200. 6.24.2000 from J.T.さん
今日、夜9時頃、長男(小学校4年生)が“ケラ”を捕まえてきました。
私(42歳)もケラを見るのは小学校以来で懐かしく思い、長男と相談して飼ってみる事としました。
どのような環境をつくってやれば良いのでしょうか?
食べ物は何をあげたら良いのでしょうか?
教えてください。
宜しくお願いします。
園長:飼育ケースは大きいにこしたことはありませんが、幅20cmぐらいのものでも大丈夫です。
土を入れてもいいのですが、園芸用の水ゴケの方が良いようです。水を張ったバケツで水を十分に吸わせて、きつく絞ってから、ケースに入れます。深さは最低10cmは欲しいところです。
乾燥に弱いので、水分を保ってあげることが大切です。
雑食性で、自然の状態では、ミミズや小昆虫、雑草の根などを
食べていますので、動物質と植物質の両方のエサを与えてください。
動物質…小型のミミズ、ニボシ、豚肉の赤身(1cm角)
植物質…リンゴ、枝豆、落花生、野菜(2cmのかけらにして)
ケラはケースの縁に沿って動くので、壁の近くの深さ3cmぐらいのところに
エサを埋めてあげます。(肉などくさりやすいものは小皿に入れて地面に置く)
動物質のエサは同じものばかりだと飽きるので、いろいろなものを与えてください。
ペットフードでも代用できるみたいです。
199. 6.22.2000 from モカさん
こんにちは。いろいろ探してみたのですが、いいページが見つからなかったので教えてください。
最近、子供が友達からサワガニを頂いてきたのですが、どんどん死んできてしまいました。子供の頃に私も飼っていた記憶があるのですが、あまり良く覚えていません。
また、その中の数匹が卵をもっているのですが、せっかくなので無事に孵してあげたいと思っています。
上手な飼い方と、卵を持っているカニの飼い方を教えてください。よろしくお願い致します。
園長:サワガニは、メスが50個ぐらいの大きな卵をお腹に抱えて守る、母性愛にあふれたカニです。
普通のカニの卵からは、プランクトンみたいな小さな子供が出てくるのですが、サワガニの場合は、親と同じ形の稚ガニが生まれてきます。生まれてから2週間ぐらいは、親のお腹に抱かれて育ちます。
卵を持ったメスは、ほかのカニとは別にして、1匹ずつ飼うのがベストです。とにかく静かな環境を作ってあげてください。暑さには弱いので、温度が上がりすぎないよう、直射日光などに気をつけてください。
親のエサは、イトミミズ、刺身、シラス干し、ゆで卵の白身
などで、残ったエサはこまめに取り除いてあげてください。
生まれた子供が、親から離れたら、熱帯魚用のフレーク状のエサをあげてください。できれば、子ガニは、深めに水を張った水槽で、エアーポンプを使って飼ってあげるのがいいのですが、ちょっと大変ですね。
198. 6.19.2000 from T.M.さん
お忙しい中、大変に申し訳ございませんが、以下の件をご教授いた
だけますでしょうか?
7歳の娘が、ショウリョウバッタを採ってきました。死なないよう
に餌を与えたいとのことですが、情けないことに私にはわかりませ
ん。
何卒宜しくお願い致します。
園長:ショウリョウバッタは、ススキの葉が好物ですので、茎ごとちぎってきて、水を入れたガラス瓶にさしてあげてください。
副食としてリンゴなどもあげてください。
ススキの葉は、すぐパサパサになるので、1〜2日おきに取り替えてください。
ススキが手に入らない場合は、エノコログサでも代用できますが、
あまり喜んでは食べません。
197. 6.18.2000 from KYさん
3月27日、ついにギフチョウのビデオ撮影に成功。
と、いってもひなたぼっこをしているシーンだけ。
スミレの花と戯れる姿は撮れませんでした。
でも、もうほとんど見られないといわれていた場所で見られたので、うれしくてしょうがありません。
それから1週間おきに6回通いましたが、4月末まで見られました。
この場所は東京からかなり近いのでとても心配です。
やはり嗅ぎつけて網を持っている人たちがいるのです。
どうして採っちゃうのかな、こんなに可愛い生き物を。
園長:ギフチョウの撮影成功おめでとうございます。
食草(カンアオイなど)のはえている発生地は見つけられましたか?
発生地の周辺でねばったら、交尾や産卵シーンも撮れるかもしれません。
来年ぜひチャレンジしてください。
採集者が入っているとのことですが、KYさんの撮られたビデオが、「貴重な過去の記録」になってしまわないように祈りたいですね。
196. 6.17.2000 from M.U.さん
小学二年の息子がいる者です。
ホームページを見させていただきました。
大変よくできているので感心しました。
これ一人で作られたのですか?それとも仲間の方とでしょうか。
多分小さいころから昆虫が好きで自然に関わってきたのかなと勝手に想像してます。
お子さんもこの分だと二代目昆虫博士?
我が家ではカブトムシを飼ったぐらいで、私自身昆虫の名前は名の知れたものしか知りませんので、当然子供にも教えてやれません。
昆虫に限らず植物とか自然にもっと子供を触れ合えさせたいと思ってはいるものの、親が興味持ってないと子供もついてきません。
この前もアメンボはなに食べるの?と聞かれました。
「まぐろ」食べるのかな。プランクトンじゃないのかな・・・。
まあこんなあんばいで、鋭い質問に困り果ててます。
ほんとになに食べるのだろう??
なんか変なことばかり書きましてすいません。
これからも大好きな昆虫のことをいろいろとホームページで紹介してください。
またよらしていただきます。
園長:ホームページは、園長が単独で制作しています。
3年以上かかって、少しずつ作りためています。
ご想像のとおり、小さいときから生き物が好きで、そのままおじさんになってしまいました。
うちにも小2と幼稚園年長の息子がいます。確かに、子供の質問や発想にはハッとさせられることが
多いですね。
この前も、次男に、アマガエルがまわりの色彩によって、自分の色を変えるのだということを教えたところ、
「そしたら、水の上におったら、透明になるんやな。クレヨンの上にとまったら、虹色になるな!」
と返されて、驚いてしまいました。
アメンボは、動物食で、水の上に落ちた他の昆虫の体液を吸ったりして生きています。
アメンボのようすを気長に観察していると、食事しているところも見られると思います。
弱った昆虫を池の上に落としたら寄ってきます。
↓アブの仲間の体液を吸うヒメアメンボ
195. 6.13.2000 from kozi さん
イタドリ虫の成虫が判りました!メイガの仲間でウスジロキノメイガです。後は、「やなぎ虫」が判れば・・・・。どなたかご存知有りませんか?
園長:(189の関連です。) どうやら、ガ関係があやしいですね。
直接わかったわけではないのですが、今日、図鑑を調べていたら、コスカシバというガの幼虫が、やなぎの茎の中に入って育つことがわかりました。
ブドウ虫の正体だったブドウスカシバと近い種類で、幼虫もよく似ているので、とてもあやしいように思います。
194. 6.13.2000 from CAMさん
はじめまして。
わたしは、大学で鶏卵培養にて実験を進めている者です。
お聞きしたいのですが、鶏卵を透かして有精卵かどうかを調べる方法があると聞きました。
どのように調べるのか知ってらっしゃる方、方法を教えて下さい。
園長:中の胚が育ってきたら、透明感がなくなったりするのでしょうか?
ご存じの方はメールください。
193. 6.12.2000 from dear. さん
地球上の100万種類もの動物の中で80万種類を占めるのが「昆虫」であって、その中の1つの種類を探すのも命がけの行為だと言うことを、昨日初めて知ったあさはかな私です。そうはいうものの、図書館へ行って、図鑑を調べればきっとわかるのだと信じてきた私は、あきらめもわるく、「きっと、知っている人が、必ず見たことのある人が、いてくれるはず!」と考えずにはいられません。ああ、どうか、かすかな記憶でも、かまいません。お心当たりのある方は、お話ください。
実は、カミキリムシなのです。形は、キボシカミキリにほぼ似ていますが、頭の中央の白い縦線は、ありません。なにより、色は、赤です。また、ゴマダラカミキリのように、白い斑点があります。他のカミキリムシ同様にキィキィ、もしくは、チィチィ、もしくは、ギィギィと音を出します。一応、まだ生きてます。洗濯ネットもモノともせず、ぼろぼろにかんでしまって、今は小さな缶に桜の葉っぱ2枚とともにいれています。もちろん、こんな環境ではだめでしょうが、もうどうしようもありません。ベランダにぽつんと、うずくまって(休んで?)いたのです。思わず、手にとってしまったというわけです。大体の種類でかまわないのです。解り次第、逃がしてやりたいのです。
どうか、よろしくお願いします。
園長:斑点は白なんですよねぇ。黒なら、ホシベニカミキリだったところなのに、おしい…。(おしかってもしようがないけど。)
このカミキリくんを自由にしてあげるために、どうか、ご存じの方はお知らせください。
追記:その後、上記メール文中の、カミキリムシの斑点は、黒色の誤りであったことが判明しました。
192. 6.11.2000 from 茨城県のkumaさん
今日、庭で見つけた昆虫ですが名前がわかりません。
カマキリのような前足でした。
園長:これは、カマキリモドキ Eumantispa harmandi です。
こんなちっちゃいのをよく見つけられましたね。
カマキリよりも、クサカゲロウやウスバカゲロウ、シリアゲムシなどに近い昆虫です。
カマキリとはカマの曲がり方がちょっと違いますが、用途は同じで他の虫をつかまえて食べます。
カメムシの仲間のミズカマキリもそうですが、然違う進化の道筋を たどりながら、同じような姿かたちに行き着くというのは面白いですよね。
191. 6.11.2000 from 近藤大魔王さん
今日は、ホタルを取りにいきました。近くの小川です。まだ少し早いのかもしれませんが、ちらほら程度でした。それでも、我が家の三人姉妹が10匹ほど取りました。写真を送ります。
最近は、家の近くの林でホトトギスも「トッキョ キョカキョク」と鳴き出して、季節は確実に夏に進行しているようです。
園長:ゲンジボタルですね。近くでこんなのが採れていいですね。娘さん達もたのもしいですね。
私も先日、生駒山山麓(大阪側)を散策していて、突然 「カッコー カッコー」という鳴き声を聞いて、おおっ!と色めき立ちました。…けど、いつまでも一本調子で鳴き続けるのでなんか変やな、と思いつつよくよく聞いてみると、それは、街なかの公園の放送なのでした。
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