1340. 7. 9.2002 from トニー さん
すみません、私は香港人です。さっきシオマネキを買いました。でも、正しいの飼う方はちょうと分かりません。魚の配合飼料もいいですか。そして、水槽はどうすてばいいですか。例えば、何の設備が要りますか。教えていただけませんか。本当にカニが好きなので、正しいの飼う方を知りたいです。ありがとうごさいます。
園長:シオマネキって、ペットになっているんですね。
知りませんでした。
こんな状態ですので、もうしわけないのですが、私にはシオマネキの飼い方についての知識がありません。
勝手な想像で考えると、シオマネキは、潮間帯の砂浜にいるので、水槽に、浅瀬と砂地が両方ある環境をつくるべきのような気がします。
エサは、自然界では砂の中の有機物をこしとって食べているので、ふつうにエサのかたまりをポンと置いておいていいのかどうかがわかりません。
エサが適当に混じっているような砂をしてあげればいいのでしょうが、そんなことをするとすぐにエサが腐って水槽環境が悪化しそうです。
なんか、長期飼育には向いていないような気がして仕方がありません。
せっかくのご質問に答えられなくてすみません。
みなさんの中で、シオマネキを飼っておられる方、飼い方をご存知の方、ぜひメールください。
1339. 7. 9.2002 from 杉谷 さん
愛媛県西条市の杉谷(すぎや)と申します。
7月6,7日に標高1000mくらいの笹ヶ峰登山道でトンボをデジカメ写真に撮りました。1つは、シコクトゲオトンボで間違いないと思いますが、あとの2つは、ニシカワトンボかなと思っています。教えてください。大きさは3種とも50mmくらいと見ました。
図鑑で見ても、♂と♀の違い、親と子の違いなどが出ていません。
シコクトゲオトンボ以外の2枚の写真も色などからは違う種類に見えます。
どう見分ければいいのでしょうか?

園長:写真のトンボは、シコクトゲオトンボとニシカワトンボで間違いないと思います。
ニシカワトンボは、はねが透明のものから、茶色のものまでいろいろいます。
一番右の写真は、オスです。オスは、成熟すると、このように体の一部に粉がふいたようになります。粉のふき方にも、いろいろなパターンがあるようです。
真ん中の写真はメスのようです。
メスとオスの違いは、ひとつには尾端の性器のかたちで、オスははさみのように二つに分かれています。
あと、オスには、腹部の、胸部よりの部分の腹側に、副性器があって、わずかに出っ張っています。
これらは、カワトンボに限らずトンボ類一般にあてはまるオスメスの違いです。
親と子の違いというのは、子はヤゴですから、トンボの形をしているのはみんな親ですね。
色がうすいのは、未成熟なオスか、メス、色が濃くてカラフルなのや粉がふいたようになっているのは成熟したオスというおおざっぱな見分け方はできます。
1338. 7. 9.2002 from 真実ちゃん
かなぶんについて教えてください。
オスとメスの違いを知りたいです。
他にもいろいろ教えてください。
園長:カナブンのオスとメスは見わけるのがかなりむずかしいです。
前足のうでのぶぶんを見くらべると、メスはオスよりも、うでが平べったくて広くなっています。(でも、オスとメスの両方がいないとわかりにくいですね。)
そのほかのとくちょうは、
・ほかのコガネムシとくらべると、かおが四角くて長い。
・じゅえきを吸っているときに近づくと、おしっこをかける時がある。
・飛ぶときは、前ばね(背中に見えている かたいはね)を開かずに、前ばねのすきまから、うすい後ろばねを出して飛ぶ。
などです。
1337. 7. 8.2002 from S・G さん
毎日楽しみに拝見させていただいております。
以前ヒメセアカケバエを教えていただきましたS・Gと申します。
先日、谷沿いの林道を散策中、ベニシジミかと思ってよく見るとかなり違ってたのでデジカメにおさめて帰宅後、数冊の図鑑で調べるのですが(これが私の夜のお楽しみなのです。)私の要領が悪いようでどうしてもわからないのです。
タテハなのか、ちっちゃいからシジミなのかそれさえも自信ないのです。
昆虫の種類に関わらずとても詳しい先生にはいつもおどろかされてますが、どうか先生にもう一度甘えさせていただくことができましたら嬉しいのですが。
できましたら、よろしくお願いいたします。

園長:これは、実はチョウではなく「イカリモンガ」というガの仲間です。
ガの仲間では少数派の昼行性の種類で、いただいた写真のように花で吸蜜もします。
昼行性であること以外にも、触覚が細いこと、はねを閉じてとまること、はねの形など、ほんとうにチョウの特徴をいろいろと備えたガなので、間違われるのもムリないと思います。
それから、これはみなさんへのお願いですが、「先生」というのはやめてください。私はアマチュアの生きもの好きにすぎませんので、先生ではないのです。
お返事にもときどき間違いが混じってしまいますし、知らないことがいっぱいあって、この広場に寄せられるみなさんのメールを通じて、だんだん勉強させていただいています。
「へなちょこ動物園」の運営者なので最初に気軽に「園長」を名乗ってしまったのがいけなかったのかなと反省していますが、今から急に変わるのも何なんで、エンチョウはエンチョウのままでいかせていただきたいと思っています。でも、「へなちょこ園長」ですので、「先生」って呼ばないようによろしくお願いいたします。
1336. 7. 9.2002 from K. さん
こんにちは。以前もわからない虫の名前を教えていただいて、お世話になりました。
実は今日毛虫に刺されてしまいました!
有名な(?)チャドクガとは違うように思うのですが、葉っぱに触ったとたんに、ピリピリチクチクしだしました。
いったい誰の幼虫なのでしょう。
教えてください。

園長:この、見ているだけでチクチクしてきそうな虫は、「ヒロヘリアオイラガ」の幼虫のようです。
イラガの仲間の幼虫は、毒棘を持っているので注意が必要です。
この種類は、カキ、クリ、サクラ、ウメ、カシなどいろいろな植物に付き、人家周辺にも多く、葉裏に隠れていることが多いので、知らずに触ってしまうことがあります。
1335. 7. 8.2002 from しんやのはは さん
ご無沙汰しております。しんやのははでございます。お元気ですか。
今日は、カンドーした!!お話があります。なんとうちのクワちゃんの朽木に幼虫がうまれていたんでーす(*゜▽゜)ノ
もう息子と手を取り合ってハイタッチしてしまいました。
こうやって喜びを共感できるって、余りない事だし本当にいいですね。クワちゃんとかわべ先生のおかげですう★
しかし喜んでるのもつかの間、今度は幼虫養育講座を受けなければなりません・・・。
とりあえず早急に知りたいこと、お教えください!!
まずその朽木は取り出して、そのままちがう飼育ケースにいれて腐葉土に埋めてよいのでしょうか。
それとも朽木をわって幼虫を取り出し、よく本に載っている「ジャムのビン等」にいれるのですか?
朽木はちょっと手ではわれないかんじです。
また、幼虫は多分かなり小さいです。
もし朽木をそのままうめるとしたら、朽木がすっぽり隠れるようにするのですか?
それから、朽木を取り除いたあとの成虫なのですが・・・
ある本に「オスがメスを殺しちゃう」と出ていたのですが、ほんと?
いろいろ又すいません・・・
実はきのう長野でカブトムシ3匹とノコギリクワガタいっぱいをとってきました!
息子ははもうコーフン状態ですが、私はもう放心状態です。
もう質問もきりがないので、やめます・・・。
でも同じクワガタでも全然タイプがちがうんですね!びっくりしました。
コクワガタはかわいいですー。
ではよろしくおねがいいたします!!
園長:コクワガタの繁殖成功、あめでとうございます。
コクワガタは丈夫なので、「とびきり立派なオスを育てたい」とかの特別な欲望がない限りは1匹ずつビンに入れて育てるなどの丹念さはいらないと思います。
ただ、1匹いたということは、けっこうたくさん生まれているかもしれないので、今いる朽木をそのまま別のケースにうつし、そのケースには新しい朽木(ひとばん水につけたもの)も追加してそれらを、朽木粉砕タイプのマットに埋めておけばいいでしょう。
親のケースの方にも、新しい朽木を入れてあげてください。(また産卵するかもしれないし、幼虫がマットのどこかにまぎれている可能性もあるので。)
ちなみにうちのコクワガタは、親も子もいっしょくたで、30センチの手狭なケースの中で、それでも、もう何年も繁殖し続けています。
オスがメスを殺すというのは、私は経験したことがありません。
今の時期に幼虫がいるということは、去年に産卵されたものではないかと思いますので、その後も仲良くやっているのではないでしょうか。
また、メスが産卵の体力をつけるためにオスを襲うというのは、ありそうな気がしますが、オスがメスを殺すというのは、ほんとうなのかな?と思います。
1334. 7. 8.2002 from たんぼ さん
こんにちは園長先生。はじめまして。タンボと申します。
ハワイにいる「ハエを食べるシャクトリムシ」はなんて言うガの幼虫か教えてください。よろしくお願いします。
園長:ハワイの肉食シャクトリムシは、「スタモファグマナミシャク」や「オリクロリスナミシャク」という名前のガの幼虫です。
成虫は平和的で、花の蜜を吸ったりするらしいです。
1333. 7. 8.2002 from 凛 さん
先日は不思議な虫へのお返事ありがとう御座いました。
胸のつかえが下りました。笑
また、質問があります。
2週間前くらいからみどりふぐを飼い始めました。
最初、淡水で飼い始めたのですが、いろいろ調べたら汽水での飼育が望ましいようで、河口近くの海水を汲んできて10ミリ程混ぜました。(飼育水槽は25センチ位の正方形水槽で外付けろ過と、サーモ温度は28度、サンゴ砂利です)
そこの海にいたカニを採取して、淡水を少しづつ混ぜて汽水に慣らして、水槽に入れたら、元気に生きています。そのカニは黄土色と褐色のまだらな浅瀬によく見かける2センチ程のコガニなんですけど、このままふぐと同じ水槽で飼育を続けてもいいのでしょうか?
もう一つ質問です。
最近ふぐの鰭や表皮粘膜に白いゴミみたいなものがつきだしました。
白点病でしょうか?水質が合わないのでしょうか?カニが原因でしょうか?
餌はよく食べるのですが・・・。心配で仕方ありません。対処法を教えて下さい。
どうか、宜しくお願いします。
園長:ミドリフグは飼ったことがないので、推測をまじえたアドバイスになりますがご了承ください。
コガニを同居させることは、フグの方には悪影響はないと思います。(フグがカニを襲う、という事態はあるかもしれませんが‥)
フグの食べ残しをそうじしてくれますし、水槽の景色も楽しくなるので、同じ水槽で飼ってもいいと思います。
鰭や表皮粘膜に白いゴミみたいなものがついているのは、やはり何か病気っぽいですね。
ミドリフグは白点病になりやすいのですが、白点病の場合は、白い点がポツポツという感じなので、違うかもしれません。
水質が合っていない可能性は十分にあります。
いつも海水を用意するのは大変だし水質も保障されないので、観賞魚店に売っている人工海水を、定められた量で使うのがいいのではないでしょうか。
病気のこともお店の方に相談して、症状に合う薬を購入し、処置するほうがいいと思います。
もし薬で治療するときは、カニを別の水槽に非難させたほうがいいかもしれません。
1332. 7. 7.2002 from 伊東 さん
庭のハナミズキの葉の裏について葉を食べていました。
何の幼虫でしょうか。
白い綿毛のようなもので覆われていて揺らすとすぐに綿毛が落ちます。教えて下さい。

園長:奇妙な幼虫の様子がとてもよく撮れていますね。
これは「アゲハモドキ」というガの幼虫です。
アゲハモドキは、ジャコウアゲハという毒のあるアゲハチョウに擬態しているといわれています。
1331. 7. 7.2002 from たかはし あゆか さん
きょう、カマキリとバッタをつかまえました。でも、なにをたべるかわかりません、おしえてください、おねがいします。
園長:バッタのたべものは、くさのはです。ススキのような、はっぱのながいくさをあげてみてください。
リンゴもたべますので、おやつとしてあげてください。
バッタはバッタでも、しょっかくのながいのは、キリギリスのなかまで、そのばあいは、キュウリやナスと、かつおぶしをあげてください。
カマキリのたべものは、いきているむしです。
じぶんよりちいさいむし(バッタやチョウ)をつかまえてたべます。
カマキリとバッタをいっしょにしておくと、バッタがたべられてしまいます。
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