むし探検広場
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1810. 2. 5.2003 from 園長(サイト管理者)

 メールマガジン「週刊へなちょこ動物」創刊のお知らせ

 このたび、当ホームページで生まれたへんてこな動物キャラを毎週1ぴきずつご紹介するメールマガジン「週刊へなちょこ動物」を創刊します。
 壁紙用の大きな画像や、いろいろなサイズのケータイ待ち受け画像がダウンロードできます。
 創刊第1号の配信予定は2月12日です。
 購読は無料ですので、みなさんもぜひご登録ください。

 ご登録はこちらから(サンプルもご覧いただけます)


1809. 2. 4.2003 from megatone さん

 はじめまして。
 虫の名前を調べていたら、こちらにたどり着きました。
 この虫は何という虫なんでしょうか?
 以前にも何度か目撃しましたが、とうとう捕獲しました!
 古い木造家屋内を徘徊していました。
 体長10ミリ程で、触覚?は15ミリほどあります。
 体型?は、平たい感じです。
 画質悪いですが、色は灰色っぽくて、派手な模様はありません。
 飼うつもりはありませんが、害が無ければ放っておきたいんです。
 (なんかレトロな風貌で愛嬌あるもんで・・・(~_~;)

 

園長:この虫は、昔から書籍などの害虫として知られている紙魚(シミ)の仲間です。
 在来種である「ヤマトシミ」と、ヨーロッパ原産で世界中にひろがっている「セイヨウシミ」が、屋内でよく見られる種類です。
 この写真の個体は触覚が長いのでヤマトシミの方だと思います。

 「レトロ」という表現はピッタリですね。
 シミの仲間は3億年ぐらい前には誕生していたグループで、現在の種類の風貌も原始的なままですので‥。
 また、日本古来の木造家屋によく棲みついていますのでそういう意味でもレトロな昆虫といえます。

 深刻な被害をおよぼすようなことはほとんどないのですが、書籍、衣類、貯蔵食品(小麦粉など)を食害しますので、やはり見つけたときは退治しておいたほうがいいかもしれません。


1808. 2. 3.2003 from ゆっこ さん

 私は、ナナホシテントウのことが、とっても知りたかったです!!
 全然のってないことものっていて、とってもうれしかったです!!
 3年生の授業で使います!!
 ありがとうございました!

園長:ナナホシテントウのページがお役に立ってよかったです。

 春になって、ナナホシテントウが冬眠からさめて出てきたら、ぜひ、実物を観察してください。

 ホームページには、もっとほかの生きものもたくさんのせていますので、またヒマな時に見に来てください。


1807. 1.31.2003 from ぎんちゃん

 はじめまして。どうしても知りたい“謎の虫”についていろいろ検索をしていたところ、こちらの広場にたどりつきました。
 “謎の虫”というのは、私にとっては、学校の教室でのごくごくありふれた1シーンのなかにでてきた虫なのですが・・・授業中、自分の机の上にいつのまにやらどこからか現れた、ちいさなちいさな虫です。
 長さは約1センチ。糸屑のような細いカラダで、シャクトリ虫のように這っていました。色は、木の枝のような茶色をしていたと思います。
 たぶん、教室の窓が開いていて、風に乗ってやって来たのだと思います。
 その健気に一生懸命這っている姿を見て「かわいい」と思って、授業中にボーっと観察していたものです。
 そんな思い出話を友人達にしたところ、「そんな虫知らない」「授業中に夢見てたんじゃない?」と、だれも信じてくれません。私は何度も見ているのですが・・・モヤモヤしています。
 いったいこの虫は何なのでしょうか?
 どうか心当たりがありましたら教えてください!
 写真もなく、普通どこに住んでいるのかもまったくわからず、伝えられる情報は他になにもなくてすみません。
 よろしくお願いいたします。

園長:その謎の虫、「シャクトリ虫のように這っていた」のなら、たぶん、ほんとうにシャクトリムシの一種だったのだと思います。

 シャクトリムシの親のシャクガの仲間は、日本だけで600種類以上もいて(チョウの全部よりも多い!)、シャクトリムシにも、小さいのから大きいのまで、黒いのから白いのまで、いろいろなのがいます。
 生まれたてのシャクトリムシには、実際、糸くずのようなものがいますし、遠征したり、風にのったりして教室に迷いこんで来ることも十分ありえます。

 種類まではわかりませんし、もしかしたらシャクトリムシ型のほかの生きものだった可能性もあるかもしれませんが、いずれにしても、私はそのへんてこな虫がほんとうに存在したことを信じて疑いません。 


1806. 1.31.2003 from やまとくん&お母さん

 あのね、学校のかえりにとかげを見つけたよ。名まえはくろすけ。
 くろすけは、小さい虫をたべるとおもうけど、いまは虫が見つからないよ。
 もう1しゅうかんなにもたべていないから、しんぱいだよ。
 やまと(6さい)


 ・・・いきもの、大好きの息子が悩んでおります。
 どう飼育したらいいのでしょうか?
 よく見かけるトカゲより、ずんぐりしていて、とても愛嬌があります。
 指先は吸盤のように張りつきます。
 体長は4pほど。体に薄い黒の横縞、尻尾は少し切れています。
 断食してるわりに元気です、ホントは冬眠していたのでしょうか?
 携帯電話のカメラで画像が悪いですが(^_^;) 

 

園長:このかわいらしいトカゲは「ニホンヤモリ」です。

 今の季節は冬眠しているはずなんですが、どうして出てきてしまったんでしょうね。
 ニホンヤモリは、気温が20度以下になると活動がにぶりますのでもし冬眠させずに飼う場合は、ヒーターが必要になります。
 ガなど、夏の夜に灯火に飛んでくるような虫が好物なのですが、冬の間はペットショップでエサ用のコオロギやミールワームを買って与えなければならずけっこう大変です。

 ちょっとリスクをともなうのですが、冬眠させる方がいいかもしれません。
 その場合は、飼育ケースに土を敷いて、植木鉢のかけらや木の板などを適当なすきまができるようにレイアウトし、プリンの空き容器のようなものに水を入れてケースのすみに置いてあげてください。
 飼育ケースは、玄関の隅っこなど、外気温に近くて温度変化が少なくて暗く静かなところにセットしてください。

 春になって暖かくなったら活動をはじめるので、がんばってガやクモをつかまえて与えてください。


1805. 1.30.2003 from 園長(サイト管理者)

 「むし探検メール」創刊のお知らせ

 このたび、昆虫ウォッチングのためのメールマガジン「むし探検メール」を創刊することにしました。
 ホームページでは見られない昆虫の生態写真や、季節の昆虫観察情報をがんばって配信したいと思っています。
 創刊第1号の配信予定は3月上旬です。
 購読は無料ですので、みなさんもぜひご登録ください。

 ご登録はこちらから(サンプルもご覧いただけます)


1804. 1.30.2003 from ゆうゴジ さん

 早速、お返事を頂きありがとうございました。
 冬眠状態ということは、えさは与えなくても大丈夫ということでしょうか?
 水換えもせずに静かにしておいた方が良いでしょうか?
 たびたびすみませんが、よろしくお願いします。

園長:越冬中は、生命活動じたいがほとんど止まっていて、エネルギー消費がほとんどなくなりますので、エサは与えなくて大丈夫です。
 エサを与えないということは、食べ残しも、フンも出ないので、水はほとんど汚れませんし、低温だと水の腐敗は進まないので、基本的には水換えも不要です。
 低温で温度変化が少ない場所に、できるだけ静かに置いてあげることが一番です。


1803. 1.29.2003 from 永岡 宗紀 さん

 初めてメール致します。
 先日奇妙な虫がベッドに死んでいました。
 私は田舎育ちで虫のことなら、結構知っているつもりなのですがこれは見たことが有りません。
 もし、心当たりがあるなら教えて頂きたいのですが・・・・

  

園長:ものすごく どアップな写真ですね。
 体長1cm弱ぐらいしかなかったんではないでしょうか?
 こんなに大きく鮮明に写っているのは驚きです。

 これは「カニムシ」の仲間のようです。
 カニムシは、昆虫ではなく、クモ、サソリ、ダニなどに近い生き物です。
 人間に直接の危害を及ぼすことはないと思います。
 おもに土の中や落ち葉の下、洞窟などで暮らしていますので、なにかの加減で家の中にまぎれこんだのでしょうか‥。

 ちなみに、以前いただいたメールで、ねずみ取りにかかったねずみの横にいた、という情報がありました。 → No.1035


1802. 1.27.2003 from ゆうゴジ さん

 こんにちは、お久しぶりです。ゆうゴジです。
 秋の終わりごろに、子供がタイコウチを捕まえてきました。
 はじめは、一緒に捕まえてきたヤゴを餌にしていました。そのうちに寒くなり餌になる虫もいなくなってしまいました。
 本を見ると魚の切り身を与えたら良いと書いてあったので、試してみましたがだめでした。 気になりながら毎週、水槽の水替えをするたびに、生きていると親子でホッとしています。
 暖かくなったら、逃がしてやろうねと話しているのですが、それまで餌をどうしたらいいのでしょうか?
 教えてください。よろしくお願いします。
 このままだとかわいそうな気がします。

園長:タイコウチは、野外ではこの季節は冬眠状態に入っていますので、へたに活動させるよりは、休眠させる方がいいと思います。
 私は、越冬させた経験はないのですが、本で調べてみると、飼育ケースの中に湿らせた土を敷いて、そこに湿らせた枯れ草などをたっぷり入れ、その上にタイコウチを置いてやると、自分でもぐりこんで越冬するようです。
 ケースの蓋の下には、小さな穴をあけたビニール袋をはさんで湿気を保つようにし、玄関など、外気温に近くて暗く静かな場所に置いてあげるといいと思います。
 でも、たぶん、そこまでしなくても、水の中に入れたままの状態でも、氷結にさえ注意すれば、そのまま冷暗所に置いておくだけで越冬させられるような気もします。(水の量は少なめがいいと思います)


1801. 1.27.2003 from TAHARA さん

 この前はご丁寧にご返事ありがとうございました。

 実は昨年の11月ごろ近くの公園の小さな花壇の中で見かけて写しました。
 1cmにも満たない大きさのカメムシと思うのですが、ネットでいろいろ探しましたが名前が判りません。(背中のハートマークが気になってます)
 もしお判りに成ったらお教えいただけますでしょうか?

 デジカメはじめて9ヶ月です。もともと生物が子供の時から好きで、花や昆虫類を写したくて接写のしやすいカメラにしましたが、花はまだしも昆虫はとてもフレームに残ってくれません。
 園長さんは、銀塩のカメラで、望遠のきくマクロズームのレンズとかお使いなのでしょうか?
 どのようなカメラで写されてるのでしょうか?
 つゆむしのみごとなクリっとした目が可愛いいです。
 ピントが凄いですネ!
 私は写せるのは接写ですと、昆虫は脱皮したてとか、雨に濡れてるとか、寒い時くらいです。
 でも何とか頑張って少し昆虫が動きだすようになったらご近所の花壇公園、林を歩くのを楽しみにしています。

 勝ってなお願いですみません、いつでも結構です。
 宜しくおねがいいたします。

 

園長:このハートマークをつけたチャーミングなカメムシは、「エサキモンキツノカメムシ」という種類です。
 11月ということは、越冬に入る直前だったんでしょうね。
 今頃は、この写真に写ったカメムシ君も、どこかでじっと冬眠していることでしょう。

 私が今おもに使っているカメラは、300万画素のリコーのデジカメ(RDC-i500)です。 レンズ先1cmでもピントがあうのでとても重宝しています。
 マニュアルフォーカス機能がないのがちょっと不便なのですが、微妙なピント調整が必要なときは、オートフォーカスしてから、カメラ自体を少し前後させるという原始的な方法で対応しています。
 デジカメの場合は、銀塩カメラのようにフィルムのランニングコストを気にしなくていいので、シャッターチャンスがあれば、とにかくたくさん撮るようにしています。

 昆虫を撮影するときは、このカメラで10cm以内に近寄って撮ることが多いです。
 ちょっと慣れれば、昆虫に近寄ることは思っているほど難しくありません。
 昆虫を見つけたら、自分の殺気をできるだけ押し殺す気分で、ゆっくりと近づきます。昆虫は横の動きに敏感なので、昆虫に向かってまっすぐすすむのがコツです。また、一回逃げられたとしても、同じ場所で待っていたらもどってくることが多いものです。
 動きが速い虫の場合は、むやみに追いかけるよりも、相手の行動をよく観察して、やってきそうなポイントで待ち伏せるほうがいい写真が撮れたりします。


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