840. 9.14.2001 from 初心者 さん
バッタを捕まえた時に出す黒い液体は何なのですか?
気になって夜も眠れません
園長:ショウリョウバッタなどがよく黒い液体を出しますね。
あれは、お腹の中の半消化物です。
つまり、食べたもの(おもに葉っぱ)を吐いているということです。
捕まえられたショックで、吐きもどしてしまうのだとも言われていますが、敵をひるませる効果があるのかもしれません。(捕まえたときに黒い汁を出していると、気持ち悪くて思わず逃がしてしまいますよね。)
毒があるわけではないので、手についてもそんなに心配はありません。
839. 9.14.2001 from H.T. さん
いつもお世話になります。
この前はクサカゲロウの幼虫を教えていただきありがとうございました。
今日はジガバチの写真を送らせてください。
何かいないかなと道できょろきょろしていましたら、ジガバチが青虫をつかまえてました。
見ているとためらっているようでしたので少し離れましたら、穴へ運んでから土をかけてふさいでいました。
初めて見るジガバチの仕事、すごいものなんですね。 それからコナラの木の葉に何かがついていました。
1センチくらいに見えるビー玉のようなとても不気味なもの、何なのでしょう。虫こぶ?ピンボケですがよろしくおねがいします。
園長:私も、この夏、旅行先でジガバチが巣穴にアオムシを運び入れて穴をふさぐまでの一部始終を観察しました。
本当に、あの細い小さな体で、大変な仕事を淡々とやり遂げるものですね。
ブキミなビー玉の写真は、虫こぶではなくて、オオトリノフンダマシというクモではないかと思います。
838. 9.13.2001 from 平井成実 さん
ショウリョウバッタの食べ物は、どんなものですか?
園長:ショウリョウバッタの食べ物は、ススキなどの細長い葉っぱです。
その辺の空き地にはえている細長い葉っぱをあげてください。
リンゴも食べますので、おやつにあげてください。
この前、レタスでバッタを育てていたというメールをいただきましたので、レタスもためしてみてください。(買ってきた野菜は、薬がついているといけないので、よく洗ってからあげてください。)
837. 9.13.2001 from さるこ さん
こんどは黒!
赤いバッタでたびたびお世話になりましたさるこです。
トノサマバッタの寿命も2〜3ヶ月とは知りませんでした。
けっこう長生きするんですね〜。
ピンクトノサマバッタは今日もバリバリ草をほうばっております。
がんばって飼育を続けてみます。
ところで、話しは変わるのですが昨日また変なヤツを見つけてしまいました。
炭のように真っ黒のバッタです。
容姿はこの前の赤いバッタにそっくりなので、トノサマバッタの黒褐色型の幼虫でしょうか?
デジカメにおさめたので黒バッタは逃がしてやりました。
私的には珍しいので画像を送ります。
園長:ピンク君は元気そうでなによりです。
黒いバッタの写真は、やはり、トノサマバッタの若齢幼虫だと思います。
緑色型の場合も、これくらい小さいときは、黒っぽいのですが、しかし、このブラック君は、ちょっと黒すぎるようです。
おっしゃるように、黒褐色型なのかもしれません。
それにしても、なぜ、さるこさんのところには、よく色変わり系のトノサマバッタが出没するのでしょうね。
それに、こんな小さなトノサマバッタは、今の時期ではなく、春〜初夏頃に見られるはずなので、それもフシギなことです。
836. 9.12.2001 from わたん さん
げんきですか
園長:げんきです。とてもげんきです。わたんさんもおげんきですか?(どんな方かわかりませんけど)
835. 9.12.2001 from えれん さん
園長さん、どうもありがとうございました。
バッタが1回に産む卵の数が100個として、×5回に×雌4匹! と、全部孵るわけではないと思いますが、恐ろしくなってきました。
もう少ししたら、冷蔵庫に入れてみようと思います。
ついでに、質問なのですが、
一匹が産卵の様子を見せていたのですが、土には行かず、その代わりに端っこに茶色いどろっとした塊があり(中にはつぶつぶが見えました)、
図鑑では卵は黄色だったので、たぶん糞に水がかかったんだろうということにして捨てたのですが、結局産卵したのかわからないのです。
見てない時に産卵した可能性もありますが...
やはり糞でしょうか?(親指と人差し指で小さい輪を作ったくらい)
また、もし土がなかったら産卵しないのでしょうか?
親は逃がしたいのですが、色が全部違うので、息子が、「死んだら標本にしたい!」とのことで、困っております.....
園長:その茶色の塊は、やはり卵だと思います。
去年、うちの息子が捕まえてきたショウリョウバッタが、土の入っていない飼育ケースで産卵したことがあって、その時も、卵塊は、そんな感じでした。
トノサマバッタの標本づくりは、あまりお勧めできません。
バッタは、標本にすると、お腹が腐りやすいので、内蔵を取り出して、綿をつめるなどの処置が必要です。
それに、けっこう変色してしまいます。(標本を作る経験も大切なのですが、甲虫やセミ、チョウなど、作りやすい種類で始めた方がいいと思います。)
長く飼っていた虫は、採った場所に放してあげると、こちらの気持ちもとても安らぐものですので、できれば逃がしてあげたいものです。
834. 9.12.2001 from みく さん
ゴマダラカミキリの成虫ってナニ食べますか?
園長:ゴマダラカミキリは、カブトムシの昆虫ゼリーで飼えます。
リンゴ、ナシなど、フルーツもあげてみてください。(飲み水がわりにもなります)
もし、ミカンやイチジク、クワの枝が手にはいるようだったら、それも入れてあげてください。(これが本来の食べもの)
しかし、ゴマダラカミキリのシーズンはもうそろそろ終わりです。
冬越しはできない種類なので、秋の訪れとともに、次代に命をつないで、死んでしまうのです。
あまり長いつきあいにはならないかもしれませんが、大事に飼ってあげてください。
833. 9.11.2001 from つきだしあにまる管理人 さん
園長さん、先日はわたしのHPをご紹介いただきありがとうございました。せっかくですので、ここから来てくださる方のために、国内唯一の(笑)「ヤマトエンマムシ」アイコンなどをご用意して虫好きのお客様をお待ちしているところです。
さて、ここから本題です。
「むし探検広場」最高におもしろいですね!園長さんの博識ぶりはもちろんのこと、読者のみなさんの目の付け所のすばらしさに驚いたり笑ってしまったりで、過去の分まで全部読破してしまいました。
そこで、今回は私もひとつ質問(?)をさせていただきます。
実はわたしが小学生の頃(24,5年前)に本で読んだ話なのですが、「ナメクジはテレポーテーションをする」という話をご存じないでしょうか?
私の記憶に間違いがなければ「四次元」について書かれた子供向けの本(バミューダトライアングルなど、世界の不思議な話を集めていたはずです)にその話は載っていました。
以下記憶の範囲内で要約しますと、ある日本人の学者が、細い小川の片方の岸の葉っぱの上にいたナメクジを観察していたところ、少しずつ姿が小さくなり始め、同時に、対岸の葉っぱに液体状の「物質」が生じ始めたそうです。そして、長い時間をかけて、元々の葉っぱからは完全にナメクジは消滅し、対岸に完全に「移動」したというのです。
わたしは数年前にふとこの話を思い出し、以来、この話の詳細を詳しく知りたいと思ってきたのですが、どのような手段を使ってもなかなか調べることができず、それ以前にこの話を知っている人自体、周囲には全くいません。
園長さんおよびこのページの読者の方ならばもしやと思い、お便りいたしました。
特にお礼ができるわけではありませんが、ぜひ、みなさまのご協力をお願いいたします。
園長:「ナメクジが超能力を持っている」という話題はどこかで聞いたような気がしますが、それが、テレポーテーションというカッコイイ技だとは全然知りませんでした。(しかし、その学者は、なぜ対岸の葉っぱにナメクジが再出現したことを知り得たのでしょうか!?)
すみません。私は、この件に関する知識および経験を全く持っていません。
皆さんの中で、情報をお持ちの方、ぜひご連絡ください。
…ナメクジが超能力を持っているとしたら、カタツムリはどうなんでしょう…
案外、カタツムリの連中は、時々殻を残してテレポーテーションしていて、それがいわゆるナメクジとなって出現しているのかも…
832. 9.11.2001 from さるこ さん
『むし探検広場』の赤いバッタでお世話になりましたさるこです。
昨日の朝、脱皮?(羽化)したのですが、途中で草から落ちてしまったらしく、完全に皮を脱げきれないまま羽ものびないままの状態になってしまいました。
まる1日たった今でも羽が伸びません。
羽化したら畑にかえしてやろうと思ったのですが、このままでは鳥などにすぐやられてしまいそうなので飼育を続けようと思います。
飛べないバッタですが、生存できるでしょうか?
成虫の生存期間はどれくらいなのでしょうか??
また教えて下さい。
羽化した姿からすると、やはりトノサマバッタのようです。
羽化直前には、メタリックな緑に変色し、羽化後にはまた赤くなりました。
羽化した赤いバッタに近い画像を見つけましたので送ります。
左下の茶褐色型の色に似ています。
小学2年の娘もバッタの種類が分かり喜んでいます。
また、興味を持って調べる楽しさや、自然の厳しさなども学びとてもよい刺激になったようです。
本当にありがとうございました。
園長:トノサマバッタの茶褐色型の幼虫って、あんなにピンクなのですね。びっくりしました。
それにしても、羽化に失敗したとはかわいそうなことでした。
飼育下では、どうしてもありがちなことです。
異常は羽根だけで、体型や足は大丈夫でしょうか?
飛翔以外は、普通の運動能力があるようなら、生き延びることは可能だと思います。
トノサマバッタの成虫の寿命は2〜3ヶ月です。(気温の関係もあるので、今から3ヶ月は難しいかもしれませんが…)
*送っていただいた画像は、本をコピーしたものでしたので、著作権の関係上、掲載は控えました。
831. 9.11.2001 from いくお さん
5月18日にバッタの質問をした者です。結局イネ科の植物は手に入らず、レタスで育てており、何度も脱皮をして、5−6cmくらいに成長したのですが、ある日レタスが無かったのでサラダ菜をやったら、急に足がもげて死んでしまいました(泣)。残留農薬でもあったのでしょうか。中国の野菜は要注意です。
このたび香港から帰国しまして、縁日で買ったつがいのカブトムシを飼っています。腐葉土にもぐってしまうのは当然の行動なのでしょうが、どうやら与えた餌を腐葉土の中に埋めているようです。梨やブドウをやっていましたが一晩で消えてしまい、ある日妻が覗いてみたら、まさに梨を埋めようとしたオスが「しまった」といわんばかりに動きを止めたので可愛くて笑ってしまったとのことです。
しかし、餌を土に埋めるという話を聞いたことが無いので、どうしたものかとおもっています。餌を掘り返して、今後埋めないように竹串に刺すなどして給餌すべきでしょうか。
園長:バッタの話はコワイですね。
モンシロチョウの幼虫を飼うときも、買ってきたキャベツはよく洗わないと死んでしまいます。
商業ベースに乗っている食べ物というのは、実は薬漬けのものがけっこう多いのかもしれません。
(バッタがレタスでも十分育つというのは知りませんでした。)
カブトムシが食べ物を埋めるという話は、今まで聞いたことがなかったのですが、そういえば、うちのカブトムシ達も、「何かいやに昆虫ゼリーがよくなくなるなぁ」と思っていたら、昆虫マットとゼリーを混ぜた状態にして、一生懸命
埋めているフシがあります。
昨日は、昆虫ゼリーが半分埋まりながら反対むけになっていたので、取り出そうとしたら、地中のメスがくらいついていました。
カブトムシは日中は土の中に潜っていることが多いので、その時、チビチビ食べるために食料を確保しているのでしょうか。
案外、これって、あまり知られていないカブトムシの習性なのかも…
しかし、飼育下では、マットが不潔になってしまうと、ダニがわいたりすることもあるので、おっしゃるように、埋められた餌は取り出して、今後、埋められない工夫をした方がいいと思います。
しかし、カブトムシは怪力なので、竹串などは簡単に引き抜いてしまうかも…
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