むし探検広場
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630. 6.30.2001 from M さん

 またまた名前教えてください

 ムギワラトンボを教えていただき、ありがとうございました。

 ムギワラトンボのいた草むらで撮った写真がまだ2枚あります。
 いずれも、名前が分かりません。
 1つはムシヒキアブの1種だと思うのですが、もう1つはさっぱり分かりません。

 ムシヒキアブと思われるものは、ハチかハエを抱えています(写真のピントがいまいち合っていないので、残念です)。アリの死骸も転がっています。

 この2枚の写真に写っている虫の名前を教えてください。
 よろしくお願いします。

  

園長:ムシヒキの方は、サキグロムシヒキでしょうか。100%の自信はありません。
 アリは、このムシヒキアブとは関係なく、たまたま写ったのでしょうね。

 もう1枚の方は、アナバチ科のキゴシジガバチです。竹ひごのように極細で まっ黄色の腰(腹柄といいます)がオドロキですね。


629. 6.29.2001 from K.M. さん

 先日は早速のご返事ありがとうございました

 どうも家のはバッタらしいという事がわかりました。
 早速リンゴを上げています。
 ところが、朝になってみると干からびていたので死んじゃった、と家族みんなでさわいでいたのですが、少し時間がたってもう一匹いる、ということに気付きました。干からびた物は土に返してあげたのですが、後で考えてみると、さて、はじめから2匹本当にいたのか?
 という話題になりみんなが全然気付かなかった、ということでひょっとするとバッタって、もしかして脱皮するの?という疑問が出てきました。干からびたバッタというのは抜け殻だったのでしょうか。今かごの中にいるのは前日見たバッタより一回り大きいので、やはり脱皮して大きくなったのでしょうか?
 思いつくたびに疑問を投げかけてしまって申し訳ありませんがおしえて下さい。
 「バッタは脱皮するのでしょうか?」

園長:ご安心ください。バッタは脱皮します。脱皮したとたんに急に大きくなります。
 そのひからびていたバッタは、99.9%抜け殻です。
 健康に育っている証拠ですね。  


628. 6.29.2001 from 蛍子 さん

 飛行機の中で飛んでいる蝿を叩こうとし、潰しかけましたが、死に際に蛆のミニチュアのように蠢くものを産み落としました。それを見て気持ち悪くなりましたが・・・
 で、聞きたいのですが、蝿は卵を産むものと思っていましたが、実際は卵胎生なのでしょうか?

園長:はえの中で、ニクバエの仲間は、体内で卵を孵化させ、一齢幼虫を生ゴミなどに産みつける卵胎生です。
 1回に50〜100匹ぐらいも産むらしいです。
 ニクバエはこんなのです。
 ↓
 


627. 6.29.2001 from だいすけ くん

 カミキリムシに何を与えれば飼えますか?

園長:カミキリムシは、たくさんの種類があって、食べ物もいろいろです。
 ハナカミキリという体が小さなグループは、花の花粉などを食べるので飼育はむずかしいです。
 体長4〜5cm以上の大きめの種類なら、カブトムシ用の昆虫ゼリーで飼える場合が多いです。
 見つけた木がわかっているなら、その木の枝を、葉がついたまま入れてあげてください。葉や木の皮を食べることがあります。
 あと、リンゴ、バナナなどもためしてみてください。
 また、直射日光はさけ、毎日きりふきをしてあげてください。   


626. 6.29.2001 from ぴろきち さん

 たびたびすみません。
 この“コクヌストモドキ”が、最近では1階のキッチンのあたりではなく、2階のサッシのあたりによく出るらしいのですが、外から入ってくる事はあるのでしょうか。
 また、関係ないかもしれませんが、新築の家に出やすいことってあるのでしょうか。

園長:コクヌストモドキ、外からはいってくることもあります。彼らも新天地を見つけるために飛び回りますから、ご近所等、よそで発生したものたちが、やってきているのかもしれません。
 2階のサッシというのは、屋内の光に引き寄せられているのかもしれません。
 新築の家に、コクヌストモドキが特に出やすいということはないと思いますが、特定の昆虫が大発生するケースが多い、ということは言えます。
 新築の家は、バクテリアやダニなどの微小生物をはじめとする生物環境が安定していないために、ちょっとしたことでバランスが崩れて、ある時ある虫が大発生してパタッといなくなる、というのが起こりやすいのだと思います。


625. 6.29.2001 from 後藤 悠太 くん

 アゲハチョウの幼虫を飼いたいのですが、どんな所にいますか?教えて下さい。

園長:アゲハチョウの幼虫は、幼虫が食べる植物をさがせば見つかりますが、種類によって食べる植物が違います。
 ふつうのアゲハチョウ(ナミアゲハ)やクロアゲハは、家の庭によく植えられているミカンやサンショウ、垣根に使われるカラタチの葉っぱを食べます。明るい場所にはえている植物にはアゲハが、ちょっと薄暗いところにはクロアゲハがよくいます。
 キアゲハは、畑や家庭菜園のニンジン、パセリ、ミツバの葉を食べます。
 アオスジアゲハは、校庭や公園に植えられているクスノキの葉を食べます。  


624. 6.29.2001 from カマタスエコ さん

 これ、なんでしょうか?

 どうも、いつもお世話になってます。
 友人が「ベランダ菜園のトマトのところにこれがびっしりー」とメールをよこしました。
 一瞬、テントウムシの幼虫かと思いましたが、
 なんかウニョウニョのほうを見ると違うようです。
 とりあえず、名前を知りたいです。
 あとは自力でなんとか調べます。
 どうかよい助言を!

  

園長:う〜〜ん、むずかしい。
 黒い方は、確かにテントウムシ系の幼虫っぽいですけど、トマトにつく定番種のオオニジュウヤホシテントウ、ニジュウヤホシテントウとは違うようです。クサカゲロウ系の幼虫にも似ているけれどやっぱり違うかな…。
 ウニョウニョの方も、ハエ・アブ系かなぁというぐらいしかわかりません。トマトにつくハエといえば、ハモグリバエという、葉っぱに入りこんで文字を書くような食痕を残す昆虫がいますが、それがこれなのかどうか…
 結局よくわからなくてスミマセン。

 皆さんの中で「ああ、これは…」というお心あたりのある方はメールください。
 (2枚の虫は、同じ種類かもしれないし、違う種類かもしれません)


623. 6.29.2001 from ボンゴ さん

 小学三年の息子が「今年の夏休みに昆虫標本を作りたい!」と言っております、どうやったらつくれますか?自分一人で作ると言っていますが簡単な作り方を教えてくださいよろしくお願いします。

園長:私は、写真ばっかりで昆虫採集はしないので、標本の作り方もあまりよく知りません。
 子どもの頃の乏しい経験からしかお答えできませんが、お許しください。
 とても簡単に昆虫の標本を作るには…

 ・まず、標本を作りやすい種類を選ぶ
 カブトムシ、クワガタ、カミキリなどの甲虫、セミ、チョウなどは標本作りが簡単です。
 トンボはおなかのところが折れやすく、バッタやカマキリは腐りやすいのであまり適していません。

 ・死んでから早いうちに形を整える
 何日もたってしまうと体が固くなってしまうので、死んでから早いうちに、カブトムシならあしの形を、チョウならはねの形を整えます。
 コルクボードのような柔らかいものに昆虫をのせ、ムシピンであしやはねをとめます。直接とめると折れたり破れたりするので小さな紙や細く切った紙を使って間接的にとめます。チョウは、胴の部分を溝に入れた方が綺麗に仕上がります。
 展示のために体の中央に針を刺しておくと便利です。
 とめおわったら、体が固まるのを待ちます。
 これで標本はできあがります。

 ・ナフタリンを入れた密閉ケースで保存します。
 標本は、そのまま置いておくと、カツオブシムシなどに食害されますので、ナフタリンを入れた密封ケースを作って保存します。
 何月何日に何処で誰が採った何という虫なのか、という情報を付けておきます。
 観察イラストやコメントも加えた方が楽しいですね。

 標本を半永久的に保存しようとするとやっぱり大変なので、一夏限りの作品とわりきって、楽しく作ることに力点を置きましょう。


622. 6.28.2001 from monnta さん

 先日、やけど虫といわれている『あおばありがたはねかくし』にさされました。
 初めはとても不思議でなんだろうと思っていたら、たくさんの人が知っていました。
 しかし、どんな虫なのかか誰一人知りませんでした。
 どんな形でどういうところにいるのか知りたいです。また、どういう治療が良いのかなどを教えてください。

園長: ハネカクシは甲虫の仲間で、体が細長く、前翅が短くて腹部が丸出しになっているのが特徴です。
 アオバアリガタハネカクシは、体長6〜7mmと小さく、頭と前翅と腹部の先が黒く、胸と腹部上部が赤くなっています。体液に毒があり、つぶれやすいので、被害に合う人が多いみたいです。つぶれなくても毒液を分泌して害を及ぼすこともあるようです。
 水田や川のほとりなど、湿った草地に多く、夜は灯火にも飛んできます。
 治療には亜鉛華軟膏とか、リファンプシン軟膏とかいうのが使われるらしいですが、よくわかりません。やはり、薬局やお医者さんに相談するのがいいと思います。     


621. 6.28.2001 from あかみね さん

 うむ 気になっていた

 614の人って、家に1000匹ぐらい虫が出た方ですよね?
 あれ読んで、その後どうなったのかとーっても気になってたので、後日談を見て結末を知って気がかりがとけた。でもそれを見つけた時はけっこう衝撃的だったのではないかと他人事ながら心配しています。
 私も、乾物や粉関係はおおきーな密閉容器に入れて、シリカゲルを入れています。シリカゲルはフライパンで炒れば何度でも使えるので経済的です。ガーゼの袋を作って使います。
 他にもいろいろ書きたいことはあるのですが、上の階の水漏れで今うちが水浸しなので、早いとこ片づけなくてはいけないので今日はコレにて。当分はシリカゲルどころではきかない位に湿っぽい家庭になりそうです。

園長:  あっ、ちょっと違います。
 恐怖の1000匹の方は、No.525の ぽこさんです。まだ一件落着のご連絡はないので、今頃3000匹ぐらいになっているのかもしれません。 
 あかみねさんのところも大変ですね。
 亜熱帯でそんなに湿っぽくなったら、なんかまた奇妙な生き物がご家庭に出現するかも。


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