられるのですか。おしえてください。

園長:いっぱいだなぁ‥。でもがんばって答えよっと。
 トンボ ‥ 足は6本、体は頭部・胸部・腹部の3つに分けられる。
 ダンゴムシ ‥ 足は14本、体は頭部・胸部・腹部の3つに分けられる(さかいめはハッキリしないけど)。
 クモ ‥ 足は8本、体は頭胸部・腹部の2つに分けられる。
 アリ ‥ 足は6本、体は頭部・胸部・腹部の3つに分けられる。
 カタツムリ ‥ 足は一つ、体は軟体部(頭や口のあたり)・足腺部(足のあたり)・貝殻部分の3つに分けられる。

 トンボとアリはどちらも昆虫なので、特徴も同じです。
 カタツムリは軟体動物なので、そのほかの4つ(みんな節足動物)とはかなり違っていて、足の数や体の部分といっても、つくりが全然違うので、あまりくらべても意味がないかもしれません。


2401. 9.20.2003 from mui さん

 むし探検メールを見せていただいているうちに、余り虫が気持ち悪くおもえなくなってきました。
 同じ生き物としてお礼申し上げます。
 鈴虫も余り鳴かなくなってきましたが、もしかしたら「ベープ」など蚊とりが影響していることも有るのか心配しました。如何でしょうか?

園長:>同じ生き物として
 という発想がとてもうれしい。そんなフンイキを広める元になれればいいな、といつも思っています。

 鈴虫は、平均的な線からすると、もうちょっと秋が深まるまでがんばってほしいですね。蚊取りマットは、確かに悪い影響を与えますので、あまり近くに置かない方がいいです。
 このところ急に寒くなったのも影響しているのかもしれませんが‥。
 あと、成虫の寿命は40日〜70日ほどなので、時期的に早く羽化した個体なら、寿命が近づいているのかもしれません。


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