むし探検広場
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540. 5.27.2001 from S. さん

 はじめまして、私は、長崎のSと申します。
 突然で申し訳有りませんが、この度目にした甲虫(テントウと思われる)が気になってしかたがなく、メールさせて頂きました。

 画像を見て頂ければ解ると思いますが、ほぼ透明な外殻の中に金色の模様(内部の本体?)が見られます。いろいろ、調べては見ましたが素人の私にはさっぱり判らず・・。もし、宜しければ、何と言う甲虫なのかお教え頂ければ幸いです。

 よろしくお願いします。

 

園長:これは、甲虫には違いありませんが、テントウムシではなく、ハムシの仲間の、ジンガサハムシ(体長約9mm)またはスキバジンガサハムシ(体長6-7mm)です。
 ヒルガオの葉を食べる昆虫で、死ぬと、金色の光沢はなくなってしまいます。


539. 5.27.2001 from mogutan さん

 初めまして。コクワガタがなぜか家の前を歩いていて飼う事になりました。お忙しい所に変な質問なんで恐縮ですが、クワガタって耳は聞えるのでしょうか?後、観察していると、一人で反りかえったり(角をもたげてる感じ)手足をバタバタしたり、せわしないですが(笑)何を考えているのでしょうか?コミュニケーションの取り方なんてありますか?昆虫だから無理でしょうかね。。。背中をつつくと怒りますが、逆にご機嫌になる所とかあるんでしょうか。。。やっぱ無理ですかね。。。

園長:変な質問は大歓迎です。
 クワガタムシの、(一応)耳(といえるようなもの)は、前あしにあります。前あしには、感覚毛がたくさんはえている部分があります。ここで、音を感じることができます。機能的には、「音を聞く」というイメージより、「振動を察知する」という方が近いかもしれません。

 反り返っているのは、触覚を伸ばして、状況を知ろうとしているのでしょうか。手足バタバタは、何とか飼育ケースから逃れようとしているのかも。
 イヌ、ネコのように喜ばせるのは難しいですが、湿った木クズや朽ち木をたっぷりケースの中に入れてあげたり、栄養たっぷりの昆虫ゼリーをあげたりすると、けっこう幸せそうなそぶりが感じられます。 


538. 5.26.2001 from あかみね さん

 沖縄の衛生害虫-その2(購入)

 シールの1715円は見間違いで、1748円でした。それは本体価格を後から付け足したためのようで、古本屋の価格は1300円でした。しかしちょっと高い。新古本どころかシミの実物がはさまってそうなのに。
 まあ、これを読んで家でたまに見るキモチワルイ蜂がゴキブリの天敵のゴキブリタマゴヤセバチであることがわかり、先日のハエはオビキンバエらしきことがわかりました。ヤセバチはなるべく家から出さないようにしたほうがいいのだろうか…。いっぱい働いてもらいたい気もする。
 しかしこの本をじっと眺めていると何だか頭の辺りがかゆくなってきて、長く開いていられません。『もしかしてこの写真のゴキビッシリ状態が今、あの流しの下あたりに展開されてたりして…』などと考え出すと怖くなり、本をバサーと放り出してしまいます。想像の暴走はとまらない。
 うーむ。買って大喜びという本ではないが、買って大後悔かといわれるとそうでもない…。難しいラインです。←防除のツボなどは役に立つかも。

園長:なるほど、本を作ったあとで消費税3%が導入された当時の書物なんですね。
 ゴキブリタマゴヤセバチは、守らず、虐待せず、自然にまかせておくのがいいでしょう。そうすることで、生態系のバランスがとれて、「適度にゴキブリが生息する状態」が保てます。その適度な数が、亜熱帯の場合は、「ビッシリ状態」に匹敵するのかもしれませんが…

 しかし、「たぶん…」と思って、「ゴキブリタマゴヤセバチ」をいろいろな検索サイトで調べたところ、やはり「ヒットなし」でした。ここに載るのが、このハチのWebデビューになりますね。


537. 5.26.2001 from H.T. さん

 ベランダのクリスマスツリーみたいな木の鉢に居たのですが・・・
 この幼虫、何の虫になるのでしょうか?
 大きさは4cm位です。
 カブトにしてはウスッペラいし、都会だし・・・
 コガネムシにしては大きいし・・・

 

園長:プリプリと太った健康的な幼虫ですね。やはり、コガネムシ系には違いないと思いますが、種類はよくわかりません。コガネムシの幼虫でも、成長が良ければ、これぐらいの大きさにはなります。なんで鉢植えに入ることになったのかはわかりませんが、カナブンやシロテンハナムグリなどの可能性もあると思います。


536. 5.26.2001 from T/N さん

 はじめまして。昨日子供に質問され答えられず、インターネットで探していたところこちらにたどり着きました。お忙しいところ大変申し訳ないのですが、ご存知でしたら教えていただきたいのですが・・・。質問の内容は、「虫に骨はあるか」ということだったんですが、骨はたぶんないと答えたところ、「では、天道虫の硬い羽の下の薄い羽にある、筋は何か」と・・・。何でもそれが骨か違うかで友達と喧嘩したらしくて・・・。親としましても、それは何?ときかれてもそれの名前とかは見当もつきません。是非是非、教えてください。よろしくお願いします。

園長:昆虫や、エビ、カニ、クモなどの節足動物は、外骨格といって、体のまわり、人間でいうと皮膚にあたるところが骨なのです。(哺乳類や、鳥、カエル、カメなどは、体の中に骨がある内骨格型の生き物です。)
 昆虫のはねは、その外骨格の表面が伸びたものなので、「骨の形が変わってはねができた」ということができます。
 ということで、はねの筋も、薄い部分も、「もともとは骨であったところ」と言えるのだと思います。  


535. 5.25.2001 from S.N. さん

 初めまして!!
 僕は、へなちょこ好きの中学二年生のS.N.です。
 僕は、友達の紹介で川邊さんのページを知りました。
 川邊さんの絵本は、とても面白く、「なるほど」と思うことも何度かありました。
 特に好きなのは、「まゆ太郎」です。
 僕は、これからもへなちょこで行きたいと思います。
 それでは、さようなら。

園長:へなちょこ好きの中学生とは、たのもしい!
 まゆ太郎の絵本を見てくれてありがとう。うれしいです。
 本当は、もっと絵本をいっぱい作りたいのだけれど、時間がなくて、なかなかできません。
 どんどんへなちょこなものをホームページにのせられるようにがんばりますので、これからもよろしく。
 N君も、ぜひ、ずっとへなちょこで行ってください。


534. 5.25.2001 from るん さん

初めまして。私は作家をしております。
 今度書く作品の中に蝶の話題が出てくるのですが、もし宜しかったら『河原の蔦状の葉にいた、黒い蝶の幼虫』について教えて頂きたく思います。
 なにせ幼い時の記憶を元にしておりますので、そんな蝶がいたかどうかも自信がありません。
 幼虫も真っ黒・・もしくはオレンジ色のワンポイントがあったように思うのですが・・。 
 登場するのはほんの一コマなのですがとても気になっております。
 また、もしその蝶がわたしの勘違いであるなら、代用の蝶の話題を出さなければいけませんので、全国どこにでもいるような蝶の情報をお教え頂けると大変助かります。どうぞ宜しくお願い致します。
 ちなみに、舞台は夏、アゲハ蝶はすでに使用しております。それではいきなりの質問ばかりですみませんでした。失礼致します。

園長:「河原」「蔦状の葉」「黒い幼虫」の条件で思いつくのは、ジャコウアゲハです。ジャコウアゲハの食草は、川の土手などによくはえる、ウマノスズクサという、つる性の植物です。幼虫は、黒くて、体の中央に白線が走り、体中に肉質の突起があって、その先端が赤くなっています。(るんさんの記憶とは違うでしょうか?)

 全国どこにでもいるチョウとなると、やはり、モンシロチョウとモンキチョウが代表選手です。2種とも、夏はもちろん、春から秋までいつでも見られます。どちらも幼虫は、ごく普通のアオムシです。
 モンシロチョウの幼虫は、キャベツ、ダイコンなど、野菜の葉につきます。
 モンキチョウの幼虫は、クローバーやレンゲソウの葉を食べます。

 でも、この2種は、夏より春のイメージの方が強いかもしれませんね…。


533. 5.25.2001 from 石川 康宏 さん

  一つお願いします。モンシロチョウの幼虫(アオムシ)のオスとメスの見分け方はあるのでしょうか。子供たちが飼う時に名前をつけるのに尋ねられました。

園長:アオムシのオス、メスの見分け方…
 これは難問です。
 たぶんどこかに違いはあるのでしょうが、私は知りません。おそらく、世間にもまだ知っている人はいないかもしれません。
 ちなみに、カブトムシの場合は、3令ぐらいになると、オスの幼虫の腹部(おしりから2節目)に、かすかなV字もようが見えてきますので、見分けることができます。
 モンシロチョウの場合は、成虫でもけっこう見分けるのが難しい。人間の目で見ると、オスもメスも白色ですが、実はオスは「紫外線色」をしています。チョウの目で見ると、オスとメスは全然違う色をしているのです。
 …
 周辺の話題でごまかしてますけど、結局、アオムシのオスメスはわからないのでした。スミマセン。


532. 5.24.2001 from iaya さん

 こんにちは。どうしても気になるので教えて頂きたいのですが・・・。
 てんとう虫は危険を感じた時、自分の身を守る為に黄色い液体を分泌したと思うのですがどうですか?
 仲間にその話をしたところ、誰もそんな記憶はないといい自分でも本当にそうだったかが怪しくなってきました・・・。
 子供の頃に何度か見たように思うのですが確信が持てないので教えて下さい。
 もしそのようなことがある場合どの部分から出るかなども教えてください。
 ・・・しかしなかった場合は申し訳ありません・・・。宜しくお願いします!

園長:そのとおり。
 iayaさんの子どもの頃の記憶は正しい。
 てんとう虫は、危険を感じると、足を縮めて死んだふりをし、体の関節から黄色い液体を出します。
この液体は臭くて、天敵の鳥などから身を守る働きがあるといわれています。
 腹側の左右体側の中央部あたりや、胸部と後翅の間などから出てきます。


531. 5.24.2001 from いるか くん

 かまきりのたまごのことですが・今でもふかしないのでカッターできってみました。けど、カマキリタマゴカツオブシむしは、いませんでした。よく見てみると、こげちゃ色のたまごみたいなツブツブがありました。どうしてこんなふうになっているのですか?

園長:どんなようすかわからないので、ハッキリとはいえませんが、たぶん、そのツブツブがカマキリの1個1個のたまごなのだと思います。
 カマキリのたまごは、小さなたまごがいっぱい集まって、それが、お母さんのつくってくれたクッションのような入れ物に包まれて、できあがっています。だから、たまごを切ってみたら、まんなかに近いところに1個1個の本当のたまごが並んでいるのです。


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