250. 8.15.2000 from コウタロウくん
こんにちわ。ぼくは、セミの研究をしている小学校の2年生のコウタロウです。
毎日、自分のにわのセミがらを探しています。そこでしつもんですが、せみがらの背中についている白い糸みたいはものは、なんというもので、なんのためにあるのですか。
ぼくは、「いのちづなみたなものかな」と思っていますが、よくわかりませんので教えてください。
それと、去年は144匹のせみがらを見つけましたが、今年はまだ73匹で去年よりずっとすくないです。おとうさんやおかあさんも、「今年はせみの声が少ない気がする」といっていましたが、ほかのところでもそうですか。なにか原因はありますか?
園長:にわで、何十匹ものセミが羽化するなんてすごいですね。
白い糸のことですが、セミのおなかの両がわに、気門(きもん)という呼吸をするための穴があるのですが、それにつながっているものだったと思います。なんという名前なのかは知りません。なんのためにあるのかも良くしらないのですが、羽化のとちゅうでも息ができるようになっているのでしょうか。
たしかに、セミの数は、年によって差がありますね。うちのまわりでは、今年が特別少ないようには思いません。
今年のセミは、だいたい6〜7年前に生まれたものなので、そのころに何か原因があることも考えられます。
セミの研究、がんばってください。
研究がまとまったら、また教えてくださいね。
249. 8.13.2000 from 紅豚さん
昆虫は何を感じて動いているのですか。よく見てると何か規則的なものを感じます。
それともうひとつ 身近にいて 危険な昆虫はどのくらいいるのですか
お願いします。
園長:そうですね、昆虫の動きというのは確かに規則的、機械的ですよね。
昆虫が感じているものは、種類によっても違うでしょうが、
・光、色、光の明滅
・動くもの(特に横方向に動くもの)
・匂い、フェロモン
・温度、湿度
・重力、磁力
など、あらゆるものに及びます。
身近にいて危険な昆虫はいっぱいいます。
命にかかわるほど危険なのは、お尻の毒針で刺すスズメバチの仲間。
その他、毒毛を持つガの仲間…ドクガ、イラガ(幼虫)など
口で刺すカメムシの仲間…サシガメ、マツモムシなど
口で刺して血を吸うアブの仲間
などなどが危険です。
(紅豚さんは「メールアドレス掲載可」となっているのですが、アドレスを書いてもらってないので掲載することができません。投稿フォームのアドレス欄に、アドレrス書いておいてくださいね)
248. 8.12.2000 from ひでさん
はじめまして。
小学校の教員をしています。
先日、プール監視のお姉さんから、「先生、トンボって夜どこでどのように過ごしているんですか?」
という質問を受けました。
私も詳しく知らないので、できれば教えていただきたくメールしました。
どうぞよろしくお願いします。
園長:トンボのように昼間に活動する昆虫は、人間と同じで夜は睡眠しています。
園長も見たわけではないのですが、たぶん、トンボの場合、ヤンマ系の大きな種類は、水辺近くの樹木内の枝にぶらさがり、イトトンボ系の小さな種類は、草の上にとまって、じっと寝るのだと思います。
247. 8.12.2000 from てんさん
園長先生へ
写真まで見せていただいてありがとうございました。
でも・・・私達が見たのは違う種類の昆虫のようです。
写真を撮れなかった事が非常に悔やまれます。
今度、同じ道を通ったとき・・・ もし、又遭遇したら、必ず撮影します。
余談ですが、今まで1度も見たことのない虫だったので農林水産省に質問したら、刺されましたか?噛まれましたか?捕獲されましたか?写真は?・・・それではちょっとなんですな・・・と怪しい人に思われてしまいました。まっ当たり前ですが(^^;)
どう見ても巨大なハエだったんたけどな・・・
自分も都立図書館に行って調べてみます。
でも、園長先生は真面目に回答してくれました。とても感謝しています。
自分も都立図書館に行って調べてみます。
園長:(すぐ下の246の続報です。)
違ってましたか…。図書館で調べるときには、ウシアブ、アカウシアブあたりをマークしてみてください。
でもしかし、本当に怪しい昆虫なのかもしれません。
その昆虫がもし何か大事件をひきおこしたら、農林水産省の初期対応が問題になりますね。
246. 8. 9.2000 from てんさん
教えて下さい。
先日車で千葉の海に行った際、私の運転する車のフロントガラスに見た事もない巨大なハエ(?)が、とまりました。撮影は出来なかったのですが、かたちは、どう見てもハエ(2つの目がハエと同じ形でした。動きもハエ)で、腹の色は、薄い灰色がかったグリーンで、蛇腹状のお腹、お尻は少し尖っていたように記憶しています。全長約4.5センチで幅は約1センチ位・・・こんな大きなハエって日本にいるのですか?
危険な虫ではないですか?
強烈に気になっています。どうか教えて下さい。
園長:4.5センチというのはでかいですね。こんな大きいのはふつう日本にはいないはずです。
3センチ程度のものなら、シオヤアブなどのムシヒキアブの仲間や、ウシアブの仲間がいます。
シオヤアブは細身で、脚が太めです。
ウシアブは、普通のハエとほぼ同じ体型をしています。
ウシアブの場合は、人間の血を吸うことがあります。肌の出ているところや、うすい靴下などの上に止まって、とがった口を刺します。
245. 8. 9.2000 from しょうちゃんのママさん
こんにちは!キャンプにいってきました!
奈良県吉野郡大塔村というところ(とにかく山奥です)で、スマートなセミのような虫
が、ロッジの網戸にとまっていました。帰ってから図鑑で調べてみましたが、カゲロウ
によく似ていました。標高800メートル位の所でしたが、考えられるものは、何でしょうか?写真がなくて、申し訳ありませんが、よろしくお願いします。
園長:大塔村は星のきれいなところですよね。
天の川など見られましたでしょうか?
「スマートなセミのようで、カゲロウに似ている」
というのはなかなか難しい。
カゲロウに近い昆虫で、ヘビトンボというのがいますが、合っているかどうか、あまり自信はありません。ヘビトンボは、体長4cm前後で、首の部分が長くて、幅広めの透明のはねをもち、やや恐ろしげな姿をしています。
244. 8. 8.2000 from T.Y.さん
ちょうちょをつかまえたりしていると、羽のちぎれたごまだらちょうや,あげはがいたりすることがあります。ちぎれた羽は生えてくるのですか?
園長:ざんねんながら、ちぎれた羽は、もう2どと生えてきません。
ちょうの羽のきずは、鳥がちょうをつかまえようとして、しっぱいしたときにできることが多いです。こんど、どんなちぎれかたをしているか、かんさつしてみてください。
(このメールは「掲載不可」となっていましたが、返信アドレスが記載されていなかったのでお返事ができず、お名前をイニシャルにして掲載することにしました。)
243. 8. 7.2000 from ケントさん
質問です。
くわがたは、卵から成虫になるまで、何日かかりますか?
教えて下さい。
園長:種類や栄養状態、環境によっても違うようなのですが、一番短くても1年はかかります。その場合は、夏に産みつけられた卵からかえった幼虫が冬を越し、翌年の初夏に成虫が出てきます。
一般的には、幼虫で2回冬を越し、さらに、羽化した成虫が木の中でそのまま越冬するので、結局足かけ4年もかかることが多いようです。
242. 8. 7.2000 from T-UCHIYAMAさん
はじめまして。突然、メールを差し上げてすいません。今日、鹿児島の霧島の麓で
「たまむし」をもらって東京に持って帰ってきました。
全体が輝く緑色に包まれた虫です。インターネットでも調べたのですが、はっきりと種類や飼い方が分かりません。ご存知でしたら、アドバイスを御願い致します。よろ
しくお願いいたします。 園長:全体が輝く緑色というのは、アオタマムシでしょうか。はねに細かい筋があって、体の側面が金赤色を帯びていたらアオタマムシに違いありません。幼虫は針葉樹の材を食べるようですが、成虫の食べ物がわかりません。
ご存じの方がいらっしゃったらメールください。
241. 8. 7.2000 from 浩子さん
せみについて質問です。
せみは、鳴いた後すぐに逃げるように飛び立ってしまうように思います。
どうしてですか?
また、木にとまっている間、ずっと鳴いているのは何でですか?
教えてください。
園長:鳴いた後にすぐ飛び立つ…、そういわれればそのような気がしますね。
どうしてかはよくわかりませんが、鳴いているのはオスがメスを呼んでいるのですから、「ずっと鳴いてみたけどこの場所ダメみたい」と思ったオスが場所替えをするために、他のポイントに向かって飛ぶのかもしれません。
ずっと鳴いているわけではないはずですが、何しろ成虫の寿命が1週間程度と短く、その間に結婚相手を見つけなければならないので、ほぼいつも鳴き続ているのでしょう。
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