むし探検広場
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1860. 3.29.2003 from 伴さよ子 さん

 巨大アリ発見!!

 庭の草むしりをしていて、大きな岩をのけたら、そこにいたのですよ。
 1cmほどの蟻たち数十匹と共に、2cmほどの黒い蟻サマ。
 とにかく、でかい!!
 羽はありません。ごつごつした胸と、中身がつまってそうなおなか。
 あー、もう目が離せません。
 とりあえず、虫かごにいれて捕獲しましたが、
 これ、どうやって飼ったらいいんでしょ?
 写真でお見せできないのが残念です・・。

園長:たぶん、その巨大アリは「クロオオアリ」の女王ですね。
 飼い方としては、本格版と簡易版の2種類があります。

 ■本格版
 ・プラスチックの飼育ケースに、加熱殺菌して少し湿らせた土を、ケース上部数センチだけ残して、いっぱいに入れます。
 ・ケースのまわりを黒い紙で覆います。
 ・土の上に小さくきったアルミホイルで作った皿を置き、エサ(煮干、昆虫の死骸、果物、乳酸飲料や砂糖水を綿にしみこませたもの等)を入れます。
 ・目の細かいものでしっかりフタをします。

 女王アリは、ふつう、ケースの壁沿いに巣穴を掘り始めるので、ある程度巣ができてきたら、黒い紙をとって中の様子を観察することができます。

 ■簡易版
 透明なタッパー、シャーレなどに、土は入れずに、上記のエサを直接入れます。
 タッパーの半分を赤いセロハンで覆ってねぐらを作ってあげます。
 巣作りは観察できませんが、子育ては観察できるかもしれません。

 本格版、簡易版とも、エサの交換はこまめに行うようにしてください。


1859. 3.28.2003 from smy さん

 バッタのことを調べていたらここに辿り着きました。

 いろいろなことが書いてあり読んでいるだけでとても楽しいです。

 実は、とても曖昧な記憶で申し訳ないのですが以前、聞いた話が本当かどうか気になっています。

 「緑のバッタが密集して生活することで体の色が茶色い、(凶暴な)バッタに変化していく」というのは、事実なんでしょうか?

 本で読んだような気もするんですが、何だか詳しく知りたかったので。
 もしよろしければ、教えていただければと思います。

園長:それはほんとうの話です。そのように変化するので有名なのは私たちの身近にもいる「トノサマバッタ」です。
 トノサマバッタには、普通に見られる緑色(または褐色)の「孤独相」と呼ばれるタイプと、密集状態で発生する「群集相」と呼ばれるタイプがあります。
 群集相は、色が黒っぽくて翅が長くスポーティな感じです。
 同じ場所にたくさんの個体がいるとエサが不足するので、遠くに移動できるように飛翔力が高い姿に変わるのだと言われています。
 群集相は、大群になって移動することもあり、通り道の植物をすっかり食べつくしてしまいます。時には仲間の死骸などを食べたりすることもあるようです。


1858. 3.26.2003 from k、ラビ さん

 kらびです、お返事ありがとうございます、
 カエル蛾について続報です、

 サイトの図鑑を拝見させていただきました所、形ですがヒメエグリバやキクキンウワバのような形をしてましたのでこれらの変種ではないかと思います。

 お尻の方に顔があるって奴です、
 羽の色は色は緑色をしてて目の部分は瞑った様に線が入ってました(これには驚きですtっていうかこれにだまされた)
 たしか、昔、生き物はおしりから突っつかれた事を想定して擬態を作るって聞いた事ありますのでそれで、おしりにかえるの顔があるような形にしたのかなって思いました
 最後、窓をたたいたら、ふらふらと夕日の中にとんで行きました、、、
 しかし、こういう事って良くあるものなんでしょうかね、、、
 まぁ、一度見れたことですし、もし、この蛾の子孫がまた我が家のどこかに付着してたらぜひ写真をとって送ります

園長:追加情報ありがとうございます。
 カエル蛾のことが気になって仕方がないので蛾の図鑑で調べてみたのですが、「これに違いない!」というものは見つけることができませんでした。

 一番それっぽかったのは、モクメヤガの仲間の「ギンモンモクメ」という種類で、前翅の地色が緑色で白い斑紋や筋があり、白紋のうちのひとつに黒い筋があって、目のように見えます。かなり珍しい種類で、新潟、福井、岡山などで稀に見つかっているようです。
 ネット上には全然情報がなく、写真も確認できないので、生きてとまっているときにどんなふうなのかはわかりませんがちょっと怪しいかな、と思っています。

 そのほかでは、キクキンウワバに近いリンガの仲間には緑色のものが多く、春先に出現する種類もいるようなのですが、私の持っている図鑑で見る限りではカエルっぽいものはいませんでした。

 もし写真撮影に成功されたら、ぜひ送ってください。


1857. 3.26.2003 from いちばん さん

 毎日、必ず「むし探検広場」を拝見しています。園長先生のユーモアたっぷりの語り口にはいつも感心しています。園長先生は虫にも人にも大変優しい方とお見受けしました。

 添付写真は、左側のオオメナガカメムシが、右側の白いムシに口吻を差し込んで白い虫の生き血を吸っているところです。
 
 6月ごろ、この白い虫がそよ風に乗ってふわりとふわりと動いていました。手のひらで捕まえて見るとかすかに動いているので、虫だということがわかりました。

 しばらくしてフキの葉の上でオオメナガカメムシの犠牲になっているのを見付けたのがこの写真です。

 こんな小さい動物は誰の注意も引かないと見えて、何冊も検索してみたのですが、昆虫図鑑には記載されておりません。

 すみませんがどうかこの白い虫の名前を教えてください。

 

園長:こんな小さな虫をとても鮮明に撮影されていますね。
 白い虫は、詳しい種類はわかりませんが、アブラムシ科のワタムシの仲間ではないかと思います。


1856. 3.26.2003 from ダッチ さん

 こんにちは!!はじめまして!
 ダッチといいます☆

 昨日の夜、家の中の床にチョウチョがとまっていました。
 近づいても、飛ばないので、外へ逃がしてやろぅと思い外に出してあげたんです。
 そしたら、よっぽど寒かったのか、パタンと倒れてしまって、いそいで家の中へいれてやりました。

 おそらく、去年の冬寒くなる前に家の中にいれていた、植物に卵がついていて、ふ化したのかなぁと思っています。

 お昼になって暖かくなったら逃がしてやろぅと思ったのですが、夜になるとまだ寒い季節なので、家の中で箱を網でフタしたものに入れてあげました。

 えさとかもなにをあげてよぃのかわかりません。

 たぶん、アオスジアゲハだと思います。

 どぅしたらよぃのでしょうか。

 教えてくださぃ!!

園長:それは卵から育ったのではなく、植物か何かにサナギが付いていて、暖かくなってきたので羽化したのだと思います。
 ダッチさんの住んでられるところは暖かいので、今の季節なら、もう外に逃がしても大丈夫だと思います。

 最初逃がしたときに動きが悪かったのは、気温のこともあるかもしれませんが、まだ羽化したてで、翅が充分に乾いてなかったせいのような気もします。

 エサは、砂糖水や、蜂蜜を水で溶かしたもの、乳酸飲料などです。綿にしみこませて、触角や前脚でさわらせたり、爪楊枝などを使ってチョウの口を伸ばしてさわらせて飲ませます。

 でも、暖かい日の昼間に、外に逃がしてあげるのがやっぱり一番いいと思います。


1855. 3.25.2003 from k、ラビ さん

 k、ラビと言います

 今回、僕がこのサイトを利用するきっかけになった事を書きます
 去年の秋ごろです
 一匹の緑の蛙が網戸に引っ付いてました、でも、、、、
 良く見たら写真でカエルを写したようにカエルそっくりな羽をしてる蛾でした(窓の裏から見て判明)
 蛾の羽には3つ叉の手もちゃんとついてて、めん玉もありました、
 そのカエル蛾(勝手に命名)を見た瞬間、その蛾の事を詳しく知りたくなったと同時に擬態って言うのですか?生き物の進化って面白いなと率直に感じたので今回このサイトを見てみようと思いました
 いやぁ、やっぱり、生き物ってすごいわ(^^;

園長:その不思議なカエル蛾の正体は判明したんですか?
 私はそんなガがいることは今まで知りませんでした。
 もし正体がわかったのならなんという種類だったのか教えてください。


1854. 3.24.2003 from ねこたろー さん

 更に質問してよろしいでしょうか?
 と、 書き始めるのですが・・

 ずっとイラガの卵では?と思っていた卵があり今回お返事いただいて 違う虫さんのもののようです。
 何虫さんで 幼虫・成虫はどんな虫でHPに載っているかどうか 教えてください。

 柿の葉の裏に白くマシュマロを扁平状&帯状にしたようなもので つっつくと厚みのある部分にミカン色の卵?のような部分があります。 かなり小さいので卵かどうかもわかりません。 マシュマロ部分は5mm巾位で長さは5mm〜3cm位です。比較的木の下の方に多いので 鳥さんに見つかり難い場所に産んでいるのかな?と勝手に思ってます。 
 柿の花の少し前くらい?5月位だと思います。

 ゴキさんとムカデさん 白アリさんは好きになれませんがなんとなく虫さんが好きで植物も好きなおばさんです。
 消毒や殺虫剤で虫を駆除するのが 仕方なくても嫌でストレスになり 親達が消毒する前に庭の虫捕獲隊として見回ります。結局 殺虫罪を犯してしまう訳ですが全滅はしないだろうと。自己満足なんですが・・
 捕獲殺虫が遅れると 親達の消毒が始ります。
 薬で庭の環境が崩れれば もっと要駆除の虫さんが増えると思うのですが。

園長:そのマシュマロ状のものは「オオワタコナカイガラムシ」の卵のうではないかと思います。
 カキ、ナシ、リンゴなどの害虫としてけっこう知られている種類です。

 薬によって環境のバランスが崩れもっと要駆除の虫が増える、というのは確かに真理ですね。害虫を食べてくれる天敵もいなくなってしまいますものね。

 (うちのサイトの昆虫図鑑にはオオワタコナカイガラムシは掲載できていないので、ねこたろーさんにはよそのサイトをご紹介していきました。)


1853. 3.23.2003 from ルリシジミ さん

 こんにちは

 今日はじめてHPにお邪魔しました。

 エゾアカヤマアリの話題を拝見し、昨年5月3日、札幌にある八剣山という500m程の山の頂上付近に多数いた大きな赤いアリのことを思い出しました。

 もしやと思ったとおり、やはりそれはエゾアカヤマアリに間違いないようです。あまり鮮明ではありませんが画像を送りますので、確めて頂けますでしょうか。

 よろしくお願いします。

 北海道岩見沢市  ルリシジミ

 

園長:確かにエゾヤマアカアリのようです。
 札幌の近くの石狩湾沿岸にはこのアリの巨大コロニーがあって、そのコロニーを構成する巣の数やアリの個体数は世界最大らしいです。


1852. 3.23.2003 from ねこたろー さん

 埼玉の ねこたろーです
 イラガの幼虫と繭は知ってましたが 成虫はHP上で知ることができました。
 よく見かけます。

 もし ご存知でしたら教えてください。
 イラガの卵の特徴と季節を。

 よろしくお願いします。

園長:イラガ」の卵は黄白色〜黄色の楕円形で、1個ずつ葉に産みつけられます。季節は、ふつうは、5〜6月頃と8月頃の年2回です。

 同じイラガの仲間でも卵の産み付け方はまちまちで、近頃街中にも多い「ヒロヘリアオイラガ」の場合は、葉の裏などに50個ぐらいの卵をかためて産みつけます。


1851. 3.20.2003 from ナル さん

 園長先生お返事ありがとうございます。
 洗濯物にフンをされるという件で、ミツバチが飛びながらというお返事でしたが、やっぱりわざわざ止まりに来るんです!
 洗濯物を干してからじっと観察していたんですが、5分もしないうちに1匹がやってきてTシャツに止まってフンをし、離れたと思ったらすぐに違う部分に止まってまたフン・・・。
 あっという間に5箇所にされちゃいました。挙句の果てには窓を開けて観察していたんでカーテンにも3箇所。ひどすぎる!!何か匂いも関係あるのでしょうか?
 2階建てンションの2階なんですが1階は被害が無いみたいです。やっぱりどこかに巣があるんでしょうか?蜂は1、2匹しか見ないんですが。
 因みにこれはフンなんですよね?
 虫が好きな方のページなのにこんなこと書いてすみません。でも専門の方になにかヒントを頂きたくって書き込みしました。

園長:そうですか。直接洗濯物にとまってフンをしているんですね。(お尻から出しているのならやっぱりフンだと思います。)
 なんかいかにも意味ありげな行動ですが、なぜそんなことをするのか残念ながら私の知識ではよくわかりません。

 わざわざ洗濯物に寄ってくるのであれば、巣が近くにあるかどうかはあまり関係なさそうです。
 おっしゃるように匂いが関係している可能性はあると思います。
 柔軟剤の使用をひかえたり、無香性の洗剤を使うと効果があるかもしれません。(でも、カーテンにも寄ってきたんですね‥)

 あまりお役に立てなくてスミマセン。

 皆さんの中で、こんな悪さをするハチについて何かご存知の方がいらっしゃったらメールください。


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