虫の写真図鑑

Cyber昆虫図鑑 初夏の虫

 
初夏
初夏から梅雨にかけては、自然界が最も潤いを見せる季節。
強い日射しと優しい雨に育まれ、草も樹も青々とした葉を精一杯に繁らせます。
昆虫たちのハイシーズンは真夏だと思いがちですが、種類も数も実はこの季節が最も豊か。
ホタルやミドリシジミなど、一年で一度だけ梅雨時にのみ現れる昆虫も少なくありません。
梅雨の晴れ間がのぞいたら、そこらじゅうに輝いている生命の煌めきを見つけに出かけてみましょう。
あじさいの花の上で交尾するモンキチョウ
 初夏の雑木林
初夏〜梅雨の雑木林は、まさに「昆虫爆発」状態。
目にとまる昆虫達をひとつひとつ観察しながら歩いていたら、100mも進まないうちに日が暮れてしまいます。
中でも、この季節の主役ともいえるのが、「ゼフィルス(西風の精)」の愛称をもつミドリシジミの仲間たち。
朝や夕刻、彼らが活発に飛び回る時間帯を選んで、雑木林を訪れると、宝石のような姿に巡り会えるかもしれません。


ミドリシジミ

オオミドリシジミ
アカシジミ
ウラナミアカシジミ
ミズイロオナガシジミ
アオスジアゲハ
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雑木林の林縁を縫う小道。こんな場所が「昆虫爆発」の舞台となる。
 初夏の野原
植物がまだ伸びきっていないこの季節、真夏には人を寄せつけなくなる草藪にも、簡単に踏み入ることができます。
ヒメジョオンなど、昆虫のエネルギー源となる花々が咲き乱れているあたりが、絶好の観察ポイントです。
アオハナムグリ
コアオハナムグリ
ニジュウヤホシテントウ
ナナホシテントウ
ツマグロヒョウモン
ウラギンヒョウモン
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山間の池。岸辺には樹木が覆いかぶさり、水の中には水生植物が繁茂する。いかにも何かいそうな雰囲気。
 初夏の水辺
水辺のトップスターは何といっても幻想的に光るホタルたち。トンボの種類も、日を追うごとに増えていきます。
一方、水の中では、タガメやコオイムシなど、水生昆虫たちの活動も盛んになります。
ゲンジボタル
ヘイケボタル

アサヒナカワトンボ

ニホンカワトンボ
ハグロトンボ
ムカシヤンマ
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 早春の虫
 陽春の虫
 盛夏の虫
 初秋の虫
 晩秋の虫