1070. 2.27.2002 from PERO さん
いきなりのメール失礼します。
北海道の○○町というところに住んでいます。
教えていただきたいのですがツチイナゴってどのくらい生きるのでしょう???
スーパーで買ったサラダ菜についてきたのですが北海道には生息する種類ではないので昼間はサンルームに放して夜は鳥かごに入れて居間にいます。
イネ科の植物として「猫の草」がペットショップにあったので今はそれとリンゴを食べています。
春になったら放してあげたいと思うのですが何年も生きるのなら冬に死んでしまうし・・・と心配です。
ウチに来た時はすでに成虫でした。もう一ヶ月くらいになります。
宜しくお願いします。
園長:スーパーのサラダ菜にツチイナゴのような大きなバッタがくっついていたとはびっくりですね。
ツチイナゴは、何年も行き続けることはなく、越冬しているものは、春になったら活動を始めて繁殖にいそしみ、5月ごろ(長くても7月ごろ)には力つきてしまいます。
PEROさんのところのツチイナゴは、毎日日向ぼっこさせてもらって、食欲もあって、とても幸せそうなので、そのまま飼ってあげればどうでしょうか。
春になったら逃がしてあげたいという気持ちもわかるのですが、もともとその土地にいない種類を野外に放すのは、生態系の保全の意味からは、あまり好ましいことではありません。
1069. 2.26.2002 from 上州からっ風 さん
初めまして。 1066のK太さんと同じく、私もウバタマムシを見つけました。
群馬県太田市内の公園で、2月24日午後3時ごろ遊歩道上でひっくり返っていました。
前胸が割れていましたが、まだ生きていました。
ウバタマコメツキではなく、色合いは渋くても明らかにタマムシです。
私もこの時期に見たのは初めてで驚きました。
ここ数日の暖かさが原因なのか、それとも成虫で越冬するものがいるのでしょうか?
園長:情報ありがとうございます。
一般的な図鑑では、ウバタマムシは「幼虫越冬」で新成虫は「6月頃から」出現することになっているので、K太さんの件も「たぶんウバタマコメツキだろう」と早合点してしまったのですが、もう少しよく調べてみると、越冬している成虫が樹皮下で見つかったりしていて、幼虫で越冬するものと成虫で越冬するものの両方がいるようです。
野外の新成虫が暖かさに惑わされてこの時期に出てくることはないと思いますので、K太さん事件も、今回のからっ風さん事件も、越冬していた個体が暖かさに誘われて出てきたものと考えられます。
No.1066の答えはお詫びして訂正いたします。
1068. 2.23.2002 from チャマコ さん
2階のベランダによく蛾がとまっているのですが、蛾が大嫌いな為、洗濯物を干すのに困っています。夜、明かりに集まってくるのは分かりますが、昼間じっととまっているのです。何か原因があるのでしょうか?ちなみに周辺は家ばかりで蛾がでるような環境には程遠いような気がするのですが・・・また、蛾が寄り付かないような方法はあるでしょうか?教えていただけませんでしょうか?
園長:これは、今の季節のお話でしょうか?
こんな季節に現れるのは、フユエダシャクというガの仲間ですが、普通は雑木林に住んでいますので、住宅地で見られるのは珍しいことです。一部の種類が、サクラ、バラ、ツツジなどの園芸植物にも付きますので、どこかの庭が発生源かもしれません。
しかしベランダには食樹はないでしょうから、夜のうちに灯りにひかれて飛んできて、そのまま留まっているのではないかという気がします。
ベランダの周辺に、夜、ガを引き寄せるような灯りがないか確かめてみてください。もし、灯りがあって、その光を遮ることができるようなら、ガの襲来を防げるかもしれません。
1067. 2.23.2002
園長:投稿者の希望により削除しました
1066. 2.23.2002 from K太 さん
はじめまして、K太といいます。昨日、母が、道路にいたうばたまむしを拾ってきました。まだ寒いので、家においてやりたいようですが、家の図鑑ではえさや飼い方が分かりません。うばたまむしは何を食べるのでしょうか。また、気を付けた方がいいことはありますか。
園長:ウバタマムシは幼虫で越冬しますので、この時期には成虫はいないはずです。
姿も名前もよく似た甲虫に「ウバタマコメツキ」というのがいて、こちらは成虫で越冬しますので、今回見つかったのも、ウバタマコメツキの可能性が高いように思います。
ウバタマムシは、(私は飼ったことがないのですが)幼虫はマツの枯れ木の中で、材を食べて育ち、成虫も枯れたマツを食べるらしいです。以前、いただいたメールで、「成虫が松葉を食べている」とおっしゃっていた方もいました。
ウバタマコメツキの方は、幼虫は、マツの枯れ木の中にいて、ほかの昆虫の幼虫やさなぎを食べて暮らしています。(ということは、ウバタマムシの天敵ですね)
成虫の食べ物は実は残念ながらよくわかっていません。
可能性としては、
1.ガの幼虫など、小さな昆虫を捕まえて食べる。
2.マツの樹皮や松葉などを食べる。
3.何も食べない。
などが考えられます。けっこう長生きするので、3ではないかもしれません。
コメツキムシには肉食のものが多いので、1の可能性が高いような気はしますが、あまり確かめられてないようです。
もし、食べ物が判明したら発見なので、いろいろ試してみてください。(本格的に活動するのは、もう少し暖かくなってからです)
うまく餌付けができない場合は、近くのマツ林に逃がしてあげてください。
1065. 2.23.2002 from たま さん
今晩は。
私の部屋の窓にてんとう虫が大量発生して困っています。
西日のあたる窓に数えたら20匹近くいました。
数匹ならいいのですが、気持ちが悪いです。
調べたら、ヒメアカボシのようです。
何かいい方法があれば教えてください!!
お願いします。
園長:これは、今、大量発生してきたのではなくて、軒下などで集団で冬眠していたのが、陽気に誘われて出てきたのだと思います。
ヒメアカボシテントウは、5mm以下のとても小さなテントウムシなのですが、大きさは一致してますでしょうか?もし、もうちょっと大きいようなら、ナミテントウの2紋型かもしれません。
いずれにしても、植物に付く害虫を食べてくれる「いいもの昆虫」ですので、できたら見逃してあげてください。
まだ冬眠しているものもいるでしょうから、今後も 多少 数が増える可能性がありますが、本格的な春の訪れとともに、やがて散り散りばらばらになっていくはずですので。
1064. 2.20.2002
園長:投稿者の希望により削除しました
1063. 2.20.2002 from K.T. さん
ちょっと伺いたい事があってメールさせていただきました。
小さい写真で見にくいですけと、聞いてみるとマイマイカブリに似てるなあということなんですが、マイマイカブリに何かを象徴するような事がありますでしょうか?
ちなみに映画「惨劇館 夢子」に出てきたんですがCGでした。
(写真を添付いただいていましたが、ここに載せると著作権上の問題がありそうなので、載せていません。)
園長:写真の昆虫、小さいいですけど、確かにマイマイカブリのような感じですね。
マイマイカブリの特徴を列挙してみますと、
・もっぱらカタツムリを食べて暮らしている。
・口から強い消化液を出して、カタツムリの肉を溶かす。
・大あごが大きくて強力。
・はねが退化していて飛べない。
・危険を察すると肛門から刺激臭のある液を出し、肌に付くとヒリヒリする。
といったところです。
「惨劇館 夢子」のストーリーに通じるものがあるかどうかわかりませんが、私の知っているのは、こんなところです。
1062. 2.17.2002 from ちょび さん
1046で質問させて頂きました「ちょび」です。
前回質問させていただいた「変なミミズ」の写真をとることが出来ました!
ちょっと見ていただけないでしょうか?
2通添付です。
謎のミミズ、いまだに健在です。
園長:つまようじと比べると、とてつもなく小さいのがわかりますね。
こんなの、よく写真に撮れましたね。
あれからちょっと気になって、調べていて、「ヒメミミズ」という仲間が一番怪しいように思っていたのですが、この写真からすると、やはり、そうかもしれません。
検索ポイントとしては、
・体節がなくて はしっこが尖っている→線虫
・体節があって はしっこが丸まっている→大人になっても白くて体長5mm〜15mm→ヒメミミズ
・体節があって はしっこが丸まっている→大人になったらピンク→(普通の)ミミズ です。
写真では体節のあるなしはよくわかりませんが、はしっこが尖っていないので、線虫ではないようです。
フォトレタッチソフトで明るくしてみると、腸が透けてみえている感じなのが、ヒメミミズっぽいところです。
あまりよく知らないのですが、ヒメミミズ類は、普通ミミズのシマミミズなどとともに、生ごみリサイクルにも一役かっているみたいですので、悪い生き物ではないと思います。
1061. 2.17.2002 from まめ さん
質問です。
バッタは夏と冬では色がちがうのですか?
かまきりも緑色と茶色のがいるんですが種類がちがうのですか?
園長:バッタやカマキリには、同じ仲間でも、緑色のタイプと茶色のタイプがいることがよくありますね。
これは、夏と冬で変わったり、種類が違うわけではなくて、「型」が違うだけです。
人間でいうと、肌の白い人と、黒い人と、黄色い人がいるのとよくにています。
ただし、カマキリの場合は、オオカマキリやチョウセンカマキリには緑色タイプが多くて、コカマキリには茶色タイプが多いので、色で見分けただけで、種類があたることが多いです。
また、季節によって、緑色タイプと茶色タイプの数の割合が変わることもあると思います。
特別な例としては、ツチイナゴというバッタは、夏の間の幼虫のときは緑色で、秋に成虫になると、茶色っぽく変わり、そのまま冬を越します。まわりの草の色にうまく合わせているのですね。
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