730. 8.13.2001 from いさな くん
学研の科学の「ありのす観察セット」でありの巣作りの様子を観察しています。13匹いたありが、1匹2匹と死んでしまいました。すると、その死んだ仲間を他のありたちが隅に運んでいき、砂をかけて埋めていました。今まで6匹死んでしまったのですが、全て同じ場所に埋めていました。これは埋葬なんでしょうか?図書館で調べても、そんなことはどの本にも載っていません。ご存知のかたがいらっしゃいましたら是非教えてください。8歳の息子がとても知りたがっています。お願いいたします。
園長:私は観察したことはないのですが、確かに、アリを飼っていると、死んだ仲間を一定の場所に埋める行動をするようですね。
私の意見(あくまで推測なのですが)としては、宗教的な「埋葬」という意味合いでなく、死んだ仲間から病気や菌がうつらないように、あたりさわりのないところに埋めてしまうのではないでしょうか。
皆さんの中で、何かご存じの方がいらっしゃったらメールください。
729. 8.13.2001 from 松浦大祐 くん
クワガタ・カブトムシ、合わせて8匹ぐらい、居て、虫かごは、何個ぐらい、いりますか
園長:飼うのなら、虫かごよりも、できればプラスチックの飼育ケースを用意する方がいいです。
ケースに腐葉土と朽ち木クズのまざったのを10cm程度敷き、クヌギ、コナラなどの木の枝を何本か入れてあげてください。
幅30cmぐらいのケースだったら、4匹ずつ2ケースにわけるのがいいでしょう。
カブトとクワガタをいっしょに入れて、戦うようすなどを観察するのも楽しいけれど、交尾を観察したり、卵を産ませたりするためには、種類別に飼うのがいいと思います。
728. 8.13.2001 from keymoon さん
私は北海道の道東に住んでおります。
先日、家の中で変な虫を見つけました。正直言って、虫は苦手でしたので、掃除機を取り出し、吸い込んでしまってから捕まえようとしましたが、鈍いながらもテレビ台の下に隠れてしまい、吸い込むことができずに結局どこかへ消えてしまいました。
それが3〜4日前の夜の話です。
こちらは、一応半袖で過ごせますが、夜は肌寒い気温で、霧が出るため湿気も多く、夏らしい暑さはいまだに感じられない気候です。
虫の形はうまく表現できませんが、水の上を歩く虫のように細く長い足で、体側片側の本数が3本あったように記憶しています。
二つに折れて立っているその足の長さは各2センチほどあり、もしも引き伸ばしたら4センチはあったかと思います。
細く長い触角もあり、上弦の弧を描いていました。足の折れ曲がった頂点が虫の頭より高かったと思います。
ただ、頭と体の区別がわかりませんでした。どこに目があるのかもよくわかりません。ただ、胴体全体にこまかい節があるように見えました。そして甲虫類のような硬い動体ではなく、乾いてふわりとした感じで長さは2センチぐらい、幅は6ミリ程度で比較的平たいようでした。
体と足の色ですが、白っぽい色とこげ茶色の細いよこしま模様で、「蜘蛛ではない」「ゴキブリでもない」くらいの識別しかできません。羽は無いので飛ぶことはありませんでした。
だいたい体のおおきな印象があり、平面が3センチ×2センチで高さが2センチくらいの箱に収まるくらいです。
軽そうでしたが、動きは緩慢で、私と年老いた父が掃除機をセットするのにもたもたしている間、居間の蛍光灯の下、ずっと同じ場所にいました。
一体何の虫でしょう?
その前夜にどうも私は虫にさされたらしいのですが、場所が、頭髪の中(右目頭を垂直にたどって、頭髪の生え際から1センチほどのところ)と、顔の側面で右耳の間際のあたりの2箇所で、痒くはありませんがはれて鈍い痛みがありました。
なにか悪い影響のある虫なら、防虫剤での対応も考えてゃいますが、猫を飼っているので、できればバルサンのようなものは避けたいと思います。
私の感覚では、あまり気色のいい見てくれでは無く、少し心配です。
人体に影響の無い虫ならほっておきますが、どうなんでしょう。なにかわかるでしょうか?
おわかりになったら、あるいは、参考になるページでもご存知でしたら、教えていただけるとうれしいです。
園長:ご自宅に出没した変な虫の正体、推測するに、マダラカマドウマの幼虫ではないかという気がします。
カマドウマの仲間は、キリギリスやコオロギに近い昆虫で、どちらかというと南方系なのですが、マダラカマドウマは、北海道にも分布しているようです。
野外の洞穴や人家の床下など、暗いところでくらしています。
人に危害を加えることのないおとなしい虫ですので、もし、本当にマダラカマドウマでしたら、どうかそっとしておいてあげてください。
727. 8.13.2001 from かいせい くん
5才のかいせい(父代筆)です。
自宅の網戸にシンジュサン(大きな蛾の仲間)がとまっています。
3日ほどたつのですが、位置が変わっておらず、餌を取っていると思えません。
シンジュサンの成虫は餌を取らないのでしょうか。
園長:シンジュサンは、ペルシャじゅうたんのようなもようの、ほんとうに大きくてきれいなガですね。
シンジュサンは、ヤママユガの仲間なのですが、この仲間の成虫は、口が退化していてありません。だから、なにも食べません。
食べたくても口がなくて食べられないのは、かわいそうな気がしますが、たぶん、食欲もわかないのだと思います。
(その後、写真も送っていただきました。)
↓
726. 8.12.2001 from ケンタロウ くん
キャンプに行ったときに木の幹の割れ目に白い卵のようなものが10個くらい固まってついているのが何カ所かありました。長めのお米のような形でふわふわした毛のようなものがまわりについていました。お父さんは蛾の卵じゃないかといいますが何かわかりましたら教えてください。
園長:いただいた情報だけで、何であるかを決めるのは、なかなか、むずかしいです。
お父さんのいうとおり、蛾かなにかの卵であるかもしれませんが、もしかしたら、小さなハチの仲間のマユだったのかもしれません。
ふわふわした毛のようなものがまわりについていたところとか、10コぐらいずつかたまっていたところが、寄生バチの仲間のマユっぽい感じがします。
725. 8.12.2001 from 初美のママ さん
はじめまして。子供の夏休みの自由研究で、蝉の抜け殻について、調べているのですが、どうして蝉は自分の抜け殻を食べないのでしょうか?脱皮した後、殻を食べる虫と食べない虫、なにが違うのでしょうか?
園長:成虫になったときの抜け殻を食べる昆虫というのは、あまりいないと思います。
抜け殻を食べるのは、卵の殻を食べるチョウの幼虫など、その昆虫が、小さいうちに多いように思います。
小さいうちは、体力がなく、もし食べ物にありつけない状況が続いたら、すぐにダウンしてしまうので、殻を食べて元気を蓄えているのでしょう。
セミの場合、抜け殻は、とてもかたいし、成虫は、木の汁を吸いますので、味が口に合いません。
また、セミの口は、細くとがっていて、完璧に「木の汁」仕様になっているので、物理的にも口に合っていません。
724. 8.12.2001 from S.C さん
はじまして、今日草取りをしていましたら、トカゲの卵を見つけました。
子供の夏休みの自由研究として、卵を孵化させたいと思います。
家で容器に入れて、孵化させたいと思いますので、よきアドバイスをお願いします。
園長:そのタマゴは、ニホンカナヘビというトカゲの卵である可能性が高いです。(ニホントカゲの場合は、産卵の時期が初夏ですし、子どもが孵化するまでメスが卵を守ります。)
卵をかえすのに重要なことは、卵の上下を逆にしないこと。シールなどで印をつけておくと便利です。
そして、適当な湿度を保つことです。
ただ、産卵から孵化するまでに、40日ぐらいかかるので、ひょっすると、自由研究には間に合わないかも。
すべりどめのテーマも考えておいた方が懸命です。
723. 8.12.2001 from ひろりんのママ さん
小学3年生の娘が学校で飼育していたアゲハチョウのサナギが、寄生虫にやられてだめになってしまいました。
そこで、その寄生虫の種類が知りたいのですが…。
娘が言う事には「ニホンキバチに似ていた」との事なのですが…。
園長:せっかくのアゲハのサナギが寄生されていたとは残念なことでした。
ニホンキバチに似ていたということは、たぶん、アゲハヒメバチという種類ではないでしょうか。
このハチは、ひとつのサナギで1匹しか育つことができないので、もし、卵がふたつ産まれた場合は、2匹の幼虫が生き残りをかけて、サナギの中で殺しあいをするという恐ろしい習性を持っています。
722. 8.12.2001 from くまさん
初めまして、小学校5年生の娘が突然家に舞い込んできたカマキリを飼うと言い出しましてその娘から質問されたんですが、6本ある足のうち真中の右の一本がまったく動いていなくて「もうこの足なおらないの?」と聞かれたのですが、ずっと動かないままなのでしょうか?
園長:そのカマキリは、幼虫でしょうか?もう成虫になっているのでしょうか?(はねが短ければ幼虫、長ければ成虫です。 「舞い込んできた」というのが「飛んできた」という意味ならもうすっかり成虫ですね。)
幼虫であれば、次の脱皮の時に、動かないあしがなおるかもしれません。
成虫の場合は、たぶん、なおらないと思います。
でも、カマキリは生命力が強いので、あしが1本不自由なことぐらい全然平気だと思います。
721. 8.11.2001 from 舞ちゃん
私は、この夏休みに自由研究でセミのことについて調べたいと思っています。
そこで質問なのですが・・・セミはなぜ1週間しか生きられないのですか?
私は、不思議に思っています。
だから教えてください!よろしくお願いします。
園長:セミの寿命が1週間というのは、よくきく話ですが、羽化してから成熟するまでに4〜5日ぐらいかかり、実際には、2〜3週間は生きるようです。
これは、昆虫としては、特に短いわけではありません。
セミは、捕まえて虫かごに入れておくと、たいてい1〜2日で死んでしまうので、とても寿命が短い、 と思われすぎているのかもしれません。
それから、本当の寿命は、成虫の期間だけでなく、幼虫の期間も合わせるべきです。
たとえばアブラセミの幼虫は、土の中で7年も暮らしてから、やっと羽化します。
だから、むしろセミは、昆虫の中では、ずいぶん長生きな仲間です。
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